東方一撃男   作:つじかみーん

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永夜抄編完結です


二十五撃目:忘れてたこと

輝夜は永琳の言う方向に向けた。見てみると竹でできた扉がこちらに飛んできたのだ。

「え?え?え…」

当然慌てる。そして…

「ぐはっ!」

「ひ、姫様!」

輝夜はその扉にぶつかってしまった。永琳はすぐ様に駆け寄る。それを見ていた霊夢は

「こんなことをするのは…」

と同時に

「いや…すまん」

サイタマは申し訳なさそうに謝る。後ろにはジェノス、フラッシュ、魔理沙、アリスもいた。

「やっぱりアンタだったのね。サイタマ」

「ああ…てかさっきの爆発音は霊夢だったのか」

「私だけじゃないわよ。ほら、他にもいるから」

霊夢はその方向にお祓い棒を指す。其処にはレミリア、咲夜、紫、幽々子、妖夢が戦っていた。

「まさか冥界にいた奴もいるとはな」

フラッシュは幽々子と妖夢がいることに気づく。

「紅魔館の主やメイドもいるってのも珍しいぜ」

横から魔理沙も言う。その時、弾幕が漏れてこっちに降ってきた。

「ヤベェ…!」

魔理沙はすぐ様にミニ八卦路を取り出す。その時、ジェノスが横から

「焼却」

右手を突き出し火炎放射を放つ。弾幕は消えてなくなった。それを見た魔理沙は

「すげぇ!…ってお前人間じゃないのか!?」

驚きを隠せなかった。それはジェノスを普通の人間だと認識してたからだ。

「俺はサイボーグだ。普通の人間とは違う」

「サイボーグか…」

魔理沙は納得する。そこにサイタマが

「てかジェノス、パーツでも変えたのか?」

「はい、博士に頼んでもらい変えて「ちょっとアンタら!!」ん?」

ジェノスは振り向く。其処には怒りを露にした輝夜がいた。

「誰よ!私に向かって扉ぶつけたのは!名乗り出なさい!」

「姫様落ち着いて下さい…」

永琳はなんとか落ち着かせようとするが輝夜は聞く耳を持たない。この質問に答えたのはフラッシュだった。

「サイタマがやった」

一同はサイタマの方に向く。

「フラッシュ!なんでばらした!?」

サイタマは動揺する。

「成程よくわかったわ…けどよりによってあんなハゲにぶつけられるとはね…」

「人を頭で呼ぶんじゃねぇ!俺はサイタマだ!」

頭のことを言われたのか怒りを露にしていた。

「サイタマ…私を怒らせたことを後悔しなさい…」

輝夜はそう言うと宙に浮き両手を広げた。

「神宝 蓬莱の玉の枝 夢色の郷」

すると輝夜から七色の丸弾が放たれた。そして七体の使い魔が現れて米粒弾を放たれた。

「「サイタマ!なんとかしなさいよ!」」

霊夢、レミリアがサイタマに向かって言う。

「なんで俺のせいになるんだよ!」

サイタマは反発する。

「貴方が怒らせたからこうなったのでしょう…」

紫は呆れながら言う。

「と、とりあえずなんとかしてください!」

妖夢も言う。

「けどあんなのどうやって消す…はっ!」

サイタマは何かを思い出した。

「俺の記憶が正しければ…しまった!」

サイタマは絶望感に見舞われてた。そして前に出た。

「先生!無理はしないでください!」

「サイタマ!死ぬつもりか!?」

ジェノスとフラッシュは止めにかかるが彼は聞く耳を持たない。

「貴方のことは噂に聞いてるけど…これを消すのは不可能に近いわよ!」

輝夜は価勝ちを確信した。サイタマは強いことを知ってる。けど所詮はただの人間にすぎないと思っている。横にいた永琳も勝ち目はないと思っていた。

「さあ、貴方の負けよ!」

「今日が…人里の…最後の………」

サイタマは連続・普通のパンチを放ちながら

 

 

「特売日じゃねぇーか!!!」

 

 

そのパンチは輝夜が放った弾幕を全て跳ね返した。

「はぁ!?」

誰もが驚きを隠せなかった。そしてその弾幕は輝夜に命中した。

「嘘…でしょ?」

輝夜は信じられなかった。弾幕をパンチで跳ね返さたことに。そして気を失ってしまった。

「ひ…姫様!」

永琳はすぐ様に輝夜の元に駆け寄る。そしてサイタマは

 

 

「くそったれぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

悲痛な叫び声が響き渡った




阿修羅カブトを倒した時とほぼ同じになってしまったが…永夜抄編完結です。
次回から花映塚編です

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