東方一撃男   作:つじかみーん

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お久しぶりです。


百八十二撃目:世にも奇妙なバックダンサーズ

「先生、あのバカを排除しに行ってきます。」

「絶対にやめろ」

本編GO!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異常気象の原因を探るサイタマと駆動騎士。2人の目に入ったのはなにやら激しく踊る2人組だった。

「なんだあれ」

「迂闊に近づかない方がいいな」

2人はそこの茂みに身を隠して様子を見ることにした。

「さて、僕達の目的を果たすとしようか」

笹色のドレスの様な服を着ている少女が言う。丁礼田舞だ。

「だね、手探り次第あの方からもらった能力で仲間を増やそうぞ!」

紅色のドレスの様な服を着ている少女が言う。爾子田里乃である。

「しかしその前にヒーローと名乗る者達を消すとしようかな」

「そうだね、彼らは僕達の目的を邪魔する者に過ぎない」

里乃と舞は言う。今回の目的を果たすのにヒーローは邪魔な存在らしい。それを聞いたサイタマと駆動騎士は

「え?何?俺らを消す?」

「そうらしいな。もしかすると異変の元凶なのかもしれないな」

「もしそれが本当なら俺らがぶっ飛ばせばいいんじゃね?」

「そうしよう」

自分達を消すとわかったとすれば手っ取り早く倒す必要がある。もし彼女たちが異変の元凶だとすれば異変解決完了だ。

「よし…行くか!」

「ああ…!」

サイタマは普段は見せない凛々しい顔で茂みから姿を現した。駆動騎士も。

「「誰だ!」」

里乃と舞は気づいた。いや普通気づくか。

「お前らか?この異常気象ってやつを起こしたのは」

サイタマは問いただす。それに

「さあね、でも真相を知りたいのならば…僕達を倒すがいい!」

「その通り!息のあった私達に勝てると思わないでね!」

2人は自信ありありだ。

「僕は丁礼田舞!秘神摩多羅隠岐奈様の部下である!そして!」

「私は爾子田里乃!舞と同じく摩多羅隠岐奈様の部下である!」

「「そう!2人合わせて…クレイジーバックダンサーズ!」」

まさに息のあった紹介だ。実際クレイジーバックダンサーズはテーマ曲なんだけどね(笑)

「だせぇチーム名だな」

「「なんて?」」

「なんでもない」

サイタマは思わず本音を漏らしたが目を逸らして無かったことにした。

「君達に聞く。さっき"摩多羅隠岐奈 "と言ったな。一体誰なんだ?」

駆動騎士が聞く。

「隠岐奈様の事か!あの方は僕達の主人様であり!幻想郷創った賢者の1人であるのだ!」

「更に!幻想郷を外の世界から守り!生命力やら精神力をコントロールしてこの世界のバランスを保っておられる方なのだ!」

またもや息のあったコンビネーションで摩多羅隠岐奈を紹介する。

「そうか…ん?賢者といえば八雲紫がいるが…奴とは関係あるのか?」

「そこまでは知らないな、だけも隠岐奈様とは知り合いだとは聞いている」

舞は隠岐奈と紫は知り合いである事でしか知らないという。

「舞!さっさとこのヒーロー達をやっつけようよ!隠岐奈様の計画に邪魔が入る可能性があるからさ!」

「それもそうだね。特にサイタマ、君は非常に厄介な存在だ。いくら隠岐奈様であっても"最強"といわれる君も脅威だからね。」

「お?ご使命かな」

舞の発した言葉にサイタマは反応する。

「隠岐奈様だかなんだか知らないがお前らを倒せばそいつが出てくんのか?」

「そうさ。けど僕達を倒すのは本気かい?」

「いくら自分が強いからって私達には叶いやしませんよ!」

「んなもんやってみねぇとわかんねぇだろ」

サイタマは指を鳴らしながら言う。余程自信のある彼女たちに期待しているからだ。

「サイタマ君、ここは俺と組まないか?相手が2人ならこちらも協力して挑もうじゃないか」

「それもそうだな。俺はそういうの苦手だがやっている価値はあるな」

駆動騎士の提案にサイタマは乗っかった。

「見せてあげようか僕達のコンビネーションを!里乃!」

「勿論よ!舞!」

2人はポーズを決めて構える。

「手っ取り早く終わらせてしまうか」

「ああ、時間も時間だからな」

サイタマと駆動騎士も戦闘態勢にはいる(※サイタマはゆるーく構えただけだが)。

こうしてクレイジーバックダンサーズvsヒーロー組の勝負が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方…その頃

「何処に行けばええんじゃこらぁ!」

「霊夢落ち着け!」

異変探しに四苦八苦している霊夢と魔理沙。霊夢はもう当てずっぽうだった。それを魔理沙が止める。そこへ

「おいお前ら」

「ああ?」

霊夢と魔理沙の前に侍が現れた。カミカゼだ。

「えっと…誰?」

「俺はカミカゼっていう侍だ。シルバーファングの道場は何処にあるか知らないか?」

「シルバーファング…?ああ!あの爺さんか!それなら…あっちの方にあるぜ」

「そうか、ありがとな」

カミカゼはバングの道場を聞いてきた。それに魔理沙が対応した。カミカゼが行こうとした時、

「私からの話を聞いてくれ」

「なんだ?」

「カミカゼ、異変についてなんか知らないか?」

「異変?知らねぇな。俺はついさっきここに来たばかりだからな」

「そうか」

魔理沙はカミカゼに聞こうとしたがカミカゼは知らないと言い、この場を去った。

「手がかり無しか…霊夢行くぞ」

「OK」

振り出しに戻った感半端ないって!と思うが2人の異変探しは続く…




仕事の忙しい期間があったり、ネタが思いつかない等で更新が大分遅れました。
待っている方はいると思ってると思います。
これからもなるべく頑張ります!

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