東方一撃男   作:つじかみーん

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リベンジ・オブ・チルノ(笑)


百四十一撃目:リベンジ悲願の⑨妖精

「で、何で勝負すんの?」

「勝負はあたいの強さを証明させる……、かけっこだ」

ズコー!!またもや全員がズッコケた。だかサイタマは直ぐに立ち上がり

「てか前回負けたろ、これで」

「あれは…その………本気じゃなかったからだ!」

「あ、はい」

サイタマは普通に返事した。何かまた言えばチルノがごちゃごちゃと煩くなりそうだからである。

「で、何処まで?」

サイタマは準備体操をしながら言う。

「彼処」

チルノはゴール地点の場所を指した。前回競争した場所である。

「あ、アイツらもう行ってんのかよ」

「え?大ちゃんらもう行ってたの?」

ゴール地点は遠く離れた場所にあるがサイタマは視力が美非常にいい為大妖精達が見える。だがチルノは見えない。

「じゃあ行くよ!よーい……ドン!!」

チルノの合図でゴール地点まで向かった。一方その頃大妖精達は…

「どっちが勝つだろうね」

「最強と言われてる2人だからわからないや」

「だよね(笑)」

「絶対サイタマさんの方が速いと思う…」

4人で呑気に会話していた。すると…

「お前ら暇なの?」

「そりゃそうですよ、見るだけだか…………っていつの間に!?」

ルナは驚いた。何故ならサイタマがいたからである。そして連鎖するかの様にサニー、サファイア、大妖精も驚く。

「チルノさんは…?」

「あれ」

サイタマの指さす先にチルノがいた。何かバテている。

「お…おのれ…」

チルノはやっと到着した。ぐってりとしていた。

「どういう状況だったんですか…?」

「簡単に言うとな…」

サイタマは大雑把に説明した。

 

 

 

 

かけっこが始まって数分後、状況はチルノの方が有利だ。

「やっぱり遅いな!最強のあたいが本気を出せばこんなもんよ!」

チルノは勝ち誇ったかのように言う。その時

ビュッ!!っと何かが横切った。サイタマである。

「何だと!?」

チルノは愕然した。距離は確かにサイタマよりも離れていた。だがサイタマの身体能力は人間を遥かに超えている。たとえチルノが本気を出していてもサイタマは普通に抜かせてしまう。本気を出してなくても。

「ま!待ちやがれ!!」

チルノはサイタマを追いかけた。だが距離は縮まる事なくサイタマの勝利で終わった。※サイタマは最初地面だったが途中から湖の上を走った。

 

 

 

 

 

 

「「「心から尊敬します!!」」」

「やめろ」

サニー、ルナ、サファイアは深く土下座する。これにサイタマは呆れる。

「サイタマ!まだ終わってないからな!!次は弾幕だ!」

「えー…」

「文句はなし!いくぞ!アイシクルフォール!!」

チルノは容赦なく弾幕を放った。

「涼しー」

サイタマは全く怯んでなかった。逆に涼んでいた。

「あれ…?当たってない…」

「いやあれは避けてる…恐ろしいくらいの速さで」

サファイアの言う通りサイタマは涼みながら避けていた。だが速すぎる為わからない。これに怒ったチルノは

「おのれ!!これならどうだ!?パーフェクトフリーズ!!」

「寒っ!!」

チルノは切り札(※本人曰く最強の技)である"パーフェクトフリーズ"を放った。あまりの寒さにサイタマは震える。それを見ていた妖 大妖精達も寒がる。

「ハッハッハ!どうだ!あたいの強さに震え挫けたか!?」

チルノはまた勝ち誇ったかの様に言う!その時、

「「「「あっ」」」」

大妖精達は同時に口を開いた。それを見たチルノは首を傾げる。だが本人は気付いていない。後ろにサイタマがいる事に。

「はい終わり」

サイタマはチョップをした。チルノは真下に急落下し、地面にめり込んだ。

「やっぱりつまんねーわ」

サイタマはがっかりした。だがそれを見ていたサニー、ルナ、サファイアは目を輝かせていた。大妖精は地面にめり込んだチルノを助けに行った。




結論、チルノは一生サイタマに勝てない(当たり前か
次回、あの神様が久しぶりに登場(チビの方

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