ソードアート・オンライン~黒の剣士と謎の少女~   作:雪安

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第二層のボス戦カットしました。

原作と違い体術スキルと投擲武器のチャクラをレイドパーティー全員が持ってる

状態ですからねボスが遭われ過ぎる


第十二章 初の大型キャンペーンクエスト

[第三層 入り口]

 

 「わー!凄い森林だね」

 

 第三層の門を開けると目に映ったのは、見渡す限りの樹海だった。

 

 ユウキの言葉にアスナやランも樹海に圧倒されていた。

 

 「・・・」

 

 そんな中キリトが何か考えていた。

 

 多分この層から始まる大型キャンペーンクエストの開始クエストの事を考えているのかな?

 

 「・・・ねぇ、キリト確かこの層から大型キャンペーンクエストがあるんだよね?」

 

 私の発言にアスナ、ユウキ、ランの三人ともこっちを見て来た。

 

 「・・・はぁ、ほんとユカは何でも知っているな」

 

 「何でもじゃないよ?知っている事だけだよ?」

 

 私の返しにユウキとランの二人が苦笑した。

 

 「・・・ねぇ、キャンペーンクエストて何?」

 

 「「「「・・・・」」」」

 

 ここで、またしてもゲーム初心者のアスナから質問がきた。

 

 私達はアスナに簡単な例を挙げて説明した。

 

 「・・・じゃぁ大型キャンペーンクエストて何?」

 

 「複数の階層でストーリーが続くクエストだ」

 

 「・・・で、今目の前に道が二手に別れている片方はこの層の主街に続いている。で、反対側

の道を行くと森のダンジョンになっている、本来ならモンスターがポップするんだが、ボス撃破

から二時間はモンスターがポップしない後、街の転移ゲートもボス退治から二時間経つと自動で

解放される仕様になっている」

 

 「・・・つまり、下層のプレイヤー達には悪いけど、私達はクエストでレベル上げをしようっ

て話ね」

 

 

 

 

 で、森の中を進むと微かに戦闘の効果音が聴こえてきた。

 

 音のする方に進むと二人のNPCが戦っていた。

 

 片方は白い肌に金髪のロングで緑色の服を着た、イケメン(耳が尖った)ともう片方は小麦色

の肌に白い髪で黒色の服(露出の高い)を着た女性が闘っていた。

 

 「・・・どうにか、見つかったな、さてどうするか」

 

 「どうするて?」

 

 キリトの発言にアスナが疑問を口にした。

 

 「・・・ここで、加勢すると、した方のルートに固定される、以降はそちら側のクエストしか

進める事が出来ない」

 

 「・・・で、四人はどっちに加勢する?」

 

 「「「「・・・女性!」」」」

 

 私達は、女性の方に加勢する事にした。で私達の加勢で女性側が勝利した。

 

 てか、二層のボス戦でLvアップしていた私達五人が加勢すればね

 

 「・・・人の子らよ、加勢してくれた事礼を言う、おかげで鍵を森の奴らの手に渡るのを防ぐ

事が出来た。」

 

 「・・・是非礼をしたい、我々の野営地まで来られよ」

 

 私達は女性・・・ダークエルフのキズメルに誘われるままにダークエルフの野営地に向かった。

 

 「・・・こんな所に野営地があるなら、わざわざクエストやる意味あったの?」

 

 アスナが思った事を言ってきた。ユウキとランも同じようだ

 

 「この野営地はクエスト専用のエリアだ、因みに他のプレイヤーがこのクエストを始めても

俺達が居るこの野営地には来ない」

 

 と、キリトがクエストを受ける意味を説明したが、かなり戸惑っているまぁ、キリトがβの

時にこのクエストをやった時はエルフの二人は相打ちで、その遺品をこの野営地に持って行く

と言う状態で、相手を倒せる、もとい倒そうとか考えなかったから、今の状況はキリトに

とって始めてのパターンである

 

 

 

 野営地で休憩していると、アスナがこのレイピアで今後も闘って行くと言う話になったがそれ

は出来ないと私はアスナに言った。

 

 「・・・嘘だよね?」

 

 「・・・残念だが、事実だ。鍛冶屋での強化には限界がある、アスナのレイピアは一層で手に

入る中では高性能の物だし、強化すれば確かにまだ、使えるが正直言ってこの層のボス戦までが

限界だ、四層で新しい武器に変える必要がある」

 

 「いや!ここまでずっと一緒にやってきたこの子を捨てるなんて」

 

 アスナは泣きながらレイピアを胸に抱いた。

 

 「・・・アスナ、気持ちは解るけど、私達は前に進んでこの世界から出て、外で私達の心配

している家族の元に帰らないといけないのよ」

 

 リアルでクラスメイトのランの言葉で泣くのは止めたがやはり割り切れないようだ

 

 「・・・そのレイピアと別れずに済む方法なくはない」

 

 そこに、キリトの発言にアスナが顔をあげた。

 

 「・・・本当?・・・この子と別れずに済むの?」

 

 「・・・ああ、鍛冶屋では武器を元の金属に戻す事が出来る、その金属を他の金属と合わせる

事で性能を上げる事が可能だ」

 

 姿形が変わるが、これからもこの子と一緒にいられるとアスナは喜んだが

 

 「・・・だが、必ずしも性能が良くなる保証は無い、出来上がる物は完全にランダムだ、運が

悪いと一層の店売り品とかが出来上がる事もある、正直言って、分の悪いかけだ」

 

 それでもやるか?とキリトはアスナに目で問い掛けた。

 

 「・・・やるわ。このままこの子とお別れするくらいなら!」

 

 「でもさ、混ぜる他の金属はどうするの?」

 

 とユウキが当然の意見を言ってきた

 

 「それなら、問題ない」

 

 そう言うとキリトがステータス画面を操作して、何かのアイテムを出した。

 

 キリトの話だと二層のボスの通常ドロップアイテムで装備品の強化に使える鉄の板が袋に

ギッシリ入っていた。

 

 

 で、結果を言うととんでもない事になった。

 

 アスナのレイピアはなんとキリト曰く第八層まで使える、とんでも性能の武器が出来上がった。

 

 因みに私も使っていた武器を打ち直してもらうと、なんと高性能の薙刀になった。

 

 武器カテゴリーは槍だが、槍の特殊技能の投擲の能力が無くなって、変わりに突属性に斬属性が

付いた。

 




次はギルド結成かな?

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