東方一撃男   作:つじかみーん

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旧都、命蓮寺sideで分けてお送りします


百三十六撃目:結局勝負に繋がる(笑)

旧都

「久しいな、サイタマ」

「よっ、勇儀」

サイタマは軽く挨拶する。

「しかし今回も連れがいんのかい?」

「おう、お前にリベンジしたいって言うから連れてきた」

「ハハッ!無駄な事を」

勇儀は鼻で笑う。これが気にくわなかったのかアトミック侍とクロビカリが

「おいテメェ…俺らを馬鹿にしてるだろ」

「前回の俺と見くびるなよ!勇儀さん!」

「いや何でって…お前さん達はあたしに大差で負けたじゃないか、それなのに諦めてないのか?」

「「くっ…!」」

2人は言葉が詰まった。無論事実である。だが

「だが前とは同じと思わない方がいいぜ…?」

「アトミック侍さんの言う通りだ!」

「そうかい…ならば見せてもらおうじゃないの!!」

アトミック侍とクロビカリは構える。そして勇儀も構える。しかしS級の2人が言う事は本当なのだろうか……一方サイタマは

「サイタマは勇儀さんと闘わないの?」

「俺はそんなつもりじゃないしな…」

偶然来たキスメと話していた。

 

 

 

 

 

 

命蓮寺、本堂

「俺は恩師の博士からサイボーグになった。それ以降からは度々パワーアップしてもらっている。正義執行の為にな」

「おぉ…!」

聖は目を輝かせながらジェノスと話していた。それを見たシリュウが

「ゾンビマン殿…聖殿って…」

「ああ、聖は周りの流行にのせられやすい上に自分の年齢を気にしてないからな」

「え?」

「聖は見た目では信じられない程歳をとっている。星から聞いたが昔、妖力を手に入れて若返りの術と不老長寿の身体を手にしたって聞いたからな」

「妖力を交える事は僧侶にとっては外道行為では!?」

「ああ、理由は聖がある理由で死を恐れ「聞こえてますよ?」!!」

その時、ゾンビマンの頭に何かが刺さった。聖が何処から出したのかわからない槍だった。それにシリュウは驚く。

「聞こえていたか(笑)」

「私は地獄耳なんですよ?」

だがゾンビマンは普通に聖と話している。

「ゾンビマン殿!大丈夫なのですか!?」

「大丈夫だ、よくある事だ」

「へ?」

シリュウはキョトンとした。"え?よくある事…?"と思っていた。

「シリュウ、確かゾンビマンさんは異常な程の再生力を持ってるからあれくらいで死なないぜ」

「そうでしたか…」

ぐるぐるサイクロンの説明にシリュウは納得した。その頃、竜崎は…

「ねーねーお兄さんってドラゴンなの?」

「え、まあ…ドラゴンにはなれるけど俺は竜族の血を引く人間だし…」

「なら見せて下さい!」

「此処でやるのはちょっとな…」

竜崎は苦笑いして言う。何故ならぬえと響子に質問攻めされてたからである。確かに竜崎は竜族の血を引いている為、竜に変化する事はできる。更に角と尻尾があるから色々言われるのは仕方がない。

「あのー…その前に…ぬえちゃん?尻尾触るのやめてくれないかな…?」

「なんで?」

「いや…その…」

竜崎は理由を言おうとするが思いつかない。しかしそれでもぬえは尻尾を触り続ける。それを見ていた一行(※命蓮寺の妖怪)からは…妬ましい光景にしか見えなかった。なんでか。

「ぬえちゃんが彼処まで興味持つとは珍しいですね♪」

「確かにな」

聖とゾンビマンから見れば微笑ましい光景である。

「あ、所でジェノスさん、私との勝負に付き合ってくれませんか?」

「俺は構わない」

ジェノスは断らずに承知した、わ

「ありがとうございます、それと…シリュウさんとぐるぐるサイクロンさんもよろしいですか?」

「私も構いませんよ」

「ああ、受けて立つっすよ!」

シリュウとサイクロンも承知した。

「話が早いですね、なら最初はぐるぐるサイクロンさんから」

「俺から!?わかりました。手加減はしませんよ?」

「手加減しない方がありがたいです」

聖とサイクロンは外に出て、命蓮寺から離れた場所で行う事にした。

 

 

 

 

 

 

とある場所

「本当に手加減なしでいいんですね?」

「ええ、思う存分にやりましょう!」

聖は気合が入っていた。サイクロンは一瞬怯むが直ぐ立ち直った。

「「では…尋常に勝負!!」」

聖とサイクロンは激突した。ジェノス、シリュウ、ゾンビマン、竜崎、ぬえ、響子は比較的安全な場所で見る事にした。




雨多い

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