後ろから声がしたためサイタマ達はそちらに身体を向ける。其処には青髪で赤い服を着た女がいた。背中には注連縄がある。
「なんだいきなり声かけやがって…誰だテメェは?」
バットが喧嘩を売るような姿勢で言った。
「あたしは八坂神奈子。神様だよ」
「神…?ここの神社のか?」
「いやそうじゃないけどね」
神奈子の発言にバットは首を傾げる。
「で、俺らに何の用だよ」
「あたしはアンタらに用があるじゃなくてね………そこの丸坊主に用があるんだよ」
神奈子はサイタマに指を指した。しかし言い方があれだったのか
「普通にハゲって言えよ…!」
「先生、それでは矛盾してます」
怒りを見せるサイタマにジェノスが小声で言う。
「悪かったね。で、名前は?」
神奈子は謝りながら名前を聞こうとする。
「趣味でヒーローをやってるサイタマだ」
「!?……やっぱりそうだったのかい!」
「え?」
神奈子は素早く動き、サイタマに近づく。
「趣味でヒーロー…アンタの噂は聞いてるよ!」
と、サイタマを殴り飛ばす。
「先生(サイタマ)!」
あまりの出来事にジェノス達は声を上げる。そこにバットが
「おい!テメェ!不意打ちはなしだろ!?」
「いや、単に試しただけだよ。…けどそう簡単にはやられそうにないね」
神奈子は笑いながらサイタマを飛ばした方に向く。と、次の瞬間、地面に衝撃が走る。
「随分と派手にやってるれるじゃねぇか…!」
其処にはサイタマがいた。服が汚れてる程度であり、ダメージを受けた様子があまりない。
「フフッ…唯の人間だと舐めてたよ!」
「当たり前だ、伊達に鍛えてないからな!」
そう言うとサイタマは構える。神奈子は何処から出したのか御柱が現れ装備する。
「「さぁ、やろうか!!」」
最強の男と神様の対決が始まった。と、その時
「待てー!私を忘れるなぁ!」
突然神社の方から声がしたのでサイタマと神奈子は手を止める。其処には白と紫の服を着て、金髪で帽子を被った少女が屋根の上にいた。しかし帽子には目玉がついている。
「諏訪子、アンタが外に出るなんて珍しいね」
「お前ばかりに目立ってもらってたまるか!」
諏訪子はそう言うと屋根から飛び降りてサイタマと神奈子がいる場所に着地した。
「誰だこのチビ」
サイタマは単刀直入に言う。
「チビって言うな!私は洩矢諏訪子だ!ここの神社の神様だ!」
「いやこんなガキンチョが神様なわけないだろwww」
サイタマはバカにするような言い方で言った。しかも笑いながら。
「おのれぇ…子供扱いしよって…!成敗してやr」
諏訪子はサイタマに飛びかかろうとしたが神奈子に止められてしまった。
「サイタマ、諏訪子は確かに神様だよ。…まぁ子供にか見えないけどね」
「神奈子!フォローしてるように見えないぞ!」
「おっと、悪いね」
神奈子は笑いながら謝る。これが諏訪子を更に怒りに触れてしまった。
「本当に謝ってるのか貴様!もう許さんぞ!そこのハゲ諸共消えてなくな…」
諏訪子の顔に衝撃が走る。それはバットが殴ったからである。金属バットで
「お前の相手は俺だ」
ついに諏訪子の怒りは頂点に達してしまった。
「いきなり殴るとは無礼だぞ!お前から先に消してやる!」
「望むところだ!テメェみたいな餓鬼に負けてたまるかよ!」
バットと諏訪子の対決が始まった。それを見ていたサイタマと神奈子は
「………あたした達もやろうか」
「そうだな」
サイタマと神奈子の対決が始まった。(仕切り直しの意味で)
それを霊夢、魔理沙、ジェノス、にとりが巻き込まれない場所で見ていた。
「ジェノス」
「なんだ」
「いくらサイタマでも神様には勝てないのじゃないか?」
「それはありえない。サイタマ先生に勝てる者などいない」
「確かにサイタマが負けるのは想像できないわね」
「同じく。あの盟友からは何かが感じる…!」
と、4人は会話をしていた。
諏訪子が子供っぽくなっちゃたね(´・ω・`)
次回で風神録完結かもしんないです