東方一撃男   作:つじかみーん

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メディスン・メランコリー初登場です。


二十八撃目:師弟はフラワーマスターの家に居るようです

「趣味でその強さ…驚きだわ…!」

幽香は驚く。

「そんなに驚くことか?」

サイタマは呆れる。そこにジェノスが

「先生、むしろその強さで趣味でヒーローをしてると言いきることが驚きです」

「お前もかよ…」

更に呆れた。弟子からもこう言われたことに。現在サイタマとジェノスは幽香の家に来ていた。

「ところで…そこまで強くなれた秘訣とかはあるの?」

「ああ、あるぜ」

「ならば聞きたいわね」

幽香はサイタマの強さの秘訣に興味を抱く。そしてジェノスは何処から取り出したのかノートとペンを用意する。

「俺がここまで強くなれたのは…」

サイタマは幽香とジェノスに説明する。あの強さの秘訣を

「………本当なの?」

「うん、本当」

「正直信じられないけど…貴方が言うならば信じようかしら♪」

幽香はサイタマが強くなれた秘訣を信じた。だがこのサイボーグの男は

「先生!それは前にも言いましたよね!?本当のことを教えて下さい!」

ジェノスはサイタマに問い詰める。この強さの秘訣を全くと言っていいほど信じてないからだ。しかしサイタマは

「だからこれ以上ないって」

「そうよ、彼が言う事を信じなさい」

何故か幽香はサイタマの味方に入った。しかしジェノスは

「信じることは出来ません!第一先生はその普通すぎるトレーニングで強くなれたのですか!」

「あっ、確かにそうよね…」

幽香はジェノスの言ったことに共感した。てかこの女はどっちの味方なのだろうか。

「それは……俺自身もわからん!」

サイタマは単刀直入に答えた。

「「……は?」」

ジェノスと幽香は唖然する。と次の瞬間、

「先生…!ふざけるのも程々にして下さい!!」

ジェノスはサイタマに向かって

「俺は先生みたいに強くなる為に弟子入りしたのです!だから本当のことを教えて下さい!!」

ジェノスは涙ぐるいでサイタマに言った。

「ちょっとジェノス君!落ち着いて!」

幽香はジェノスをなだめようとする。しかし効果はなかった。その時、

「幽香いるの?」

ドアから突然声がしたので3人はその方向に顔を向ける。そこには金髪でリボンを付けた少女がいた。横には人形らしきものが浮いている。

「あらメディスンじゃない。どうしたの?」

幽香はメディスンという少女に声をかける。

「なんか騒がしいから気になったから来た。それと彼処にいるのは誰?」

メディスンはサイタマとジェノスのとこに指をさす。

「えっーと…趣味で正義活動をしている方とそのお弟子さんよ」

「いや名前で言えよ」

幽香の大雑把すぎる説明にサイタマがツッコム。

「ふーん、そうだ幽香、これから話したいことあるけどいい?」

「いいわよ。貴方達はどうする?」

「俺らはいいよ。する事あるし」

「先生が行かないのならば俺も行かない」

サイタマとジェノスは断る。

「そう…わかったわ」

「悪ぃな。時間あって暇な時にまた来るわ」

「ええ、また来てね。それと…今度は被害の少ない所でやりましょうね」

「ああ」

サイタマと幽香は再戦の約束をした。いつになるかはわからないが。

「じゃあな」

サイタマは手を振る。それに幽香とメディスンも手を振る。

 

~帰り道~

「先生…本当のことを教えて下さい」

「まだ諦めてなかったのかよ…」

ジェノスはまた問い詰める。サイタマは呆れる。

「だからこれ以外ないって。けど1つだけ言えることがある」

「それはなんですか?教えて下さい!」

ジェノスは興味を抱く。

「それは…努力は必ず報われる」

サイタマは1つだけ言えることを言った。。これにジェノスは

 

 

 

「努力は必ず報われる…か」

と呟いた。




実際サイタマは努力して強くなったらしいからね

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