ソードアート・オンライン~黒の剣士と謎の少女~   作:雪安

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どうも雪安です。

なに連続で投稿してんだかな(呆れ)


第十七話 月夜の黒猫団

[第十一層 プレイヤータウン 宿屋&酒場]

 

 「我等月夜の黒猫団に乾杯!」

 

 「「「「乾杯」」」」

 

 「そして、我等の命の恩人キリトさんに乾杯!」

 

 「「「「乾杯」」」」

 

 「か、乾杯・・・」

 

 俺は今彼ら月夜の黒猫団と一緒に食事をしている、なぜこうなったのかと言うと、俺は武器の

強化素材を取りに少し下層に降りて来た。

 

 現在「攻略組」(下層プレイヤー達が何時の間にか付けた前線組の呼び名)は第二十八層を

攻略中だ、強化に必要数を集め終わって引き上げようとしただ、モンスターに追われている

パーティーが居た、本来ならかかわるべきじゃないのだが、

 

 そのパーティーは攻守のバランスがあまりに悪く見ていられなく、助けてそのまま、出口まで

護衛した。

 

 そこで、別れるつもりだったのだが、お礼がしたいとそのまま、彼等が活動拠点にしている

十一層に連行されてしまった。

 

 で、色々彼等に質問されてしまい、どう答えるか考えていると酒場のドアが開いてプレイヤーが

入って来た・・・

 

 「・・・キリト!」

 

 入って来たのはうちのギルドリーダーのユカだった。

 

 

 

~ユカ視点~

 

 「「「・・・」」」

 

 今私達は第二十二層に建てたギルドホームの居間でくつろいでいるが、アスナ、ユウキ、ランの

三人がそわそわしている、理由はキリトが武器強化素材を取りに一人で下層に降りて行って

しまったからである、三人ともすっかりキリトラブな状態である、まぁ当人のキリトはまったく

気付いていない様子だが

 

 「・・・キリト君遅いね」

 

 「・・・そうですね、キリトさんならもう集め終わっている頃ですね」

 

 「・・・うん、キリトならもう帰ってきてもおかしくないよ」

 

 アスナ、ラン、ユウキはキリトが遅いと愚痴りだした。

 

 私はフレンドリストからキリトの位置情報を表示させてキリトの現在位置を調べた。

 

 「・・・あら、キリト随分と下層の街に居るわね」

 

 私の情報で三人は、取敢えず愚痴は止んだが、そわそわしている

 

 

 

 [第十一層 プレイヤータウン]

 

 私はキリトの位置情報を頼りにタウン内を移動してキリトのいる店に着いた。

 

 『ありがとう、』、『本当に死ぬかと思ったよ』、『助けてくれて本当ありがとう』と店の中

から声が聴こえてきた。

 

 私は店のドアを開けて店の中に入った。

 

 「・・・キリト!」

 

 「ユ、ユカ!なんで此処にいるんだ?」

 

 「なんで此処いるだぁ!あんたが武器強化の素材取りに行っていったい何時間経ったと思って

いるのよ!」

 

 そう言うと私はキリトの首を腕で〆た。

 

 「ぐぇ、ギブギブ!」

 

 私とキリトのやり取りにキリトと一緒に食事をしていたプレイヤー達がポカとしていた。

 

 

 

 「・・・それで、この人達は何?」

 

 その後キリトから説明を聴いた。

 

 「・・・はぁ~、ならメールくらい送りさないよ」

 

 「・・・あの、あなたはいったどちら様で?」

 

 月夜の黒猫団のリーダーの少年が恩人のキリトに首絞めをした私に質問してきた。

 

 「・・・失礼、私の名前はユカ、ギルドエストンテーンプソのギルドリーダーをしています。」

 

 「!」

 

 私がギルド名を名乗ると黒猫団のリーダーの少年が驚いた顔をした。

 

 「・・・アナタがあの攻略組、五大ギルドのユカさんですか」

 

 現在最前線で攻略しているメンバーから攻略組と呼ばれているギルドは、私のギルドと

ディアベルの青い海、リンドのドラゴンナイツ・ブリゲード改め聖竜連合、キバオウの

アインクラット解放隊改めアインクラット解放軍、そしてヒースクリフの血盟騎士団の五つが攻略

の中心となっている

 

 「・・・て事は、キリトは攻略組のメンバーの一人なのか?」

 

 「・・・頼む、教えてくれ、どうすればボク達は前線に参加できる?」

 

 「「「「!」」」」

 

 リーダーの少年の言葉に仲間のメンバー達は驚いていた。

 

 「・・・月夜の黒猫団、鼠からの情報だと攻守のバランスが悪いがメンバーのチームワークは

悪くない、バランスさえどうにかなれば、前線入りも遠くないと言っていたわ」

 

 「・・・ほ、本当ですか!」

 

 「・・・キリトあなたは、どう見た。」

 

 私は助けたキリトに彼だの評価を聞いた。

 

 「・・・確かに攻守のバランスが悪い、それに全員が目の前の戦闘に集中し過ぎて周りや

パーティーメンバーの体力管理が不十分だな、だが一番の不安要素はサチだな」

 

 キリトに一番の不安要素と言われて、サチと言う少女が驚いた。

 

 「・・・サチの何が不安なんだ?」

 

 「・・・さっきの迷宮区での戦闘でサチは攻撃のさい目を瞑っていた。」

 

 「「「「!」」」」

 

 キリトの言葉にサチさん以外が目を見開いてサチさんを見た。

 

 「・・・本当なのかサチ」

 

 リーダーの少年がサチさんに聞いた。

 

 「・・・ごめん、もっと早くに言えばよかったのに、皆に置いて行かれるのが怖くって、でも、

モンスターと戦うのが怖いの、最近は怖くってあんまり眠れないの」

 

 そう言うとサチさんは泣き出してしまった。

 

 「・・・はぁー、戦闘を始めると周りが見えなくなって、仲間の不安に気付けないなんてまず、

前線入りの前にメンバー全員で腹を割って話し合いをするべきね」

 

 私はそう言うとキリトを連れてギルドホームに帰った。

 

 「「「キリト(君)(さん)」」」

 

 帰るなりキリトに説教を始めるアスナ、ユウキ、ランであった

 




取敢えずこれで、月夜の黒猫団の崩壊は回避ですな
次は何処を改変しようかな

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