東方一撃男   作:つじかみーん

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今日は何か熱かった


百五十六撃目:駆動騎士の散歩⑥

「久しぶりだなゾンビマン」

「まさかお前が来るとはな…」

命蓮寺本堂、其処でゾンビマンと駆動騎士が対面した(※サイタマは用事で帰った)。

「駆動騎士、ヒーロー協会から脱退したのは本当か?」

「本当だ、信頼を失った場所では活動しづらいからな」

「ヒーロー協会はそこまで信頼が落ちているのか…」

ゾンビマンは予想以上にヒーロー協会の信頼が落ちていた事に驚く。

「簡単に言うとメタルナイトとタツマキが原因だな、それとサイタマ君の友人の"山の四天王"と"竜族の血を引く者"にヒーロー達が負けた事もだな」

「あー成程な…」

駆動騎士はヒーロー協会の信頼を落とした事件を言った(※山の四天王→星熊勇儀、竜族の血を引く者→竜崎真一)。ゾンビマンはメタルナイトとタツマキが起こした騒動と、勇儀にヒーロー協会が大差で負けた事は知っていたが竜崎に関しては知らなかった。

「それよりゾンビマン、この子をどうにかしてくれないか?」

駆動騎士は自身の周りをペタペタ触ってるぬえが気に食わないらしい。

「ぬえ、駆動騎士から離れろ」

「ヤダ!」

ゾンビマンはぬえを剥がそうとするが、ぬえは嫌がって離れようとしない。これに駆動騎士は

「やはり妖怪は自分勝手なんだな」

呆れていた。其処に

「あ、お客さんですか?」

住職の聖が現れた。だがいつもと違う。

「聖…その格好は…?」

「あ、これですか?乗組員の服装ですけど?」

聖の服装はアニメにありそうな乗組員の服装だった。どうやらさっきまでそれ関連のアニメ(録画したやつ)を見てたらしい。

「いい加減自分の歳を気にしろ」

「ヤです(*`ω´*)ドヤッ」

聖は何故かドヤ顔で断る。これに流石のゾンビマンも頭を抱える。

「ゾンビマン、誰だ?」

「住職の聖だ…」

駆動騎士の問いにゾンビマンは答える。だが聖がイメージ崩壊してる為それ以降の言葉が思いつかない。

「そうか、中々若々しい住職じゃないか」

「見た目はな、本当は…BB「まだ若いもーん!!」」

ゾンビマンが本当の事を言いそうになった時に聖が口止めをするかの様にゾンビマンを殴り飛ばした。それを見たぬえが飛ばされたゾンビマンを追いかけた。

「あ、すみません、では話の続きをしましょうか♪」

「お…おう」

聖の内面はゲスそうな笑顔に駆動騎士は背筋が凍る。

 

 

 

 

 

 

 

「これでひと通り全ての場所へと行ったか…」

駆動騎士は地図を確認しながら言う。命蓮寺を出てから神霊廟、バングの道場へと行った。その道場でバング本人と会った。

「お主もヒーロー協会から脱退して来たのか」

「ああ、信頼を失った場所では活動しづらいからな」

その時バングは弟子達と一緒に鍋をしていた。駆動騎士は元々バングと同じヒーロー協会のヒーローで階級が同じだった事から入れてもらっている。その後、バングとのヒーロー協会についての会話、そして弟子達から質問攻めをくらった。

「さて…住む場所を決めるか…」

駆動騎士は地図を広げ、自身の住む場所を探しに歩きだした。




眠いです。

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