東方一撃男   作:つじかみーん

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百十三撃目:怪人との決着①

早苗&神奈子vsケガレ

「人気者への裁きのパンチ!!」

神奈子はケガレの拳を再び当てられた。本来ならどうってことないのだが、ケガレの腕力は鬼を遥かに超えている為致命傷ではすまない。

「神奈子様!!」

早苗は倒れた神奈子に声をかけるが返事はない。

「次はお前だぜぇ?山の巫女」

早苗を殴ろうとしたその時、ケガレの顔に衝撃が

「誰だ?」

ケガレの目先には華扇がいた。

「まさか倒れないとは…貴方はそうとう強いのですね…」

「てめぇか…俺の顔を殴ったのは?今ので標的はお前になったぞ…!」

ケガレは華扇を標的にした。そしてケガレは身体を変化させていった。

「細胞を変化できるというのか…!?」

「寝言言ってられるのは今だけだぜぇ〜!?」

華扇の目の前には変わり果てたケガレがいた。

「お前は好奇心を知ってるか?好奇心は破壊と結びつくと最低で最悪な結果になる!!"片腕有角の仙人"!おめぇのその包帯巻の右手がどうなってるか気になるからな!!」

その時、ケガレの腹部分に衝撃が走る。

「ったく…!まだ残っていたのか」

「バング先生!」

目の前にバングが現れた。

「あ"!?おめぇは"銀牙のファイター"だな?お前も其処の仙人と一緒に天国行きにしてやるよ!!」

ケガレはバングに目掛けて右手を振り下ろす。

「隙だらけじゃお主」

バングはすぐに避けてケガレに向かって"流水岩砕拳"を放った。ケガレは粉々になって消えて無くなった。

「お見事です…!」

「じゃが華扇、お主もまだまだじゃな」

結果、乱入したバングと華扇の勝利。

 

 

 

 

 

 

霊夢vsドールキング

「まだ動けるというのですか…」

「当たり前よ!!」

霊夢はボロボロでありながらもまだ動ける。ドールキングは限りなくボロボロに近い。

「つまり次の攻撃で決着ですね…人形剣技!"マリオネットピュア"!」

「夢想封印!!」

ドールキングと霊夢は同時に攻撃を仕掛けた。結果は…

「これが運命なのですね…!」

ドールキングは倒れた。そして消えて無くなった。

「危なかった…まさか幻想郷にこんなにも強い奴がいるなんて…紫と先代の巫女様に頼んで修行しないとね…」

結果、苦戦のゆえ…霊夢の勝利。

 

 

 

 

 

魔理沙vsシャドウ

「くっ…!」

「どうした霧雨!?私から離れなければ傷が増えるだけだぞ!?」

シャドウは闇魔法で作り上げた手で魔理沙に攻撃をしていた。魔理沙はシャドウを抑えるのに精一杯の為半減ができない。

「シャドウ…!お前はこの魔法を知ってるか?」

魔理沙は左手を空に向けて上げる。すると魔法陣が発生した。

「なっ!?私の闇魔法が!?」

シャドウが作り上げた手は消えた。再び作り出すがすぐに消滅してしまう。

「其方!何を…!?」

「これは闇魔法に対抗でいる光魔法だ。アリスから教えてもらったんだ。これでお前の闇魔法は使えないぞ?」

「おのれ…!」

魔法陣の中、シャドウは無力である。

「そしてお前に聞きたい事がある。お前に闇魔法をさずけたローブの者は誰なんだ?」

「何…?」

その時、シャドウは不思議な空間に包まれた。

 

 

 

 

 

 

「もういいです、没収します」

 

「何故だ!?私はまだ"世界平和"を実現できてはいない!」

 

「貴方にはとう必要ないと判断したからですよ、シャドウ」

 

「!?」

 

シャドウは驚く。ローブの者が自分の名前を知っていたからだ。

 

「何故私の名を!?」

 

「当たり前です。貴方の事は知っています」

 

ローブの者はフードをとった。

 

「其方は…!?」

 

「お久しぶりですね、シャドウ」

 

なんとそれは妖怪に殺された筈のシャドウの母だった。

 

「母さん…!!」

 

シャドウは母に近づく。

 

「母さん…あの時は申し訳ない…何一つ守れなくて…」

 

「大丈夫ですよ、貴方が無事ならそれでいいのです」

 

「母さん…」

 

 

 

 

 

 

「どうした?泣いているのか?」

魔理沙は不信に思った。何故ならシャドウの目から涙が溢れてたからだ。

「闇魔法をくれたのは…」

"貴方における闇魔法と貴方の命を…没収します"

「私の…母だった…」

"行きましょう、私達のいる場所へ"

シャドウは光に包まれて消えた。

「消えた…闇魔法をくれたのはお前の母さんだったのか…?」

魔理沙は立ち尽くした。そして空を見上げる。




まだ続きます。
毎度すみません。元に戻しました。
ちなみにシャドウの母は元人間の魔法使い兼聖母です。

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