東方一撃男   作:つじかみーん

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閃光のフラッシュが幻想入りした理由が明かされます。


十四撃目:幻想郷に来た理由

「まだだ…まだ終わってない…!」

「「ん?」」

サイタマと閃光のフラッシュは振り返る。其処には妖夢がいた。右手には剣が持っていた。

「成程…二刀流か」

フラッシュは再び瞬殺丸を向ける。なお、妖夢は二刀流である。が、先程の戦いで1本は折れてしまっているため一刀流である。

「私は人間と幽霊のハーフだ…貴様ら人間とは違う…」

「そうか…しかしその状態で戦うつもりか?」

フラッシュは尋ねる。現地点で妖夢の状態は全身傷だらけで多量出血しておりまさに生きてるのかがわからない状態だった。

「煩い…しn「めんどくさいから寝てろ」…!?」

突然サイタマが乱入し、普通のパンチを放つ。その衝撃で妖夢は飛ばされ後ろにあった岩にめり込んでしまった。

「サイタマ…邪魔をするな」

「悪ぃ…しつこかったもんで」

サイタマは苦笑いしながら謝った。

 

「で、どうやってここに来たんだ?」

サイタマは尋ねる。

「あぁその事か」

フラッシュは幻想入りした理由を答えた。

 

~閃光のフラッシュが幻想入りする数日前~

「サイタマ!俺だ!居ないのか?」

フラッシュはドアを叩く。しかしサイタマは出てこない。彼は今ヒーローズマンションにいた。サイタマが此処に引っ越したと聞いたからだ。サイタマは元々Z市の廃工場の管理室を改装して住んでいた。しかし怪人協会の事件で壊れてしまい、フラッシュと同じS級でありサイタマの友人であるキングの紹介で最近引っ越して来たのことである。

「やはり居ないのか?」

しかし考えても時間が過ぎるばかり。

「仕方が無い。協会の奴に聞いてみるか」

フラッシュは協会本部まで行った。数分後…

「博麗神社か…聞いたことのない場所だな」

彼は博麗神社の前にいた。協会の職員からの話によると「ハゲマントは博麗神社に調査しに行った。」と聞かれたからだ。一瞬ハゲマントは誰だ?と思ったが直ぐにサイタマのヒーローネームだと気づいた。

「しかしサイタマの姿がない…」

「サイタマさんなら幻想郷に居るわよ」

フラッシュは後ろから女性の声が聞こえたので振り向いた。其処には八雲紫がいた。

「貴様、今の話は本当か?」

「ええ、本当よ。私が連れていったもの」

紫は答える(しかしサイタマ自身は無理矢理連れてこられと言ってたが)

「それと…貴方は閃光のフラッシュさんね」

「俺のことを知ってるのか。貴様の名前は?」

「私は八雲紫。幻想郷とここの神社の管理人よ。興味があるなら幻想郷に連れて連れてってあげるけどどう?」

「俺はサイタマに用がある。其処に連れてってくれ」

「わかったわ」

するとフラッシュの足元にスキマが現れた。

「!?」

「ごめんなさいね、これが唯一の手段だから」

フラッシュは動揺してしまった。そして吸い込まれってしまった。

「S級ヒーローの実力、見せてもらうわね」

紫は不気味な顔で笑った。

 

「「成程、わかった」」

「サイタマ…隣にいる奴は誰だ…?」

「コイツは魔理沙…って魔理沙!?」

「やっと追いついたぜ、サイタマ」

サイタマの隣にいつの間にか霧雨魔理沙がいた。

「お前いついたんだ!?」

「ついさっき来たばっかりだ。けど妖夢の姿が凄い無残だったが何かしたのか?」

その質問に答えたのはフラッシュだった。

「俺と勝負してああなったのだ。トドメをさしたのはサイタマだがな」

「ああ、そういうことか」

魔理沙は納得する。そこで私はあることに気づいた。

「そういやチルノといつも一緒にいる妖精は何処にいるんだ?」

「え?チルノと大妖精なら…あれ何処いった?」

サイタマは辺りを見回す。しかし見あらたない。

「けどま、いいか。じゃ急ごうぜ」

「ああ、そうだな」

サイタマとフラッシュは先に進む。この時魔理沙は

「本当にそれでいいのかよ…」

と呆れていた。しかしサイタマたちについていく。




次回西行寺幽々子登場します。ちなみにチルノと大妖精の出番はもうないです。(この章での)

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