東方一撃男   作:つじかみーん

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ジェノス「先生、17日間更新しなかったのであのバカメガネを排除してもよろしいでしょうか」
サイタマ「うん、絶対にやめろ。この作品終わるから」

ネムノvsカミカゼの勝負です。


百八十撃目:浮世の関を超える山姥vs神風なる剣豪

「お前…山姥にしてはいい動きをしてるじゃねぇか。斬る価値があるぜ」

「それはこっちのセリフじゃ、うちもお前さんを斬る価値があるべ」

カミカゼとネムノは刀と包丁をぶつけ合いながら互いを賞賛した。

「(このネムノという山姥…まさか俺の剣についてこれるとは驚いたな…災害レベルは虎か鬼といった所か?俺でこれならA級でも勝てなさそうだな…だが斬れる奴なら斬り刻もうか!)」

カミカゼはそう思いながら刀持つ腕の動きを止めない。一方ネムノは

「(たかが人間と思っとたが…うちの太刀筋を刀1本で止めるとは…舐めてた…このままじゃ負け…いやそれはないべ!うちはれっきとした山姥じゃ!人間如きに負けてたまるか!)」

ネムノは心中焦っていた。様子を見る限り有利的立場はカミカゼの方である。ネムノは山姥であるため力も速さも人間よりかは上である。しかしカミカゼは幾度となく怪人を斬り殺してきたヒーローであり今更山姥に怯えを見せる訳が無い。刀と包丁がぶつかった時の力といいカミカゼの威圧感に押されていまう。危機を感じたネムノは

「うちを舐めるな…!"刃符 山姥の鬼包丁研ぎ"」

ネムノは距離をとり包丁をまるで真横に振った。すると細長い白いエネルギー弾が現れ弾と化しカミカゼに向かって発射された。

「!?」

カミカゼは驚きエネルギー弾がぶつかり爆発した。煙がもくもくと湧く。

「見たか、うちの力を。まあ…これはまだ序のく「随分と卑怯な技をお持ちのようじゃねぇか」なっ!?」

ネムノは驚いた。何故なら煙からカミカゼの声がしたからだ。

「何故じゃ!?うちの弾幕をくらった筈じゃ…!?」

「弾幕?そうか今の卑怯な技はそういうのか。ちょっと驚いちまったよ。お陰様でだいぶくらったが斬りまくってなんとか持ちこたえた」

カミカゼは驚いた為か反応に遅れてネムノの弾幕をくらったが立て直し持ってた刀で残りの弾を斬りまくってダメージを抑えたのだ。

「なんだここの奴らはお前みたいな技を持ってんのか?そりゃ他のヒーローも手こずる訳だ」

「ヒーロー…お前さん以外にも来てる奴がいたのか…そうか…だがうちの弾幕を受けて生きてるのはカミカゼ…お前が初めてだべ」

「あ?今ので仕留めた輩がいんのか?」

「そうじゃ、うちの縄張りに不法侵入した奴らにはこれを放っていた…実際はこのスペルカードの威力を下げたものだけどな」

どうやらネムノ曰く今の弾幕をモロに受けて(実際の所全部ではないが)生きていられるのはカミカゼが初めてらしい。

「スペルカード?なんだそりゃ。今の技と関係あんのか?」

「要するに必殺技みたいなもんだべさ」

「必殺技ね…なんなら俺も見せてやろうかな」

疑問を問うカミカゼに対してネムノは簡潔に答える。実際にスペルカードは必殺技みたいなものだそうです(Wiki調べ)

「ほう…なら見せてくれ」

「わかった…目を逸らすなよ?」

「?」

ネムノは首を傾げた。カミカゼの"目を逸らすなよ"に疑問を感じたからだ。カミカゼは懐に戻してあった刀を取り出し…てはなく少し出しただけで止めた。そして

「よし…終わった」

カミカゼは刀を抜く事なく終わった。これに

「ん?まだ終わってないべ?」

流石にネムノも驚く。なんせカミカゼが必殺技を見せるところか刀すら抜いてないからだ。だがカミカゼは何も答えない。

「おい!何故答えない!?うちを舐めとるのか!?巫山戯るのも大概に「なんだ、気づいてないのか」え?」

ネムノは必死に問いかけた時にカミカゼから思わぬ言葉が出た。

「気づいてない?どう事だべ!?」

ネムノは理解できてない。だがその時

「!?」

ネムノの腕に傷が現れた。慌てて隠す。

「(傷!?一体どういう事だべ!?まさかうちが気付かぬうちに斬ったというのか!?信じられん!うちが人間の剣筋に気づかないなんて!)」

実はカミカゼはネムノが気づかない程の速さで斬っていたのだ。ネムノの傷は更に現れ至る所で傷が開き血が噴き出す。

「だから言ったろ。目を逸らすなって」

カミカゼが振り向いた時にはネムノは倒れていた。周りは血だらけでありネムノ自身も血まみれだった。しかもまだ流血している。

「まさかこんなにも強い奴がいたとわな…フッ、こりゃあ俺の限界を超えて…いやそれ以上に強くなれるかもしれないな」

カミカゼは元々いた世界の怪人よりも強いとわかりニヤリと笑った。この幻想郷にいる奴らに俺の剣を試してみせるのではないかと思ったからだ。その時

「あ!オッサン!」

「ん?あ、サイタマか。それと駆動騎士もか」

異変を探るべく妖怪の山に到着したサイタマと駆動騎士に遭遇した。

「何でお前らが此処に?」

「なんか音がしたから…てかさっき血まみれの奴が倒れていたけど…まさかあれやったのオッサンか?」

サイタマ(駆動騎士も)は行く途中に血まみれで倒れていたネムノを発見したのだ。

「そうだ、勝負を仕掛けてきたからな。後オッサン扱いすんじゃねえ。まだそんな歳じゃない」

カミカゼはサイタマの疑問に答え、オジサン扱いされたのを否定した。てかカミカゼの歳からすればオジサンに近いが本人はその扱いを嫌っている。

「アトミック侍、お前が此処にいるとは驚きだな」

「俺も此処に住むことにしたからな。だから俺をそう呼んでくれるな。次からはカミカゼと呼べ」

カミカゼヒーロー協会から脱退している為アトミック侍とは呼んでほしくはないみたいだ。

「成程…この幻想郷に住むことにしたのか。カミカゼ、サイタマ君から聞いたが幻想郷に来たのは2回目だそうだな」

「2回目?俺は今日が初めてだが?」

「なに?」

カミカゼの思いがけない発言に駆動騎士はキョトンとする。サイタマから聞いた話では勇儀にリベンジするべく幻想郷に来たと聞いた(気になる人は百三十五撃目を)。しかしカミカゼは初めて来たと言ったからだ。

「いやカミカゼお前…2回目じゃないのか?」

「今日が初めてだ。」

サイタマも2回目じゃないのかと言うがカミカゼは否定する。そして

「サイタマ、駆動騎士…実はだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷に行く前に八雲紫から初めて幻想入り記憶を抜いてもらってから幻想入りしたんだ。」




ジェノス「あのバカメガネ…ややこしい設定しているな…あ、先生、後でフルボッコにしときますので安心してください」
サイタマ「何も言ってねーだろ!絶対にやめろよな!?それ」
ジェノス「しかし説明なしでは読者から反感を買ってしまいますよ」
サイタマ「……………わかった。作者にわかりやすく説明しろって言っとくわ」
説明は…次回話します。
ジェノス「次回に持ち越しにするのか…つまり排除しろと」
サイタマ「絶対に違うからな?」

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