ソードアート・オンライン~黒の剣士と謎の少女~   作:雪安

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原作改変でディアベルが生存しているから
原作よりもギルド数が増えました。


第十三話 四ギルド設立

[第三層 メインタウン 中央広場 近くの空き家]

 

[ユカ視点]

 

 現在私はキリトを連れてディアベル達三人とテーブルを囲んでいる

 

 ~数時間前~

 

 アスナと私の武器を再錬成した後、ダークエルフの野営地でダークエルフ側のクエストを

こなしレベルが2~3上がった。

 

 そんな中私にアオからメールが来たので、私は一人でアオに会いに行った。

 

 「・・・やぁ、ユカ」

 

 「待たせたかしら?」

 

 「いや、僕の方も来たばかりだよ」

 

 「そう・・・で、頼んでいた事が出来たて事よね?」

 

 「ああ、頼まれた通りに“ギルド設立”をしたよ」

 

 「ありがとう、私はキリトを見張ってないといけないから自分で出来ないのよね」

 

 「それじゃぁ、ギルドリーダー権を君に渡すよ」

 

 そう言ってアオが操作すると、アオが設立したギルドのリーダー権が私に移った。

 

 私は、ギルド名を“エストンテーンプソ”に改名した。

 

 「随分と面白い名前にしたね」

 

 「・・・やっぱり、アオはリアルのほうでは優等生みたいね」

 

 「・・・どうしてそう思うだい?」

 

 「・・・私が付けた名前の意味分かっているんでしょ?」

 

 「・・・エストンテーンプソ、エスペラント語で未来だね」

 

 「正解・・・あなたの見た目は、キリトやアスナとそこまで歳は離れてないそれで、この

言葉の意味が分かる、ならリアルでは優等生かエリート学校の生徒と考えるのが普通でしょ?」

 

 「・・・なるほどね、確かに僕の通っている学校は世間からはエリート校と呼ばれているよ」

 

 その後、私はキリト達と合流してキリト達にはギルドに入ってもらった。

 

 「・・・いったい、いつの間にギルドを設立しただ?」

 

 私がギルド設立した事に真っ先に疑問を持ったキリトが聴いてきた。

 

 「二層のボス戦の後、アオにギルド設立クエストをやるように頼んでおいたの」

 

 

 

[第三層 メインタウン 中央広場]

 

 今私達は、第三層のメインタウンの宿屋で仮眠をとってから街の中央広場に来ている理由は

ディアベル達がギルドを設立したので、そのお披露目である

 

 まぁ、お披露目は建前で実際は現在前線に出ているプレイヤー達をギルドに勧誘する事が

目的である

 

 で、設立されたギルドは三つである、第一層ボス攻略からレイドリーダーをやっている

ディアベルが立ちあげたギルド“青い海”

 

 第一層でプレイヤー達が沢山死んだのはβテスターが面倒を見なかったと主張した。

キバオウが設立した。“アインクラット解放隊”通称ALS

 

 第二層のボス攻略までディアベルとパーティーを組んでいたが三層に上がってからパーティー

を抜けた青年リンドが作った“ドラゴンナイツ・ブリゲード”通称DKB

 

 と言う三つの前線ギルドが設立された。

 

 で今、ギルド青い海、ALS、DKBのリーダーであるディアベル、キバオウ、リンドの三人が

中央広場の舞台の上でそれぞれのギルドの思想をのべている

 

 「・・・さて、我々三人のギルドは誰でも受け入れる、ただしキリト君達のパーティーに

関してだけはバラバラに所属してほしい」

 

 このリンドの発言で広場に集まったプレイヤー達がどよめいた。

 

 まぁ、私達五人が所属するとそれだけでギルド間のパワーバランスが不安定になってしまう

 

 「・・・その心配は無用よ」

 

 私は舞台に上がってそう言った。

 

 「・・・それは、どういう事かな、ユカさん?」

 

 私の発言にディアベルが聴いてきた。リンドとキバオウも私の方を見ている

 

 「私もギルドを設立したはで、キリト達はもう私のギルドのメンバーよ」

 

 「・・・因みにギルド名はなんと言うのかな?」

 

 ディアベルが聴いてきた。

 

 「ギルド名は“エストンテーンプソ”よ」

 

 この後、四ギルド間での話の場を設けたいと私の提案で広場近くの空き家に移動した。

 

 話冒頭に戻る

 

 「・・・で、ギルド間での提案何かな?」

 

 ディアベルが聴いてきた。

 

 私は今後次々に出来るであろう、ギルド備えてギルド間でのルールを提案した。

 

①戦闘意思の無いプレイヤーを無理矢理ギルドに所属させない

 

②他ギルドに所属しているプレイヤーを引き抜く場合は本人とギルドリーダーの

双方に承認を得る事(金銭、人質、脅迫と言った非人道行為を禁止)

 

③ギルド間で諍いが起った場合代表者が一対一で対戦をして決める

 (ただし対戦は初撃決着戦闘のみとする、半減決着戦闘するさいには

  第三者による審判を設ける事)

 

 私が提示した三つの提案にキリトと他の三人が困惑していった。

 

 「ユカさん、この①と②は解るが③の半減決着戦闘でなぜ、第三者の審判が

必要なんだい?」

 

 私はその理由を説明した。

 

 こうして、ギルド間ルールが設立された。

 

 この情報はアルゴを通して全プレイヤー達に配布された。

 




③の理由は原作で体力の6割のダメージを与える攻撃をする前に1割2割程度のダメージで6割ぎりぎりまで減らして6割のダメージを与えると相手を殺せると言う裏技が存在します。
この方法で殺した場合、システムでは決闘による敗北と扱われPK扱いされない

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