東方一撃男   作:つじかみーん

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修学旅行楽しみだ


百四十五撃目:しばらくいるしかない

「未来日本なのか!?」

「はい、そうです」

とある喫茶店、蓮子から未来日本だと言われてジェノスは驚く。

「けど作者(※Trip辻上)のいる日本とは違って首都は京都です」

「京都か…つまり此処が京都なのか?」

ジェノスの問に蓮子とメリーはこくこくと頷く。その時

「失礼」

携帯電話から着信音が鳴り出しジェノスは出る。

「俺だ」

「ジェノス、今何処にいんの?」

「先生!?」

電話の主はサイタマだった。幻想郷にジェノスがいつまで経っても来ない為、サイタマ自ら電話をかけたのだ。

「驚く事無いだろ。で、何処にいんの?」

「それは…その…」

ジェノスは言葉が詰まってしまった。自分は未来日本にいる。しかしそれがサイタマが信じるかどうかである。不安もあるが黙っておくわけにはいかないため話す事にした。

「………未来日本です」

「やっぱりな」

「先生!!驚かないんですか!?」

「驚くわけないだろ、紫から聞いたし」

「そうですか…」

予想外だった。サイタマはジェノスが未来日本にいる事は紫から聞いていた為驚かなかった。逆に驚いたのはジェノスだった(笑)。

「まー紫は結構気まぐれだしなw」

「笑い事じゃありません!八雲紫に頼んで幻想郷に送らせて下さいよ!」

「落ち着け、紫に頼んどくからそれまで其処で満喫していてくれ」

「わかりました!」

そう言って電話をきった。と、同時に

「幻想郷に行けるの!?」

蓮子が目を輝かせながら言う。メリーは冷めた目で見ている。

「ああ、八雲紫に頼めばな」

「ついに憧れの"東方Project"の世界に…!」

蓮子は1人興奮していた。メリーは蓮子を哀れみな目で見ていた。

「知らせは先生が教えてくれるだろう。それまで此処を案内してくれないか?」

「勿論です!さあ行きましょう!」

蓮子はジェノスを引っ張り店から出てそのまま走って行った。メリーはヤレヤレ顔で後を追った。

 

 

 

 

 

 

一方幻想郷…

「誠に申し訳ございません、紫様は留守です」

「マジかよ…」

サイタマは紫の屋敷にいた。だがいなかった…という事を式神の八雲藍が教えてくれた。

「とりあえず"ジェノスを幻想郷に送っておいてくれ"と伝えておいてくれ」

「承知しました」

サイタマは紫に伝える伝言を言う。藍は承諾した。

「そういや気になってんだけど、後ろの猫なに?」

サイタマは藍の後ろにいる猫らしき少女が気になってた。

「私と同じ式神の橙です。まだ未熟ですけどね」

「未熟じゃないもん!」

サイタマの前に橙が現れた。自分は未熟じゃないと言う。

「私とは立派な式神だから猫じゃありません!」

「へーそうか」

サイタマはそう言うと猫じゃらしを取り出して降る。

「にゃーん♪」

橙は如何にも猫らしい仕草を見せた。

「猫じゃん」

「( ゚д゚)ハッ!」

橙は気づいた。猫仕草をしてしまった事に。慌ててサイタマと藍を見る。2人とも笑いを堪えていた。

「私をからかわないで「お手」にゃん」

サイタマはお手をすると橙はつられてサイタマの手をタッチしてしまった。

「お座り」

「にゃん」

サイタマに言われ橙は座る。猫だ。

「3回回って決めポーズ」

サイタマに言われ橙は3回回った後決めポーズを決めた。しかもドヤ顔で。

「やっぱり猫だろコイツ」

「!!」

サイタマの発言に橙は吾を振り返る。そして顔を赤め…

「私をからかうなー!!」

「猫の仕草をしたお前が悪いんだろうが!!」

橙は怒りサイタマを追いかける。それを見ていた藍は…

「懐かしいな…私も久しぶりにからかってみるか」

藍もサイタマと同じ事をするみたいだ。




今更橙を出しましたが気にせずに。

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