東方一撃男   作:つじかみーん

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サイタマ…幻想入りする


二撃目:幻想入り

「ここが博麗神社か」

サイタマは博麗神社についた。服装はヒーロー時に活動する服装だった。

「にしてもボロボロだな」

博麗神社は古くからある神社である。噂によると神隠しにあうと言われてるがサイタマはその事は信じておらずそのまま調査した。

「異常はなしっと。さて買い物してから帰るか」

サイタマが帰ろうとした時…

「ちょっと待ちなさい」

神社の方から声が聞こえた。サイタマが振り返ると、傘を差し、紫色の(?)服を来た女性がいた。

「あなたがハゲマn、いやサイタマさんね?」

その女は言いかえた。理由はサイタマが怒りを表してからだ。

「確かにそうだが…あんたは?」

「私は八雲紫。ここの神社の管理者よ」

「そりゃどうも。…で、俺に何の用だ」

「あなたを幻想郷に招待しようと思ってね」

「ゲンソウキョウ?」

「ええ、私は幻想郷も管理してるのよ」

「そうか(なんかめんどうなことになりそうだな…」

サイタマは興味なさそうに返す。なんか胡散臭いからだ。

「あら?興味ないのかしら?」

「興味がないって言うよりなんか胡散臭いだよ。あんたが言ってることが」

「ならいいわ。でもどのみちあなたは幻想郷に連れていくから」

「勝手に決めつけんなよ俺は帰るからな」

サイタマは帰ろうとする。すると足元が不思議な浮遊感に襲われた。

「ちょっと待て!俺は行く気はな…」

サイタマはそのまま紫が出したスキマに吸い込まれてしまった。

「あなたの実力なら異変を解決できるよね?サイタマさん」

 

……ここは何処だ?

サイタマは辺りを見回す。草木が生い茂っており、風が気持ちいい。俺は紫とか言う女に無理矢理幻想郷とかいう地に連れてこられたようだ。…深く考えても仕方がない。ちょっと行ってみるか。

サイタマはそのまま進んだ。森を抜けると人里に出た。

「ここには人がいっぱいいるな。町みたいなとこか?てかなんで和服を着てるのだろうか。」

確かにこの人里には和服を着ている者が多かった。ヒーロースーツを着ていたサイタマにとっては非常に珍しかった。

「そういや昼飯食べてなかったな…あの店で済ますか。」

サイタマは目に付いた蕎麦屋で食事を済ませた。すると外から大きな音がした。

「なんだ?」

外に出てみると瓦礫の山があった。運良くサイタマのいた蕎麦屋には被害が及ばなかった。すると奥から声が上がった。サイタマはそっちに向かった。

「うわ!」

「せ、先生!」

突き飛ばされた帽子らしき物を被り青い服装をした女性に数人の子供が集まった。そして前には鬼のような怪物がいた。

「お前達は早く逃げろ!早く!」

女はそう言うと子供たちは逃げていった。しかしその時怪物が手を伸ばし女を掴みかかろうとした。

ここが私の運命か…!

と次の瞬間、謎の浮遊感に襲われた。地面に着くとそこには禿げた男が立っていた。

「自分の命までを犠牲にして子供を逃がすとはいい先生だな」

と言われた。私は少し照れた。

その時怪物が低い声で禿げた男に言った。

「なんだ貴様は…?」

その男はこう答えた。

「俺は趣味でヒーローをやってるものだ」

私と怪物は唖然した。

「「しゅ…趣味で?」」

「うん」

男は速攻答える。すると

「貴様ぁ!ふざけるなぁ!私と勝負する気があるのか!?私は人間に恨みを持ち生まれた者だ!今此処で人間を滅ぼす!なのになんだそれは!?趣味でヒーローだと!?ふざけるのも大概にしろ!貴様も人間なんだろ!?人間は滅ぼすべきだぁ…!?」

男は怪物に向かって拳を繰り出した。その怪物は体に穴が空き、ボロボロになった。私は声が出なかった。そして男は

「またワンパンで終わってしまった…」

と去ろうとした時…

「待ってくれ!」

「ん?」

「私は寺子屋で教師をしている上白沢慧音という者だ!

ぜひ君の名前を聞かせてほしい!」

「サイタマだけど」

「サイタマ君!私の家まで来てくれ!お礼がしたい!」

「えー…わかった」

この時サイタマは思った。なんかめんどくさそうになりそうだな…と




なんかワクチクマンっぽくなっちゃったな…

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