東方一撃男   作:つじかみーん

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格闘要素あんまないと思います。
そして秦こころ初登場です。


六十八撃目:開幕!幻想格闘大会!

「皆様!長々くお待たせしました!まもなく幻想格闘大会の開幕です!」

ステージの真ん中でそう言ったのは射命丸文だ。隣には犬走椛がいる。

「実況及び司会は私、射命丸文がお送りします!そして!」

「解説は私、犬走椛がお送りします!」

「さあそれでは、出場者の登場です!」

文が言うと、ゲートから出場者が出てきた。

「まずはこの方!博麗の巫女であり、異変の事はお任せあれ!人間の味方!博麗霊夢!」

しかし言われ方があれだったのか霊夢は不機嫌そうな顔をする。

「異変は全部サイタマに取られてるのにね…ま、これを機に汚名返上しますかな」

「続いては、人間代表の魔法使い!初戦でいきなりの友人との対決!手加減なしでいけるか!?霧雨魔理沙!」

「弾幕はパワーだぜ!」

魔理沙はミニ八卦路を持ってポーズを決めた。

「魔"理"沙"あ"あ"あ"!」

観客席にいたアリスは大声を上げて魔理沙に声援(?)を送る。しかし周りから見ればドン引きレベルである。

「命蓮寺住職の聖白蓮の弟子が参戦!入道雲、雲山とのコンビネーションは発揮出来るのか!?雲居一輪&雲山!」

「雲山との絆を見せてあげましょうぞ!」

一輪は雲山と共にポーズをとる。

「だがしかし!その住職も参戦だ!人妖関係なく誰にでも優しい!人と妖怪が仲良く暮らせるのが望み!だそうです!聖白蓮!」

「これを機に、人と妖怪の交流が深められばいいのですがね…」

聖は照れながら言う。横から一輪が

「姐さん!絶対に深められますよ!」

と小声で言った。

「古の豪族が復活!現代人にその力を見せつけよ!物部布都!」

「我の力に震え上げるがいい!」

その様子を観客席で見ていた屠自古は

「すっげー心配だ…」

まるで期待してないかのように言う。

「妖怪の山を拠点に活動しているエンジニア!機械の力を見せつけれるか!?河城にとり!」

「盟友!覚悟を!」

観客席では金属バットが

「にとり!無理すんじゃねぇぞ!」

若干注意がけて言う。

「まさかの地下にいる妖怪が参戦!しかし彼女のお姉さんと違い心は読めませんのでご安心を!無意識で相手を翻弄させる!古明地こいし!」

「さぁ!楽しんじゃおーっと!」

こいしは笑顔で言う。観客席では

「こいし様…楽しそうで何よりです」

お燐こと火焔猫燐が安心したかのように言う。

「外の世界である佐渡からやって来た化け狸の総大将!得意の変げ術で惑わせれるか!?二ッ岩マミゾウ!」

「さて、化け狸の実力を見せてやるか」

観客席では

「マミゾウー!頑張れー!」

封獣ぬえが声援を送る。

「ここまでAブロックからDブロックまでの出場者を発表しました!続く2人はシード枠と決勝枠の方です!まずは決勝枠からどうぞ!」

ゲートからピンク色の髪で緑の服、笑いと悲しみの顔があるスカートを履いており、周りには色んな種類のお面がある少女が出てきた。

「付喪神が遂に参戦だ!希望のお面を探し回ってるそうですが途中で暴れたりしないでしょうか?お面の付喪神!秦こころ!」

「フォフォフォ!皆の者!覚悟しろ!」

こころは何処から出したのか薙刀を振り回して言う。

「今回の大本命と言えるでしょう!シード枠の登場です!どうぞ!」

ゲートから遂にサイタマが現れた。サイタマが姿を表したと同時に観客席から大きな声援が響き渡る。

「突如幻想郷に現れ、数々の異変や事件を解決し、人妖関係なく支持されてる男!趣味でヒーローをやってる者!サイタマ!」

「俺はサイタマ、趣味でヒーローをやってる者だ」

サイタマは何故か自己紹介をした。しかしそれが観客者を興奮させた。観客席では神子が拍手している。と、一部の観客から

「あれって、豊聡耳神子様じゃないのか?」

「なんでサイタマ君を応援するんだ?」

数人が疑問に思った。

「以上!全ての選手の紹介が終わりました!これより始めます!まずはAブロック!博麗霊夢vs霧雨魔理沙!」

ステージ上には霊夢と魔理沙が立った。

「まさかいきなり魔理沙と戦う事となるとはね…」

「私も予想外だったぜ。けど遠慮なしで頼むぜ!」

「当たり前でしょ」

霊夢はヤレヤレな顔で言う。

「両者構えて…始め!」

こうして霊夢と魔理沙の勝負が始まった。




え、まあ、はい。始まりましたね。格闘大会。格闘要素あんまないと思うけどね。
あと「ブルックが幻想入り」はこちらの都合上、打ち切りとなりました。本当に申し訳ございません。

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