東方一撃男   作:つじかみーん

155 / 183
散歩はまだ続くよ


百五十五撃目:駆動騎士の散歩⑤

「これが地下に繋がる穴か…?」

駆動騎士は山の頂上(※というより守矢神社の少し離れた所)にある温泉の横にある穴の前にいた。その様子を空中から見る機械が…

「フフフ…これで盟友(※駆動騎士)を観察できるぞー!」

機械の操縦主はにとりだった。どうやら駆動騎士の事が気になりドローンに似た機械で追尾していたのだ。だが

「何だこれは?」

駆動騎士に気づかれてしまった。そして"戦術変形 銃"で壊されてしまった。

「壊されたー!?私の旺盛な知識を個握に踏みにじられた!?」

予想していなかった事ににとりは驚き、落ち込む。

「時間がない、急ぐとしよう」

駆動騎士は穴の中に飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「随分と薄暗い場所だな…」

駆動騎士は無事着地した。途中、黒谷ヤマメとキスメに足止めされてしまったが。

「サイタマ君から貰った地図を見ると…旧都の奥に地霊殿があるそうだな、急ごう」

駆動騎士はサイタマから貰った地図を見て地霊殿の場所を確認し、"戦術変形 桂馬"でケンタウロスみたいになった。そして駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

その後、駆動騎士は地霊殿にたどり着いた。途中、旧都の住人達に足止めされてしまって時間を削られてしまった(※なお、勇儀とは何故か会わなかった模様)。地霊殿に入ると主の古明地さとりが出迎えてくれた。

「この地霊殿に来るとは珍しいですね」

「俺は単に散歩に来ただけだ」

「そうですか、変わってますね」

さとりとの会話の途中、駆動騎士が周りを見渡すとサイタマの写真に目がついた。

「何故サイタマ君の写真が…?」

流石に気になったか問う。

「私はサイタマさんのファンなのです!だから写真を飾っているのです!」

さとりは目を輝かせて言う。それに駆動騎士は引いてしまった。実はさとりはサイタマのファンである。サイタマが異変や事件を解決した事が書かれている記事やいつの間にか手に入れた写真を大切に保管している程である。

その後はさとりから質問攻めをされてしまった駆動騎士であった(※特に戦術変形の事について)。その結果完全に遅くなってしまい、地霊殿に泊まる事になった。

「駆動騎士さんは何処で寝るのですか?」

「俺は戦術変形で囲いを造り、其処で就寝する」

駆動騎士はそういって"戦術変形 盾"で自身の周りを囲い眠りについた。さとりも眠りついた。

 

 

 

 

 

 

翌日

「俺はまだ行く所がある。じゃあな」

駆動騎士は再び"戦術変形 馬"にし、地上に繋がる穴の場所まで向かった。さとりと地霊殿のペット達は駆動騎士を見送った。

 

 

 

 

 

 

一方、サイタマは…命蓮寺にいた。

「駆動騎士が幻想入りしただと!?」

「うん」

ゾンビマンにその事を話したら驚いた。

「それとヒーロー協会から脱退して此処に住むんだってさ」

「アイツも辞めたって事は…これで五人目か」

ゾンビマンが考え込む。現地点でヒーロー協会から脱退し、幻想郷で住むと決めたのは…サイタマ、ゾンビマン、バング、キング、駆動騎士の5人である。

 

ヒーロー協会から脱退した理由↓

サイタマ→ジェノスが協会の職員に"サイタマ先生はヒーロー協会から脱退する"と伝えた(※サイタマ本人は知らなかった模様)

ゾンビマン→幻想郷に住むと決めてから電話で伝えた。

バング→ガロウの件で脱退(※というより引退)

キング→幻想郷に住むと決めてから博麗神社に向かう前にヒーロー協会本部に行き、脱退すると伝えた。

駆動騎士→過去の騒動で信用性を失ったヒーロー協会で活動しづらいから脱退した。

 

「ねーねーその人と知り合いなのー?」

その話を偶然聞いていた封獣ぬえが入り込んでくる。

「ヒーロー協会にいた頃、俺と同じ階級だったヒーローだ」

「会ってみたい!」

「言うと思ってたよ、サイタマが言うには後に来るそうだ」

「今はこっちに向かってるってメールが来た」

サイタマはゾンビマンとぬえに駆動騎士からのメールを見せた。これにぬえは更に楽しみになった。




明日、インターンシップ…めんどい

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。