ソードアート・オンライン~黒の剣士と謎の少女~   作:雪安

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どうも 雪安です。

今回はオリジナル回です。


第八章 女の武器

~キリト視点~

 

 我ながらとんでもない事してしまった。

 

 しかし、あの場はああ言う以外道がなかった。

 

 なかった?違うな俺が勝手にやっただけだ、げんにあの時ディアベルが止めようと動こうと

していた。

 

 アスナやユウキ達には悪い事したな

 

 「はー」

 

 第二層の入り口は二層のそれなりに高い場所にあり二層が一望出来る。

 

 オマケに夕暮れ時で太陽がいい感じに傾いて来ていて、とても絵になる。

 

 俺はそれを見ながらしばし黄昏ていた。

 

 「何黄昏てるの?キリトらしくないよ?」

 

 「え、」

 

 そこにはユウキがいた、いやユウキだけではなくランにアスナもいた。

 

 「なんで、いるんだ?ついてくるなて言ったはずだが?」

 

 「いいえ、命が惜しくない奴はついてきなって言いました。」

 

 「そうか、なら街に向かえよ俺なんかに係わるな」

 

 パン!乾いた音がした。アスナが俺の顔にビンタしていた。

 

 「ふざけた事言わないでよ!ボスを倒せたのはアナタがいたからなのよ!アナタがいな

かったら今頃私達は全員死んでいたわ!」

 

 アスナのビンタと言葉に俺は何も言い返せなかった。

 

 

 

~ユカ視点~

 

 私が第二層への階段を登りきると「パン!」と乾いた音が聴こえてきた。

 

 視線を音の方に向けるとアスナがキリトにビンタしていた。

 

 『ふざけた事言わないでよ!ボスを倒せたのはアナタがいたからなのよ!アナタがいな

かったら今頃私達は全員死んでいたわ!』

 

 ああ、これはアスナ相当ご立腹だな、まぁキリトの自業自得だから仕方がないけど

 

 「アスナ落ちついて」

 

 私はアスナの肩に手を置いてアスナを止めた。

 

 「ユカ、・・・・そうねごめんなさい少し感情に流され過ぎたわ」

 

 「謝る必要ないって、ボクもキリトの事殴ろうと思っていたしね」

 

 「私もユウキと同意見です。」

 

 とユウキとランもアスナと同じ心境と言ってきた。

 

 「まぁ、私もさっきのアレはないと思うかな」

 

 これで四人から非難された事でキリトが申し訳なさそうに俯く

 

 「だが、あの場はああしなけりゃ、収まりがつかなかっただろう?」

 

 それでも、ああするしかなかったと主張するキリト、それに対してアスナ、ユウキ、ランが

動こうとした。

 

 「確かに、あの場はああでもして負感情を一か所に集めてしまった方がいいわね」

 

 私の言葉に三人は私を見てきた。

 

 まぁ、聞きようによっては私がキリトの行動は正しかったと言っている事になる

 

 「でも、それをキリト一人が背負う必要はなかったわ!」

 

 「・・・っ」

 

 どうやら、キリトもディアベルが止めようと動こうとしていたのを知っているようだ

 

 「ね、キリトちょっとお願い聴いてくれる?」

 

 私の言葉にキリトと他の三人がなんだ?という顔をした。

 

 「ちゃんと立って私の事をしっかり見ていてね」

 

 「ああ、わかった?」

 

 キリトが私の事を見ているのを確認すると私はメニュー画面を開いて装備を全部外した。

 

 このゲームは装備を全部外すと下着姿になるそして、異性からの性的視線はハラスメント

コードにあたり、異性間特に女性側には権利として相手を第一層始まりの街にある黒鉄宮の

地下牢に強制転移させられる。

 

 「$%&#$%#&」

 

 キリトは私の下着姿を見て物凄く動揺した。

 

 そして、他の三人も慌てた。ユウキとランがキリトの目を塞ぎアスナが私の前に立って

壁になった。

 

 「ちゃっと!ユカいきなり何しているのよ!」

 

 「そうだよ!ユカ!」

 

 「ユカさん早く服を着て下さい!」

 

 とアスナ、ユウキ、ランが言ってきたが私はもう、装備し直しているのだった。

 

 「さて、キリト私の下着姿見たよね?」

 

 「・・・・」

 

 私の問に視線を逸らして黙るキリト

 

 「み・た・よ・ね!」

 

 再度私はプレッシャーをかけて問いかけた。

 

 「はい」

 

 私とアスナ達のプレッシャーで見た事をキリトは認めた。

 

 「じゃ、私のゆうこと聴いてくれるよね?」

 

 「なんだよ?」

 

 「女の子の下着姿を見ただからね、ゲームをクリアするまで、私とパーティーを組みなさい!」

 

 私のこの発言にアスナ達は完全に固まった。

 

 「な、何言ってんだよ!ビーターの俺と一緒にいてもメリットが!」

 

 「いやだなんて、言うとボタン押しちゃうわよ?」

 

 「ぐ」

 

 私がボタンを押すと言うとキリトは観念した。

 

 でここで、アスナ達が硬直から復帰した。

 

 「もちろん、アスナには今後も私とパーティーを組んでもらうからね?」

 

 「え、あはい」

 

 「で、ユウキとランの二人はどうするの?」

 

 「出来れば私達もパーティーに入れて下さい」

 

 「じゃ、今後もこの面子でパーティーを組むって事で」

 

 「本気かよ?」

 

 「あ、キリトもし逃げたりしたら、アルゴに(キリトが女の子の下着姿を見て逃げた)って

情報を売るからね?」

 

 今の発言でキリトは完全にソロを諦めたわねwww

 

 




これで、キリトのソロプレイとアスナの血盟の副になる道を潰せたな

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