東方一撃男   作:つじかみーん

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これもう怪人協会への進撃と同じですね(´・ω・`)


百八撃目:幻想郷住人と元ヒーローの進撃①

妖夢・幽々子side

「なぁ兄貴、侵入者はアイツらか?」

「そうらしいな」

其処にいたのは囚人服を着、サングラスをしており、肌の黒い男が2人いた。片方がごつく、もう片方はひょろひょろである。骨格塔に住む怪人"ラップ兄弟ゴウ&ヨウ"である。

「此処が入口みたいですね」

妖夢が骨格塔の入口の扉を開ける。

「おや…?ヨウ、これは大物が来てくれたぞ!」

「マジか兄貴!」

ゴウは驚く。妖夢の隣に幽々子がいたからである。

「お前らは確か…"幽冥楼閣の亡霊少女"の西行寺幽々子と"幽人の庭師"の魂魄妖夢で間違いないな?」

「ええ、そうよ」

「はい、そうです」

妖夢と幽々子が返事をする。と、その時

「「噂では聞いてるぜ!お前らはコンビネーションがすごいって事にな!俺達はラップ兄弟のゴウ&ヨウ!俺達の兄弟愛を見せてやるぜ!」」

ゴウとヨウが襲ってきた。しかし

「のああああ!?」

「ヨウ!?」

ヨウは妖夢に斬られてしまった。

「すみませんが雑魚に相手している暇はありませんので」

「おのれよくも弟を…!許さん!!魂魄妖夢!俺の剛力を思い知るがいい!」

ゴウが弟の仇にと妖夢に拳をくらわそうとする。

「あら?貴方の相手は私よ」

突然横から幽々子が入ってきてゴウの間近で弾幕を放つ。

「え?」

ゴウは何が起きたのか理解できずに爆発して倒れてしまった。

「私は妖夢とのコンビネーションはする気ないけどね」

「幽々子様…酷いです…」

幽々子の発言に妖夢は傷ついてしまった。

 

 

 

 

魔理沙side

「何も出てこないな…」

魔理沙は注意深く進んでいる。しかし何も出てこない。その時

「待ちな!侵入者よ!」

魔理沙の目の前に貴族みたいな男が現れた。

「私は怪人王子、青薔薇の貴公子だ!貴女は"普通の魔法使い"の霧雨魔理沙だな?」

「何だコイツ…」

あまりにキザな性格に引いてしまった。

「私の華麗なる剣術で貴女は私の虜だ!」

青薔薇の貴公子はレイピアを取り出し振る舞う。

「めんどくさ…」

魔理沙は魔法瓶を取り出し、蓋を開けて放つ。

「な!?うわあああ!?」

青薔薇の貴公子は爆発した。

「悪いけど…私はアンタの虜にならんだわ」

魔理沙は呆れながらも先へと進んだ。

 

 

 

 

 

聖・ゾンビマンside

「口程にもならんな、"ある意味不死の戦士"よ」

骨格塔の怪人、ヴァンパイア(血統書付き)が口を拭きながら言う。前にはゾンビマンが倒れている。

「さて…次は"封印された大魔法使い"の番だ」

「望むところです!」

聖は構える。ヴァンパイア(血統書付き)も構える。と、その時

「誰が口程にもならないって?」

倒れていた筈のゾンビマンが立ち上がって聖の隣に来た。

「成程…その再生力は本当だったんだな。しかし意味はないと思うぞ?」

「そんなもんやってみないとわからないだろ、聖、行くぞ」

「はい!」

ゾンビマンは拳銃を持ち、聖と共にヴァンパイア(血統書付き)と激突した。

 

 

30分後…

 

 

「何故だ…?我は確か…何度も…殺した…はず…」

ヴァンパイア(血統書付き)の身体はバラバラになっていた。

「ゾンビマンさん…流石です…!」

「いや…俺もこういう相手と戦うのは久しぶりだったからな…」

ゾンビマンも血だらけで傷だらけなのだが直ぐに元通りになった。彼は戦闘力は高くないものの、その異常な再生力で持久戦に持ち込むという戦闘スタイルである。聖が気に入るのも当たり前だ。

「けど聖…足でまといになるが許してくれよな?」

「大丈夫です!」

ゾンビマンの発言を聖は気にしてなかった。そして2人も先へと進む。

 

 

 

 

 

一方サイタマは…単独で突き進んでいた。




元となった怪人はこれです。
ラップ兄弟ゴウ&ヨウ→爆走兄弟レップウとゴウカ
怪人王子 青薔薇の貴公子→怪人姫メガミメガネ
ヴァンパイア(血統書付き)→バンパイア(血統書付)です。

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