「サイタマ…1つ聞きたいことがある」
「え?」
魔理沙はサイタマに質問をする。
「隣にいるの誰?」
「弟子のジェノス」
「そうか…弟子なんていたのか」
魔理沙は納得する。とその時
「君達ちょっと止まりたまえ」
前には角が生えてた女がいた。何処の誰かに似ている。
「人里の人間達には近づけさせ…って、サイタマ君!?」
その者はサイタマを知っていた。思い出せて頂こう…慧音である。
「先生、知り合いですか?」
「いや知らん」
それもその筈。サイタマが初めて慧音と会った時は学帽子らしき物を被っており、青色の服装をしていた。しかし見た目が全く違うため知らないのも当たり前である。
「えっーと…どちら様ですか?」
サイタマは珍しく敬語で尋ねた。
「サイタマ君!私だ!慧音だ!君が此処に来た時に会ったろ!?」
「いや俺が知ってる慧音はそんな感じじゃなかったぞ」
「え?…ああ!」
慧音は思い出した。サイタマに自分はワーハクタクだと言っておくことを忘れてた。その為ハクタク姿の自分をサイタマが知るはずもなかった。
「で、本当に慧音なのか?」
「本当です…私は満月の夜にハクタクになるのです。その事を伝えるの忘れててごめんなさい…」
慧音は忘れられてたせいなのか元気がなかった。しかしサイタマは
「いいよ別に。気にしてないから。それと異変の元凶わかる?」
「異変…月のことについてのことか?ならば永遠亭に行くといい。しかし其処に繋ぐ竹林は非常に迷いやすいから気をつけた方がいい。」
「わかった」
サイタマ達は永遠亭に向かうために竹林に入ろうとした。
「ちょっと待て。霊夢に連絡する」
サイタマはスマホを取り出し霊夢に電話を掛けた。
「サイタマ、確か幻想郷は繋がらないはずでは…」
「いやなんか紫がなんか繋がるようにしてくれた」
「成程…」
フラッシュはサイタマの言われたことに納得した。そしてサイタマは霊夢に電話をした
「もしもし…」
その頃霊夢達は
「あ、ちょっと待って電話来た」
霊夢は携帯電話を取り出すと
「もしもし誰?」
「俺だ、サイタマだ」
「サイタマ?私に何の用なの?」
「異変の原因となる場所がわかった」
「本当!?なら教えてよ」
「ああ、慧音から聞いたが永遠亭が怪しいって、じゃあ切るからな」
ピッ!と、電話が切れた
「永遠亭…ね」
「てか霊夢、携帯電話持ってたの?」
紫が尋ねる。それに対して霊夢は
「ええ、霖之助さんからただで貰った」
この時紫は霖之助?ああ、森近霖之助のことか、と納得した。
森近霖之助…香霖堂の亭主で、人間と妖怪のハーフである。商売というより趣味でやってるらしい
「とりあえず永遠亭という場所に行けばいいのよね。急ぎましょ」
レミリアはそう言い永遠亭に向かった。それに霊夢達もついていく。
サイタマは実は幻想入りする前に機種変更しておりました。
なんで繋がるかって?フレッツ紫でじゃね?