東方一撃男   作:つじかみーん

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駆動騎士メインです。


百五十一撃目:駆動騎士の散歩①

「え?ヒーロー協会から脱退したの?」

サイタマは驚く。駆動騎士がヒーロー協会を脱退した事を知ったからだ。

「そうだ、信用を失った場所では活動しにくいからな」

「そうか…で、お前も此処で暮らすのか?」

「その為に此処に来たのだ。それと他の奴らと会うのもついでにな」

「成程な…」

駆動騎士が幻想郷に来た理由を話す。それにサイタマは納得する。

「俺は幻想郷を散歩しながら他の奴らに会いに行く、じゃあな」

「駆動騎士、これ」

サイタマは去りゆく駆動騎士に向けて何かを投げつけた。それは

「地図か?」

「おう、幻想郷の地図だ。参考にしてくれ」

「ありがとう」

そして駆動騎士は店から出た。

「サイタマさん、大丈夫なのですか?」

「大丈夫なんじゃね?」

「ですね」

サイタマと神子は大丈夫と思い、帰って行った。

 

 

 

 

 

 

霧の湖

「此処を超えれば紅魔館か」

駆動騎士は地図を見ながら紅魔館を目指していた。その時

「おい!其処のお前!!」

「ん?」

何処からもなく声がした為そちらに向く。其処にいたのはチルノだった。今回は珍しく1人である。

「何だ君は」

「あたいはチルノ!最強の妖精だ!」

「最強か、ならばその力を見せてもらおうか」

「ふふふ…あたいの力に恐れるがいい!アイシクルフォール!!」

チルノは得意のアイシクルフォールを放つ。それは駆動騎士に命中した。

「どうだ!!」

チルノは勝ち誇ったかのように言う。だが

「成程、矛盾してるな」

駆動騎士は何ともなかった。というより戦術変形で守ったのだ。

「なに!?これなら…」

「戦術変形"銀"」

駆動騎士は黒の物体を剣に変更し、チルノが何かを言いきる前に斬りつけた。

「あ…危なかった…」

「これくらいは避けるか…」

チルノは間一髪避けた。駆動騎士は全く動じてなかった。そして剣を元に戻す。

「今度はあたいの番だ!!パーフェク「戦術変形"銃"」ご!?」

チルノの身体を何かが貫いた。駆動騎士が放った波動砲である。

「そんな…最強のあたいが負けるなん…て」

チルノは地面にぶつかって気絶した。

「災害レベルはせいぜい"虎"だな。……さて、日が暮れる前に向かうか」

駆動騎士は銃を元に戻し、紅魔館へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

「本当に幻想郷にいたんだ」

とある森の中、S級4位(原作及び村田版は5位)である童帝が駆動騎士に付けておい探知機で様子を伺っていた。

「けど僕1人じゃ心細いからサイタマさんの家まで向かおうっと」

童帝はまず、サイタマの家まで向かった。サイタマと共に行動すれば安全性が上がるかと思ったからだ。




今回は少な目です。ごめんなさい

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