東方一撃男   作:つじかみーん

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この章完結です。


百四十九撃目:帰ろう、未来日本へ

その後、サイタマ達は何とか聖と対面する事に成功した。

「聖、いい加減それやめろ」

「イヤです☆」

ゾンビマンは忠告するが聖はやめる気がない。しかもピースして。

「お前も若くないんだからな。弟子達も心配してるし俺も心配してるから……聖聞いてんのか?」

「むにゅ?」

この時、聖は寝ていた。ゾンビマンの"この話"は何度も聞いている。次第に飽きていたのだ。

「その話、飽きました」

「お前がやめる気ないからだ」

「何でやめる必要性があるのですか」

「聖、お前が"お婆ちゃん"だからだろうが」

「……………は?」

聖は固まった。ポカーンとした顔で。そして…

「私は…私は…!まだ若いもーん!!」

聖はゾンビマンを殴り飛ばした、周りにいた人達は唖然としていた(※サイタマはいつも通り)。

「聖!落ち着いて!」

「ゾンビマンさんが悪いんですよ!誰がお婆ちゃんですか!私はまだ少女だもーん!!」

泣いて暴れる聖を星が抑えようとするが力の差なのか、星は吹き飛ばされてしまい、近くにあった建物に突き刺さってしまった。聖は自分の歳を全く気にしてないのだが、老人扱いされるのを極端に嫌っている。その為聖に対して"おばさん"や"お婆ちゃん"は禁句である。

「これが…二次設定なんだね」

「何か…闇を見てしまったわね…」

蓮子とメリーは死んだ目で見ていた、サイタマは相変わらず動じなかった。その後、聖はゾンビマンと同じく命蓮寺に居候していた黄泉に強制連行されてしまった。

「全く…聖、貴様は自分の立場がわかっているのか?」

「むー…」

「僕がいなかったら里は崩壊しかけていた。だから反省しろ」

「はい…(この人嫌い!)」

聖は黄泉に担がれて連行されていた。

 

 

 

 

 

 

 

帰り道…

「これで一通り案内したけど…どうだった?」

「楽しかった!」

「為になった」

蓮子は心が晴れており、メリーは幻想郷に来た時と同じだった。だが思い出はあるようだ。

「後は紫に頼んで帰してもらうのだが…やり残した事ある?」

「「ありません!」」

「そうか、じゃあ紫に言っとくぞ」

サイタマは紫に"2人を元の世界に帰らせて"と伝え、数日後…蓮子とメリーは元の世界へと帰って行った。

 

 

 

 

 

 

未来日本

「あのー…何でいるのですか?」

「それはコッチが聞きたい」

とある大学の食堂、蓮子とメリー、そして何故かジェノスがいた。実は紫がまた間違えてジェノスを再び未来日本に戻してしまったのだ。

「クラスメイトの人は全員無事だった…のですね」

「ああ、何度か襲われそうになったが無事守りきれた」

「お見事です」

ジェノスにメリーが拍手を送る。

「だが八雲紫はまたこの世界で満喫しろと言われた…帰りたい」

「あー…」

珍しく項垂れるジェノスに蓮子とメリーは思わず同情してしまった。その後、ジェノスは無事に元の世界に帰ることができた。

 

 

 

 

 

 

外の世界(サイタマやジェノスが元々いた世界)

博麗神社手前、其処にある男がいた。外見はサイボーグだった、だがジェノスとは違い、完全なるサイボーグだった。外見は黒く、赤い目があった。

「此処に行けば辞めたS級と鬼サイボーグ君の師匠がいる幻想郷に行けるのだな」

黒いサイボーグはそう言い、博麗神社に近づいた。

 

 

 

 

 

 

人物紹介

黄泉

黄泉軍(ヨモツイクサ)を率いる冷酷なる軍人。一人称は"僕(やつがれ)"。死者の魂を誘導したり、監視したり等をしている。その為死神や閻魔とは縁がある。現在は休暇で幻想郷に来ており、命蓮寺に居候している。なお、聖が最も嫌う人物である。




この章は完結し、次回新章です。あのヒーローが登場!
修学旅行でも書く暇ありました。色々とごめんなさい。
なお、黄泉のキャラ要素はモンスターストライクからです(一部自己要素あるが)

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