東方一撃男   作:つじかみーん

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こっから多分天空璋編入ると思います


百七十七撃目:異常気象

「え?」

サイタマはキョトンとした。え?ジェノス今何て言った?何?幻想郷に住むの?マジなの?本気なの?と思った。何故なら…ジェノスが幻想郷に住むと行ったからだ。

「言った通りです。俺も先生と同じく幻想郷に住もうと言う事です」

「いやちょっと待て」

サイタマは思わず止める。話が整理出来てないからである。しかし信頼最底辺まで落ちてしまったヒーロー協会に入ったまま活動はある意味しずらい。と頭をふと横切ったが…サイタマはある事を思い出した。

「てかジェノス…お前の目的は何だ」

「俺の目的は俺の故郷を襲った狂サイボーグ(村田版では暴走サイボーグ)を討つことです。」

「もし幻想郷に住むとしたらその狂サイボーグってやつを倒せなくなるな」

「!!」

サイタマの言った事にジェノスは驚いてしまった。というより肝心な事を思い出して驚いたといったいいか。

「それにもしお前が壊れてしまったりしたらクセーノにも直してもらえないな」

「!!」

追い打ちをかけるかのようなサイタマの言葉にまた驚く。言われてみればサイタマの言ってる事は正しい。もしサイタマらと同じく条件で幻想郷に住めばまた師弟コンビで活動ができる。たがそれでは狂サイボーグに復讐することは出来なくなる上に恩師であるクセーノ博士にも会えなくなる。そうなれば自分はなんの為に強くなったのか検討もつかなくなる。

「そうでした…先生…俺には目的がありました」

「そうだろジェノス。だがな」

「?」

「俺に会いたくなったらいつでも来い。お前は俺の大切な弟子だからな」

サイタマの言葉にジェノスは心を打たれた。そして…

「今の言葉…メモらせていただきます!」

「メモる部分あったか!?」

ノートとペンを取り出し猛スピードで書き始めた。それにサイタマもおもわずツッコム。

 

 

 

 

 

 

 

「先生、俺は全ての目的を果たしてみせます。先生がいなくとも俺は強くなってみせます!」

「おう、頑張れよ」

ジェノスは幻想郷に住む事を取り消し元の世界に帰る事にした。

「それと…物資も送らせていただきます!」

「いやそれはいい」

ジェノスはサイタマ宛に物資を送ると言ったがサイタマは断った。

「ではまた会う日まで!」

「じゃあな」

2人は拳を合わせ、ジェノスは帰った。

「さてと…」

サイタマは家に入ろうとしたその時…

「久しぶりだな、サイタマ君」

「あ、お前は…」

思わぬ珍客が来た。"漆黒の殺戮兵器"駆動騎士だった。サイタマは駆動騎士を家に招いた。

「珍しいな、お前が来るなんて」

「君に用があって来たんだ」

「用って何だ」

「ああ、それはだな…」

駆動騎士は"ある事"をサイタマに話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ頃博麗神社では…

「なによ魔理沙そんな暑苦しい格好して」

博麗神社の巫女、博麗霊夢は友人である霧雨魔理沙に対して呆れて言った。何故なら魔理沙が真冬の格好をしていたからだ。

「魔法の森では雪が積もってたんだよ。しかし暑いな此処。夏か?」

「だったら脱ぎなさいよ、こっちも暑くなるからさ」

「おう、わかった」

魔理沙は霊夢に言われるがままコートを脱ぎマフラーを解いた。

「しっかしまー今年の季節はどーなってんだ?暦は夏なのにお前ん所の神社は桜満開だし私のいた森は雪が積もってたし…どういう事だ?」

「知らないわよ、だけどこの異常気象…自然現象じゃない気がする…」

「つまり言うと…?」

「これは…異変ね」

「異変か…一年越しの更新2回目でか…悪くはねぇな」

「メタ発言は控えめにしなさいよ。…先越されないようにしないと」

「全部にサイタマにもってかれてるもんなw」

「笑い事じゃないわよ!」

霊夢は怒るが魔理沙は笑いっぱなしである。確かにここまでに起きた異変はほぼ全てサイタマが解決している。最初は気にしてなかったもののサイタマの人気っぷりに嫉妬してしまった事により、サイタマよりも早く異変を解決するように心がけている。その為…

「行くわよ魔理沙、サイタマに先越される前に」

「へいへい」

霊夢は異変解決に向けて飛び立った。魔理沙はヤレヤレ顔で箒にまたがり霊夢の後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイタマの家

「異常気象?」

「ああそうだ。暦は夏なのだがある所では桜、ある所では雪が積もっていたりする。との事だ」

「あーそういやそんな気がする」

駆動騎士によると今の幻想郷は季節がバラバラである。しかし暦は夏である。なのに桜が満開だったり雪が積もっている場所もあるのだという。

「俺はこれを幻想郷で起こる異変だと決めた。だから異変解決の経験があるサイタマ君に頼んだんだ。俺に協力してくれないか?」

「勿論いいぜ、暇だから」

サイタマは凛々しい顔をして駆動騎士の頼みを承諾した。そうとなればすぐ様ヒーロースーツに着替え外へ出た。

「サイタマ君、俺は幻想郷の異変事に関わるのは初めてだ。基本何をすればいいのか教えてくれないか?」

「とりあえず元凶にあたる奴を倒せばいい」

「そうか」

サイタマは駆動騎士と共に異常気象の原因を探る事にした。




作者絶賛残業日和
昨日は眠すぎて投稿できませんでした。

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