三十五撃目、東風谷早苗初登場!
「この道であってんのか?」
サイタマは言う。これに対し金属バットは
「間違いねぇ、さっきここ通った奴がいるからな」
「そうか」
会話をしてると後ろから
「先生!待って下さい!」
「盟友!置いてくなんてひどいぞ!」
ジェノス、にとりが追ってきた。
「てかジェノス、何されてたんだ?」
「河城にとりに身体を調べてられてただけです」
「まさか変な方じゃないよな…?」
サイタマはおそるおそる尋ねる。
「いえ、普通の方です」
「よかった…」
サイタマはホッとする。
「てか何でにとりまでいんだよ」
バットはにとりに対して言う。
「いやちょっとその神社が気になってね」
4人が話してる内にその神社が見えてきた。
「あれが守矢神社だ」
バットが指を指した先にあったのは博麗神社より若干綺麗な神社だった。其処から緑色の髪をした巫女が現れた。
「初めてまして!私は東風谷早苗と言います!」
いきなり自己紹介してきたので戸惑う(にとりだけ)
「そこの頭寒そうな人と時代遅れの不良さん!信仰しに来たのですか?」
早苗はサイタマとバットに対して言う。しかし言い方が悪かったのか2人は…
「頭寒そうとか言うな…!」
「誰が不良だコラァ!」
サイタマとバットは怒る。サイタマは頭のことを言われたからである。バットは確かに見た目は不良ではあるが一応ヒーローである。
「す、すみません!では名前を教えてくれませんか?」
早苗は気を取り直して2人に言う。
「サイタマだ」
「俺は金属バットだ」
サイタマとバットは簡単すぎる自己紹介をする。
「サイタマさんとバットさんですね!…それと後ろにいる方々は…?」
早苗はジェノスとにとりの方に身体を向ける。
「俺はジェノスだ」
「私は河城にとりだよ、てか勝手に神社建てるのやめてくれないかな」
ジェノスとにとりも自己紹介をする。にとりは早苗に対して不満(?)を言った。
「え?別にいいじゃないですか、ここ誰も使ってませんよね?」
「うっ…」
図星だった。確かに妖怪の山の頂上は誰も使ってない。使われてない場所に建てるのは悪くはない。
「さて、話を戻しまして!信仰しに来たのですか?」
「いや違うけど」
「「先生(サイタマ)と同じく、俺も違う」」
サイタマ、ジェノス、バットは違うとハッキリ言う。
「私は単についてきただけだよ」
「じゃあ、にとりさんは信仰するのですね?」
「んなわけないだろ?勝手に建てた神社に信仰するもんか」
にとりは単刀直入に断る。この発言に早苗は心が折れてしまった。
「そ…そうですか…なら勝負しましょう!私が勝ったら守矢信者になって下さい!」
早苗はいきなり勝負に申しでた。サイタマとバットは構えるが
「先生、ここは俺に任せて下さい。あんな雑魚は俺で十分です」
ジェノスに言われてサイタマは下がる。しかしバットはジェノスに向かって
「お前1人で大丈夫か?」
と言うがジェノスは
「心配しなくてもいい。金属バットも下がってろ」
バットも下がる。無言で。
「雑魚とはひどいです!私の怖さを思い知らせてやります!」
雑魚と言われたのか早苗は反発する。
「雑魚は雑魚だ。先生に無礼な態度をとったのも加えてお前を排除する」
ジェノスは戦闘態勢をとる。
「そうですか…現人神に逆らったことを後悔するといいですよ!」
早苗は戦闘態勢をとる。この時サイタマ、バット、にとりはこう思ってた。
「「「現人神ってなんだ?」」」
次回は早苗vsジェノス、とそのほかです