ソードアート・オンライン~黒の剣士と謎の少女~   作:雪安

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今回のキリト達は岩砕きでその裏でユカは一人別行動をとった。


第十章 リズ、シリカとの出会い

 [第二層の深い森の奥]

 

 「でりゃ!」

 

 「とりゃ!」

 

 「てい!」

 

 「ええい!」

 

 「「「「・・・出来るか!こんな事!」」」」

 

 現在キリト達(キリト、アスナ、ユウキ、ラン)は大岩を割る修業をしている

 

 なぜこうなったかと言うと、話は数十分前にさかのぼる

 

 

 

 私のチートスキルの事でパーティーの事を了承したキリトは私達を連れて第二層のメイン

タウンに向かい、転移ゲートを活性化させると同時に近くの民家の屋根まで走って逃げた。

 

 活性化したゲートから次々にプレイヤー達が転移して来た。

 

 「凄いね」

 

 その光景を見ながらユウキが呟いた。

 

 「・・・?あれは」

 

 そんな中キリトが何かに気付いて、屋根伝いに走って街の外に向かったので、私達もそれに

続いた。

 

 キリトが崖になっている場所で止まって、下を見ていった。

 

 私達も下を見ると、情報屋のアルゴが忍者風の仮装をした二人のプレイヤーと何やら言い

争いをしていた。

 

 『だから、・・・・・言っているだろう!』

 

 『・・・・がなぜ・・・・ると、言うでござるか?』

 

 距離があるせいか、三人の声がよく聴こえないな?

 

 ポン

 

 私達の後ろからモンスターのポップ音がした。後ろを見ると大型の牛が居た。

 

 「ちょ、なんでこんな時にモンスターが沸くのよ!」

 

 「・・・」

 

 沸いたモンスターを見ってキリトが何かを考えている

 

 「ちょっと、キリトまさか、こいつを使ってアルゴを助けようなんて考えてないよね?」

 

 私の問にキリトが物凄くいい笑顔を返して来た。

 

 「みんな飛び降りろ!」

 

 「「「「えー!」」」」

 

 私達の声に反応して、牛のモンスターが突進して来た。

 

 私達は慌てて崖を降りると、運よく牛のタゲが忍者衣装の方に向いて突っ込んでいった。

 

 「大丈夫かアルゴ?」

 

 忍者衣装の二人が牛の追いかけだれて、居なくなりキリトがアルゴに声をかけると、アルゴ

がキリトに抱き着いて来た。

 

 「・・・お、おいどうした?鼠のアルゴさん、だしくないぜ?」

 

 アルゴの行動に私達は困惑した。

 

 「・・・ごめん、キー坊、君一人にβテスターへの恨み背負わせて、本当ごめん!」

 

 そうか、アルゴはキリトがβテスター達に向けられていた負の感情をキリト一人に押しつけ

てしまった事を気に病んでいるのね、本題なら自分やディアベルが一緒に背負うべき物だから

こそ、尚更キリトにすまないと思っているのね

 

 「・・・気にするな、アルゴどの道誰かがやらなければいけなかった事だ、それがたまたま

俺だっただけの事だ」

 

 キリトはそう言って、アルゴの頭を撫でた。

 

 「それじゃ、オレチの気がすまねぇよ!」

 

 「じゃ、その髭のペイント取った顔を見せてくれよ」

 

 「・・・わかった、それでいいならちょっと待ってくれよ」

 

 そう言うとアルゴがステータス画面を開いたが

 

 「じょ、冗談だって!本気にするなよ」

 

 「・・・キー坊の意気地なし」

 

 と言ってキリトをジト目で見るアルゴと私達であった。

 

 「・・・ごほん、私達が居るのを忘れていませんか?お二人さん」

 

 私の声で私達の存在を思い出したキリトと存在に気付いた、アルゴが慌てた。

 

 

 

 「・・・なぁ、アルゴさっきの二人といったい何を言い争いあっていたんだ?」

 

 「ああ、体術習得クエストの情報を売ってくれって言われてナ」

 

 「・・・?じゃなんで、言い争っていたんだ」

 

 「・・・売った情報で相手に恨まれるのはごめんだからナ」

 

 詳しく話を聞くと、あの二人は忍者スタイルのプレイヤーでスタイルを完成させる為には

どうしても、体術のスキルが必要だしい、そんな中他の情報屋からアルゴがそのクエストの

情報を持っていると聴き、アルゴを訪ねたがアルゴが「恨まれたくない」と情報を売らない

ので、二人に「本当は知らないのだろう?」と言われて、「知っている」と返してしまい

「なだ情報を売ってくれ」と言って来たので、アルゴは二人から逃げたと話した。

 

 で、キリトがなら助けたお礼と自分へのお詫びはその体術クエストの情報をと提案した。

 

 流石のアルゴも嫌だと言えなくなり、仕方がなく案内してくれた。

 

 そこは、街からかなり離れた山間の中腹だった。

 

 これは、情報が無いとマッパかリアルで登山が趣味でもないかぎり好んで来ないわね

 

 「・・・あそこの小屋に住んでいる爺さんに話かけるとクエストを受けるかどうか選択肢

ウインドウが表示されて、受けるに触れるとクエストが開始される」

 

 で、キリト達はクエストを受けたが

 

 「「「「・・・恨まれるて、こう言う事か」」」」

 

 四人はお爺さんに装備していた武器を取り上げられて、顔にペイントで髭を書かれて

しまった。

 

 「・・・そう言う事、良かったな体術のスキル情報だけでなくおれっちの髭の秘密も

わかってよ」

 

 「・・・この髭て取れないのか?」

 

 キリトの言葉に反応したのかお爺さんが「それは、我弟子の証じゃ、見事我修業をクリア

したならば、証を消そう」と言って来た。

 

 「・・・なら意地でもクリアしてやる、でその修業てのはなんだ?」

 

 「この岩を砕く事じゃ」

 

 「「「「・・・え?」」」」

 

 お爺さんは周りにある岩を指して言った。

 

 「ちなみにあの岩、破壊不可能オブジェクトの一歩手前の硬さがあるぞ」

 

 「まぁみんな可愛いから問題ないよな」

 

 「・・・えっと俺は」

 

 「キリエモン!」

 

 「「「「wwwwwwwwwwwwww」」」」

 

 こうしてキリト達の岩砕き修業が始まった。

 

 

 

 そして、話の冒頭に戻ると

 

 「時間がかかりそうね」

 

 「・・・なぁ、ユカお前このクエストの内容知ってたんじゃないのか?」

 

 「・・・さぁ、どうかしら?」

 

 「・・・ねぁ、アルゴ」

 

 「なんだい?」

 

 「ちょっと、探してほしいプレイヤーがいるのよ」

 

 私はアルゴに探してほしいプレイヤーのキャラ名を言ってから食料調達と言って、メイン

タウンに行くと、転移ゲートで第一層の始まりの街に移動した。

 

 「・・・さて、適当に歩けば見つかるかな?」

 

 私はこの世界のリズベットとシリカを探して街を適当に歩いた。

 

 「ちょっと、退いてよ!」

 

 「そんな事言わねえれさぁ、俺達の相手してくれよ」

 

 聞き覚えのある声がしたのでそこに向かうと四人の男性プレイヤー達が一人の女性プレイヤー

を囲んで言い寄って居た。

 

 「ちょっと、その子私の連れなんだけど?」

 

 私の声で男達が私の方に向いた。

 

 「へ、君も可愛いね、そうだ二人で俺達の相手してくれよ」

 

 あからさまにいやらしい事を考えている四人に私はカチンと来てその中で特に偉そうな男に

ディエルを挑んで負かしてやると、四人はスタコラサッサと漫画なら文字が表示される勢いで

逃げていった。

 

 「・・・ねぇ、なんで助けてくれたの?」

 

 助けた子が聴いて来た。その顔は紛れもなく鍛冶屋のリズベットだった。

 

 「・・・困ってる子を助けるのに明確な理由が要るの?」

 

 「あはは、そりゃそうか」

 

 その後私達は自己紹介してから、フレンド登録して別れた。

 

 また、しばらく歩くとさっき逃げて行った四人がまた、女の子を囲んで言い寄って居た。

 

 「・・・げ、お前はさっきの!」

 

 四人組の一人が私に気が付くと今度はそのまま、逃げて行った。

 

 「・・・なによ、人の顔を見ただけで逃げるなんて失礼ね」

 

 「・・・あ、あの助けてくれてありがとうございます。」

 

 と金髪で短いツインテールの少女がお礼を言って来た。

 

 「別に助けてないでしょ?向こうがいきなり逃げただから」

 

 ここで、私はこの子がシリカである子に気付いた。

 

 その後、シリカと自己紹介をして、フレンド登録をして別れた。

 

 「・・・これで、リズとシリカの二人と会えたから差し入れを持ってキリト達のもとに

戻りますか」

 

 

 

 キリト達への差し入れを持って山の中腹に行くとそこには、疲れ果てて地面に大の字に

なって倒れているキリトとユウキの姿があった。

 

 そしてアスナとランは互いに背中を預け合って地面に座っていた。

 

 「あ、ユカ」

 

 私に気付いたアスナがよわよわしく私の名前を呼んだ

 

 「・・・苦戦しているみたいね?」

 

 私は四人に差し入れを渡しながら感想を言った。

 

 「・・・ああ、アルゴが途中で投げるわけら、たく」

 

 そう言いキリトは差し入れのドリンクを飲み干した。

 




かなり詰め込み過ぎたなと自分で思っています。

原作通りに進むなら次は鍛冶師詐欺だな

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