百七十三撃目:謝罪のお言葉及び再び連載について
幻想郷のとある森にある少し出っ張りのある四角い家。其処には外来人であり、この作品及び原作にいる登場人物内で最強と呼ばれる男の家である。
「どうも、趣味でヒーローをやってるサイタマです」
そう、「ワンパンマン」及び「東方一撃男」の主人公、"趣味でヒーローをやってる最強の男"サイタマである。隣には…
「弟子の藤原妹紅です」
サイタマに弟子入りした"蓬莱の人の形"藤原妹紅である。そしてサイタマの肩には小人が
「同じく弟子の少名針妙丸です!」
サイタマの弟子…ではないが勝手に弟子と名乗っている"小人の末裔"少名針妙丸である。
「えー普段無気力な日々を送ってる俺らが何でこんな真剣なのかと言うと…」
「「言うと…!?」」
「………この東方一撃男が…再び再開するからだ!!」
「「おお!!」」
「そして………ご迷惑をかけた!!すまん!!」
「「すみませんでした!!」」
サイタマは「東方一撃男」の再開及び謝罪をした。同じく妹紅と針妙丸も。しかし、なんでこうなったかというと…
2016年12月11日
「マジか…!?」
サイタマは針妙丸と一緒に博麗神主(※ZUNさん)が放送を行った生放送を見ていて驚いた。何故なら…
「東方Projectシリーズ15.5弾の「東方憑依華」!来年発表予定!」
「新作でんのか…!!」
サイタマと針妙丸は驚きを隠せなかった。なんせ新作が出るからだ。サイタマは幻想入りしてから紫からの勧めで東方シリーズのゲームをしていた(※hardまでクリアできるがlunaticはキングがいないと無理)。
「これは買わないとな!」
「でも師匠…幻想郷から出れないんじゃ…」
「そうだった…」
針妙丸の言った事にサイタマはうなだれる。サイタマは幻想郷で一生を過ごす事にしている為幻想郷から出られないのだ。なのに何で東方シリーズのゲームがサイタマの家にあるのかというと…紫が外の世界から輸入してきたからだ。
「という事は…東方一撃男も再開されるってことか?」
「けどこの作品…完結って言い切っちゃいましたよね…」
「謝れば許してもらえるだろ」
「世の中そんなに甘くないですよ!?」
それならこの作品にも憑依華編が書かれるかもしれない。だが前回(百七十二撃目)で完結してしまっている為、再開がどうもしづらい。
「とりあえず、謝罪しようぜ」
「師匠…」
結局、再開及び謝罪を妹紅を呼んでする事にしたのだ。
「これで許してもらえるんすかね?」
「知らん」
「師匠…」
謝罪はしたものの許してもらえるかどうか不安である。だがサイタマはそっけなく返事する。いや、謝ればいいって言ったのアンタだろ。
「とりあえず、謝ったからいいだろ」
「どんだけお気楽なんすか…」
やはりいつも通りのサイタマに妹紅は呆れかけていた。その時
「俺らを忘れてもらっては困るぜ」
突然男が4人入ってきた。その人物達は…サイタマもいる顔ぶれだった。それは…
"ある意味不死の戦士"ゾンビマン
"銀牙のファイター"バング
"百獣の王"キング
"漆黒の殺戮兵器"駆動騎士
彼らもサイタマと同じくかつてはヒーロー協会にいたヒーローである(※ただし階級は違う)。
「久しぶりだな」
「ああ…1ヶ月は経っていたな」
「完結したと思えばまた再開するのか」
「久しぶり感が溢れているな、サイタマ氏」
「俺は出番が増やしてほしいものだ」
「「なんだこの緊張感…」」
サイタマ、ゾンビマン、バング、キング、駆動騎士はごく普通に話しているのだが、妹紅と針妙丸は謎の緊張感に包まれていた。そしてサイタマの家の外からは…お馴染みの方々が様子を見ていた。
「「ハブられたから感が半端ないんだが…」」
「落ち着け」
ご存知、霊夢と早苗である。そして魔理沙。
「とりあえず出れたからいいじゃねぇか」
「「よくねぇわ」」
「めんどくせぇ…コイツら…」
魔理沙は出れたからいいと言うが霊夢と早苗は不満である。これに魔理沙はため息をつく。
とりあえず東方一撃男…再開します
新作が発表されたので再開します。しかし、憑依華編は来年ですけどね。
そして…完結と言っときながら再開した事に…すいませんでした!!(土下座)