東方一撃男   作:つじかみーん

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眠い


百十一撃目:上級怪人、現る②

早苗・神奈子side

「何か強い気を感じる…」

「え?」

早苗と神奈子は通路を進んでいる。その時神奈子が何やら強い気を感じた。と、次の瞬間

「ひャひャひャ!」

突然前から高速で何かが襲ってきた。

「間違いない!奴だ!」

神奈子は拳を放つが避けられてしまう。早苗も弾幕を放つがこれも避けられる。

「おいおいどうした?インセクト・バグを倒した時の威勢はどうしたんだよおい?」

と、言いながら歩いてきた。髪はボサボサで暗い印象の顔で、オレンジのマフラーに白い服装の男だった。

「ん?てかお前ら東風谷早苗と八坂神奈子だろ?信仰で人気集めてるんだろ?ぶっ殺す」

「「は?」」

早苗と神奈子はキョトンとした。何故なら前にいる男がとんでも発言をしたからだ。

「殺すって…どういうことだい?」

「あ?あたりめぇだろ、人気があるからだよ!俺は生まれた時から嫌われててな、だから人気と強さは比例しねぇ事を証明してやんだよこの子供騙しみたいな信仰してる馬鹿どもが!」

その男の正体は怪人のケガレである。彼は幼い頃から嫌われていて、人気のある者に対しての嫉妬や憎しみが増幅し怪人となったのだ。

「信仰が子供騙し…ふざけんのも程々にしな!」

神奈子は馬鹿にされた事に怒り、ケガレと激突した。

 

 

 

 

 

霊夢side

「何よこれ…」

霊夢は何かを見つけた。それは藁で出来たボロボロの人形だった。王様の格好をしている。

「まさかこれも怪人じゃ…」

「そのまさかです」

「やっぱり…ってえ!?」

霊夢は驚く。それは藁人形が喋った上に剣を振りかざしたからである。

「僕を怪人だと気づくのはお見事です。博麗の巫女」

「やっぱり怪人か…名前は?」

「僕はドールキング。骨格塔に住む人形型の怪人です」

人形はドールキングと名乗った。元々は大事にされてた人形だったのだが捨てられて怪人化したのだ。

「見た目弱そうね…」

「見た目で判断は困ります。実力で勝負していただかないと」

「まあいいわ、怪人は討つべき!」

霊夢とドールキングの勝負が始まった。

 

 

 

 

 

聖・ゾンビマン・バング・華扇side

「おお、ゾンビマン!」

「バング!」

バングと華扇は聖とゾンビマンと合流して。

「怪人と遭遇しなかったか?」

「いや…ヴァンパイア(血統書付き)を倒してから全く遭遇してはない」

「そうか……ん?」

バングは何かに気づく。

「先生…どうかしましたか?」

「近くに何かがおる……避けろ!!」

バングに言われて聖、ゾンビマン、華扇は避ける。

「まさか怪人の仕業か!?」

「間違いないな、あれじゃ」

バングの指さす先にはスライムのような怪物がいた。骨格塔の怪物イビルスライムだ。

「あれが私達に攻撃してきたのですね…」

「見た目雑魚にしか見えないが…」

「見た目で判断するな、奴は強敵じゃ」

「これは…4人で一斉攻撃ですね」

4人はイビルスライムと激突した。

 

 

 

 

 

キング・神子・針妙丸side

「何か嫌な予感がする…」

キングを盾にして進んでいる神子が言う。

「それ以前に俺を盾にして進むのやめてくれないかな…」

キングがそう言ったその時

ガン!!

「な、何!?」

突然音がした。しかも揺れている。

「まさかこれって…」

「これ崩れるな…」

「なら早く出口を見つけないと!」

キング、神子、針妙丸は急いで出口を探す。

 

 

 

 

 

この揺れの正体は…

「お前が親玉か」

「いかにも、俺は竜崎。この骨格塔の主であり、怪人組の会長だ」

サイタマは骨格塔の主であり、怪人組の会長、竜崎真一と接していた。

「"趣味でヒーローをやってる最強の男"…噂では聞いている…俺を思う存分に楽しませてく「馬鹿か?」!?」

サイタマは竜崎を普通のパンチで竜崎を飛ばした。

「楽しませろって…ふざけてんのか?」

サイタマは呆れる。




元になった怪人はこれです。
ケガレ→ブサイク大総統
イビルスライム→エビル天然水
なお、ドールキングと竜崎真一はオリジナルです。

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