東方一撃男   作:つじかみーん

162 / 183
修行だ!修行!


百六十二撃目:鈴奈の修行?

博麗神社

夜明け前、博麗神社敷地内で次期博麗の巫女、風鈴鈴奈が1人前の博麗の巫女になる為に修行をしていた。霊夢の監視の元。

「はいはい休まない!」

「や…休ませて下さい…」

鈴奈は疲れ果てていた。なんせ修行を深夜0時からしている。今は6時。休まずに6時間ぶっ通しでしている為疲れるのも当たり前である。

「てか霊夢様もこんな修行をしたのですか…?」

「してない」

「えー…」

鈴奈の問に霊夢は"自分は鈴奈みたいな修行はしなかった"と言い、鈴奈は項垂れる。

「頑張ればいずれ強くなるわよ」

「そういう霊夢様は"努力は報われない"と言ってましたよね?」

「ギクッ!図星…」

言ってる事と自身の経験に矛盾している事を言われ汗をかく霊夢。更に追い打ちをかけるように…

「本当は生まれつき才能があったから努力する必要はないとかじゃないんですか?」

「!?」

「そっちが図星ですか…」

霊夢の汗の量が更に増える。だが事実である。霊夢は生まれつき才能があった。その為努力はしておらず努力が報われると思っていない。まさに努力で強くなったサイタマとは正反対である。だが修行不足である為未熟である(※最近は先代の巫女により少しは進歩したらしい)。

「なななな何で知ってんのよ!!」

「紫さんがこっそりと教えてくれました」

霊夢に関しては紫がこっそりと教えてくれたの事。その事に霊夢は心の中で"あのBBA覚えておけよ…!"と誓った。

 

 

 

 

 

 

 

人里

「我が博麗神社に信仰をお願いします!」

「お願いしまーす!!」

信者獲得の為に霊夢と鈴奈は人里で信仰の呼びかけをしていた。博麗神社は人里から距離があり、妖怪が住み着いている為近づき難い為、信仰する者が少ないからである(※本当は鈴奈の家族くらい)。

「中々集まらないものですね………霊夢様?」

鈴奈は霊夢のいる場所に振り向く。その光景は…

「だから何で私の横でやんのよ!!」

「此処しかないんですよ!!」

霊夢は守矢神社の巫女、早苗とまた口論をしていた。互いは信仰集めの時だけはライバル心を燃やしている。

「だから私を舐めてんじゃないわよ!」

「霊夢さんには言われたくないです!」

「そんな胡散臭い能力を信仰集めに使う暇あったらもっと別のものに使いなさいよ!」

「そういう霊夢さんは誰も来てないじゃないですか!」

「黙っとれい!!頭弱い癖に!!」

「またそれかぁ…!!」

早苗は怒りが爆発し、霊夢に弾幕をぶつけた、それに怒った霊夢も早苗に弾幕をぶつける。くだらない理由で霊夢と早苗の喧嘩が始まった。この光景に鈴奈は呆れていた。




今回は少なめです。ごめんなさい

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。