東方一撃男   作:つじかみーん

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最近疲れます


四十三撃目:鬼にとって此処にいるのは楽しいのことです

~妖怪の山の頂上~

「やっと着いたぜ…」

魔理沙が今更ながらも温泉近くの穴に着いた。

「此処の奴らも言ってたからな。急がないと」

魔理沙はその穴に入っていった。同じ頃テントの中では…

「河城にとり…」

「ご、ごめん盟友…」

ジェノスはにとりを睨み、そして騒がしい声をする方に顔を向ける。其処にはにとりと同じ河童達がいた。おそらくネットワークで集まったのだろう。

「何故こんなにもいる」

「いや…ちょっとね…」

にとりは目を逸らしながら言う。それはそうである、現在テントの中には無数のモブ河童がいるからである。中には目を輝かせながらジェノスを見てるのもいた。

「とりあえず…許して下さい」

「ま、いいだろう」

ジェノスはにとりを許し、引き続きサイタマの様子を見る。にとりとモブ河童もそれを見る。

 

 

 

旧都では…

「いだたたたた!参った!参ったからやめてくれぇ!」

1人の鬼が悲痛な叫びを上げて降参する。

「え?冗談だろ?」

サイタマは疑わしそうに言う。彼は今鬼と力比べをしていた。そして鬼から手を離す。

「萃香が鬼は妖怪の中でも強いって言ってたのにな…」

サイタマはがっかりする。と、其処に

「ならあたしが相手してやろうか?」

「え?」

声がしたのでそちらに向ける。其処には一本角の鬼がいた。星熊勇儀だ。

「お前が勇儀か?」

「お、知ってんのかい?」

「いや、さっき力比べした鬼から聞いた」

サイタマは先程力比べした鬼を持つ。

「そうか…で、アンタがサイタマかい?」

「そうだけど…お前強いの?」

「舐めてもらったら困るよ!あたしは山の四天王と呼ばれてたからね」

「山の?…あ、もしかして萃香と同じか?」

「そうだよ」

「そうか…どおりでだ」

サイタマは先日萃香と会った時に山の四天王が揃った写真を見せてもらった事を思い出した。

「しかし、萃香と知り合いであたしの同胞に勝つとはね…気に入ったよ!どう?あたしとやるかい?」

「やるよ、けどがっかりさせんじゃねぇぞ」

サイタマは目つきが変わった。しかし心の中では期待していた。

「お前さんこそ、がっかりさせないでほしいね」

両者は構えた。この戦い(というより力比べ)に大勢の妖怪が集まってきた。

「え?此処ってどのくらいいるの?」

「数え切れない程いるね。ここの奴らは全員地下に堕とされた者達だよ」

「じゃあ、お前もか?」

「あたしはちょっと違うね」

「?」

サイタマは首を傾げる。

「あたしは単に地上にいる事に嫌気がしてね、自主的に此処に来たんだよ。今は此処での暮らしが楽しいがね」

「そうか」

サイタマは興味なさそうに返す。

「さてと…やろうか?」

「ああ、そうだな」

再度2人は構えて

「「やぁ、やろうか!」」

サイタマと勇儀は激突した。

 

 

 

 

その頃サイタマを追っているヤマメはというと

「あれれ?いつもより静かなような…」

ヤマメはやっと旧都に着いた。しかしあまりの静かさに疑問をもった。

「もうちょっと奥に行ってみよう」

ヤマメは奥へと進んで行った。サイタマと勇儀が激戦を繰り広げてるとは知らずに




中途半端でややこしくなりましたが許して下さい

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