東方一撃男   作:つじかみーん

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花映塚編完結です。そして伊吹萃香初登場です。

しかし最近同じ人からのコメばっかだ。


三十一撃目:割と平和な気もする

「結局異変の元凶ってなんだったんだろうな」

「おそらく…今回はなにもない気がしますね」

「いや…絶対なんかあるだろ」

「博麗霊夢が異変を解決に行ってないことから異変ではないと思います」

「そうか…」

サイタマとジェノスは会話をしながら博麗神社に向かっていた。

「けど春なのに季節はずれの花が咲くのも悪くはない気もするな」

「そうですね」

そして博麗神社に着く。とそこに角の生えた少女が向かって来た。

「アンタが趣味でヒーローやってる外来人とその弟子かい?」

「そうだけど誰?」

「私は伊吹萃香だ。霊夢の神社で居候してる鬼だよ」

萃香は自己紹介をする。

「鬼っているのか…!」

サイタマは驚く。

「先生、鬼は幻想郷の中でも最強の妖怪と恐れています」

ジェノスがサイタマの耳元で囁く。とそこに霊夢が来た。

「あら、サイタマ来てたのね。それと…どちら様?」

霊夢はサイタマの隣にいるサイボーグの男を尋ねる。

「俺はサイタマ先生と共に正義活動をしているジェノスだ」

「ジェノス…ね、わかったわ」

霊夢は承知する。

「博麗霊夢、貴様に聞きたいことがある。今回の異変に関しては解決しに行かないのか?」

「あーそのこと?なんか解決する気にならないのよね」

「貴様…それで博麗の巫女なのか?」

ジェノスは右手を霊夢の顔に向ける。が、しかし

「ジェノスやめろ」

「はい」

サイタマに止められて右手を下ろす。

「アンタの弟子ってこんな感じなの?」

霊夢は呆れる。

「あ、まぁ…ジェノスは態度でかいからな…」

サイタマは苦笑いで答える。確かにジェノスはサイタマとクセーノ博士以外の人物に対しては非常に無礼であり、態度がでかい。例え年上の相手に敬語を使わない程である。とはいえ、サイタマも態度でかいが

「てか、桜の咲く時期ってこんなに長かったけ?」

「なんか知らないけどいつもより長い気がするのよね。おかけで後片付けが大変なのよ」

「後片付けって…なんの?」

「…宴会の片付けよ」

霊夢はため息をつく。ここ最近3日に1度は宴会が行われており、その度に準備する必要がある。その為宴会が終わった後の片付けがかなりめんどうなのである。

「お疲れさん」

「アンタねぇ…」

霊夢は自分の苦労を知らないサイタマを睨む。

「サイタマー!」

「ん?」

鳥居の方から声がしたのでサイタマは顔を向ける。其処には小町と映姫がいた。

「小町か。…と、このチビ誰?」

「四季映姫です!一度会いましたよね!?」

「あー確か小町の上司だったな…てかこんなガキが上司なんてお前も大変だな」

サイタマは笑いながら言う。が、これが映姫の怒りに触れてしまい…

「誰がガキですか!」

「いやどっからどう見てもガキだろ!」

「見た目で判断しないで下さい!」

「先生…おそらくあのクソガキ(タツマキ)と同じと考えた方がいいでしょう」

ジェノスは耳元で言う。

「サイタマ…一応歳上だからね…ま、映姫様は子供っぽいけどね」

小町は答える。てかフォローしてないでしょこれ

「小町まで!こうなったら全員説教です!」

「は!?お前の話って長すぎるんだよ!」

「そうだ貴様!先生は長い話を好まない方だ!話すなら20文字以内でまとめろ!」

「20文字は流石に無理です!……小町、貴女もですよ?」

コッソリと逃げ出そうとする小町も見逃すわけにはいかなった。

「なんで私まで!?」

小町は項垂れる。その結果、サイタマと小町は映姫に説教をされた。それと何故かヒーローのことも話された。その様子を霊夢は呆れながら見ていた。




花映塚片終わりです。次回から風神録編入ります。
てか拝見とかしなくていいからね?もう誤字、脱字とは友達に近いから。
あとちなみにジェノスは説教の対象外です。

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