ソードアート・オンライン~黒の剣士と謎の少女~   作:雪安

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どうも雪安です。




第二十七話 システムのオバーアシスト

[第二十二層 ギルドホーム訓練場]

 

~ユカ視点~

 

 現在私はヒースクリフとの決闘の為にホーム内に作った訓練場で向かい合っている

 

 いきなりの事態にギルドメンバー全員が戸惑っている、そりゃそうよね、キリトとアスナの

結婚を祝っていたら、リーダーとヒースクリフが決闘する意味があるのか?

 

 「ねぇ、ユカこの決闘に何の意味あるの?」

 

 案の定アスナが聴いてきたので、こうなった経緯をアスナ、キリト、ユウキに説明した。

 

 「おいおい、俺の同意無しに勝手に話を進めるなよ!」

 

 キリトが当然の苦情を言ってきた。

 

 「まぁまぁ、キリトさん、落ち着いて下さい」

 

 キリトをランが宥めるが

 

 「理由は解ったわ、でも、納得いかないのは私も同じよ!」

 

 ようやくキリトと結婚出来て喜んでいる所に水を差されて頗る不機嫌なアスナであった。

 

 で、決闘の結果は私の負けで終わった。

 

 「さて、これで、私はキリト君と決闘しても問題ないね」

 

 「約束は、約束だからね、許可します。」

 

 「で、このまま、此処でやるのか?」

 

 キリトが此処で決闘をするのかと聴いた。

 

 「いや、決闘は明日第七十五層のコロッセオで行おう」

 

 そう言うと、ヒースクリフはアオを連れて、自身のギルドに帰っていた。

 

 

 

[第七十五層 転移ゲート前]

 

 新たに解放された、七十五のメインタウンは、白い石で古来ローマ帝国のような町並みである、

その中で特に目立つ建物がゲート前にあるローマ帝国で、剣闘士達が己の命を賭けて死闘を繰り

広げたとされる楕円形の建物コロッセオである、しかし、今はそれよりも目立つ物がコロッセオ

の前にある、

 「二刀流キリトVS神聖剣ヒースクリフ、アインクラット最強剣士はどっちだ!」

と、白くデカい垂れ幕に黒文字でデカデカ書かれているコロッセオの周りには、出店が大量に

あり飲み物や食べ物を見物に来たプレイヤー達に売っている、店番をしているプレイヤーは全員

血盟騎士団の団員達である

 

 「これって、どういう状況だよ」

 

 あまりの状態にキリトが呟いた。

 

 「やあ、キリト」

 

 そこに、えらく疲れたアオが声をかけて来た。

 

 アオの説明によると、ヒースクリフが血盟騎士団本部に帰還後キリトとの決闘の事を幹部会議

で話すと、血盟騎士団の財政部門のプレイヤーが大題的にこの事を宣伝し、更に情報屋にこの

情報を流して、コロッセオ前での出店を独占している

 

 アオの案内で選手の控え室に着くとキリトを残して、私達は観客席に移動した。

 

 観客席にはクライン達ギルド風林火山達やディアベルやリンドと言った攻略組トップランカー

達や、アルゴからの情報で近次か前線に来るのでは?という中層ギルドのメンバー達が

ちらほら居る

 

 そして、キリト対ヒースクリフの決闘が開始すると、キリトが二刀流による手数の多さで

ヒースクリフに攻撃するが、ヒースクリフのユニークスキルに全て防がれている

 

―神聖剣―

 絶対的なまでの防御を使用者に与え、更に盾その物を武器として使える

 

 キリトの二刀流が攻めに特化したスキルなら、ヒースクリフの神聖剣は守りに

特化したスキルである、

 

 まさに最強の矛、盾対決である

 

 そして、二人のライフは共にイエロー手前状態でキリトの一撃がヒースクリフに入ったと

思ったがその瞬間世界が停止して、ヒースクリフの盾がキリトの一撃を防ぎキリトに

カウンター攻撃を仕掛けてが、キリトはその攻撃をくらいながら、ヒースクリフに攻撃をした。

 

 試合の結果は、引き分けで幕を下ろした。

 

 試合の後キリトとアスナは新婚生活を満喫するためにしばらく攻略を休む事になった。

 




キリトとアスナの新婚生活はバッサリカットして、ユイちゃんに出てもらいます。

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