東方一撃男   作:つじかみーん

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キスメ、水橋パルスィ、星熊勇儀初登場です。


四十二撃目:山の四天王は旧都にいる

「着地…と」

サイタマは地面に足をついた。辺り見渡すが暗くて見えない。

「先生、明かりをつけましょうか」

「おう、頼む」

一つ目のロボがライトを照らした。このロボはジェノスが操作している。その時、サイタマの頭に何かが当たった。頭に当たった何かを持つ。それは桶だった。中には緑髪で白い服を見た少女が入ってた。

「なんで首もげないの?」

「いきなり怖い事言うなよ。誰だ」

「私はキスメ、釣瓶落しの妖怪だよ」

「へー…此処って変わった奴が結構いるんだな」

サイタマは関心する。

「アンタも変わってると思うよ」

「そうか?」

「だってぶつかったのに首もげなかったんだもん。普通の人間ならもげてたよ」

「ふーん…じゃあな」

「うん、バイバイ」

サイタマは先へと進む。キスメは珍しく手を降っていた。サイタマの事を気に入ったのだろう、そこにヤマメが着た。

「キスメちゃん!さっきの禿げた人来なかった?」

「禿げた人…?あ、サイタマならあっちに行ったよ」

キスメはサイタマが行った方向に指を指した。ヤマメは後を追う。

 

 

 

妖怪の山では…

「黒谷ヤマメ…キスメ…共に人間から嫌われて地下に堕とされた妖怪か…」

ジェノスはその様子を調べていた。隣にはいつの間にかにとりがいた。

「盟友…!こんな凄い機械を持ってたのか!」

「外の世界の科学力を舐めないでほしい。俺は使いやすい機械しか使わないからな」

「うむ!でもなんで師匠と同じ携帯電話を使わないの?」

にとりは尋ねる。ジェノスが持ってる携帯電話がサイタマと違うからである。

「先生が持ってるのはスマートフォンだ。俺では反応がしないからこれ使ってるだけだ」

「そうか…」

にとりは関心してこう思った。

 

 

 

あの盟友の携帯電話を借りて同じ物を作ってみよう!と

 

 

 

地下のとある橋…其処には橋姫、水橋パルスィがいた。彼女は非常に嫉妬深いのである。

「妬ましい…妬ましい…地上にいるもの達が妬ましい…」

パルスィは相変わらず妬ましいを連呼していた。と、その時、

ビュッ!

風みたいな感覚が触れた。

「な、何!?」

パルスィは振り向く。しかし誰もいない。

「誰だったの…?妬ましい…」

彼女はまた、妬ましいと連呼した。その風の正体はサイタマだった。

「さっき橋に誰かいた気もするけど気のせいなのか?」

サイタマは気にせずまた先へ進んだ。そして…

「すっげー賑やかだなー」

サイタマは足を止めた。其処には人里に似た雰囲気の町並みだった。どの店も明かりがついており、騒がしかった。

「へー地下にも町があったんだな」

サイタマは呟きながら歩いていると

「おいアンタ、趣味でヒーローやってるサイタマだろ?」

声がしたのでそちらに向ける。其処には和服を着た者がいた。だが頭には角が生えていた。

「え?知ってんのか?」

「当たり前だよ、お前さんは時の人だからね」

「俺ってここまで知られてたのか…」

サイタマは驚き少し嬉しかった。

「てかお前…頭から角生えてるけど鬼かなんかか?」

「そうだ、勇儀姐さんと地上から来たんだよ。ちょっと俺と力比べしないか?」

「おう、いいぜ」

サイタマと鬼は力比べをしてた。と同じ時間、その様子を見てる影があった。

「あれが噂の外来人かい?」

金髪で赤い一本角が生え、杯を持った鬼が言う。

「ええ、間違いありません。しかしそんなにも強くない気もしますが…」

隣にいた鬼は疑わしそうに言う。

「見た目で判断するんじゃないよ。噂では一撃で怪物を倒したって言うからね」

「一撃で!?だとしたらいくら姐さんでも…」

「怯えてんじゃないよ!鬼の名が泣くよ?」

「すみません…」

「わかればいいよ。…けど…あの外来人の強さが気になるね…」

その鬼は怪しげな笑みを浮かべてサイタマの様子を見る。その鬼は伊吹萃香と同じ山の四天王であり、鬼の中でも最強と言われる星熊勇儀だった




勇儀とサイタマの戦闘は次回あります。
あ、魔理沙出すの忘れてた…

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