サイタマ、ジェノス、フラッシュ、魔理沙、アリスは永遠亭に向かっていた。その途中に竹林を見つけた。
「これが慧音が言ってた竹林か?」
「おそらくそうだろう。ここの竹林は複雑と聞いている」
「「えーマジかよ」」
サイタマと魔理沙は嘆く。
「しかし因幡てゐという兎を見つければ出れると噂がある」
「閃光のフラッシュ…貴様何故そこまで知ってる」
ジェノスは問いただす。それに対しフラッシュは
「人里の者から話を聞いた。それだけだ」
「成程、先生急ぎま…ってあれ?」
ジェノスは振り返る。サイタマが居なかったのだ。
「あ、サイタマなら先に行ったわよ」
アリスが呆れて言う。見てみるとサイタマの姿があった。
「やはりそうだったのか…先生待ってください!」
ジェノスはサイタマの追う。フラッシュ、魔理沙、アリスも追う。
一方霊夢、紫、レミリア、咲夜、幽々子、妖夢達も同じく永遠亭に向かっていた。そして
「霊夢、あれじゃないかしら?」
紫が指さした先には木造建築らしき屋敷があった。おそらく永遠亭であろう。
「サイタマ達は…まだ来てないみたいだし…先に私が解決させましょうか♪」
「霊夢待ちなさい!」
紫は止めるが霊夢は無視して行く。これに対しレミリアは
「霊夢に言っても無駄みたいだったわね…私達も行くわよ」
紫、レミリア、咲夜、幽々子、妖夢は仕方が無く霊夢の後を追う。
その頃サイタマ達は竹林の中を進んでいた。
「先生!早すぎます!もう少しゆっくりと!」
「まさかこの俺の速さでも追いつけないというのか…」
「魔理沙〜おんぶして〜」
「アリス!それだけは勘弁してくれ!」
ジェノス達は必死にサイタマの後を追う。と、その時
ピュン!
レーザーみたいなものがこちらに向かって来た。それに気づいたかサイタマは普通のパンチで撃ち落とす。が、立ち続けに打ってきた。今度はジェノスはそれを撃ち落とし、残った分はフラッシュの斬撃、魔理沙とアリスの弾幕で撃ち落とされた。そして
「まさか私の弾を撃ち落とすとは…お見事です。」
茂みから突然現れた。見た目は紫色の髪でブレザーみたいな服を着た女がいた。頭にはうさぎの耳があった。
「私は鈴仙・優曇華院・イナバと申します。貴方は?」
「俺は趣味でヒーローをしているサイタマだ。お前が異変の元凶か?」
「やはり異変を解決しに来ましたか…私に勝てたら教えてあげます!」
鈴仙はそう言うと弾幕を放ってきた。しかしサイタマは避けてジェノスが撃ち落とす。
「これが師弟のやり方か」
フラッシュは関心する。
「魔理沙、私たちの夫婦愛を見せましょ」
「うん、絶対ヤダ。あと夫婦じゃないから」
魔理沙はキッパリと断る。と、その時
「今だウサ!皆の者、やってしまえ!」
サイタマ組と霊夢組分けるのって大変だよね