IS学園の言霊少女(本編終了・外伝スタート)   作:ひきがやもとまち

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本編では半端な形で終わらせた福音戦ですが、実はあれは完成を急ぐあまり先走った失敗作回でした。それを長い間ずっと後悔し続けてきたのですが本編が終わりに近づいたので折角でしたし、改善したのを清書して投稿しました。

今後はこちらの「本来であればこういうストーリーにする予定だった」話を『本来のルート』編として章別けして並行しながら書いていこうと思ってます。

あくまで今作はギャグ作品として始まったシリーズなので、本来のルートはギャグ一色です。戦争ネタとか出てきません。そのおつもりでお読みください。


『IS戦争ルート・番外編』
真17話「いでよ、甲龍! そして祖国を救いたまえ!」


「ーーと、ここで必勝の作戦でも提示できれば格好良かったんですけどねー」

 

 私は大見得を切った後に後頭部をポリポリかきながら、一応は考えていた作戦を頭の中で破棄しながら原作勢へ物語の主導権を戻す選択肢を選びました。

 

 ギリギリの所で私は転生者の越えてはいけない(注:私が勝手に規定しただけです。私以外の人には当てはまりません)一線を越えずに済んだのです。・・・遅すぎた気がするのは気のせいです。ええ、気のせいですよ確実に。

 

 

「私はあくまで素人で、一般学生に過ぎません。これ以上の介入は分を越えます。

 ですので、差し出口を差し挟みましたことを正式に謝罪した上で身を退き、責任者の方に場の纏め役をお戻しするのが筋と言うものかなと・・・」

「つまり・・・・・・再び私の出番という事だな!」

「織斑先生・・・」

 

 

 性懲りもなく戻ってきたんですか、貴女・・・。て言うか、恥ずかしげもなくよく戻ってこれましたね貴女。世界最強ブリュンヒルデって、肌色展開満載のIS美少女ヒロイン勢と比べても見劣りしない恥知らずと言う意味合いだったんですか?

 

 ・・・ま、いっか。どうせもう、自らの意志で部外者で居ることを選択した私には口出しする資格ありませんから。ここにいる方々が納得した上で承諾するなら私ごときが何かしら言う必要性もないでしょう。

 

 

 全ては、その世界に今も生き続けている人たちが決めるべき事。

 生き返った死人風情が勝手な口を差し挟むこと事態が大間違い。

 

 ーーそれが元々私のスタンスでした。どうにも長い時間を忘れ果てながら過ごしていた気もしますが、実時間的には大して経ってない。不思議な感じがしますけど、今日の所は思い出せただけで由としておきましょう。

 

 

「では、改めて指揮官として・・・指揮官として!話を戻させてもらう。

 束、本来は篠ノ之用に調整するつもりだった紅椿をお前用に再調整するのにどれくらい時間がかかる?」

「四十秒で支度するよ!」

「・・・いや、作戦開始は三十分後を予定していたから急ぎすぎなくてもいいのだが・・・」

「何を言ってるのさちーちゃん!? 速さは力なんだよ!

 世界最強ブリュンヒルデのちーちゃんに足りない物! それは頭脳常識忍耐勤勉さ、そして何より・・・速さが足りない!」

「貴女はどこのロストしたグラウンドから来られたスピード狂で・・・?」

 

 いやまぁ、似てるとは思いますけどね? 一体型のアルター能力とISって。

 とくに脚部限定で展開してた時を彷彿させるシーンとかが、ツッコミとは言え思わず私が口を差し挟んじゃう程度には似てましたしね。

 

 ーーでも、なんか違う気がするだけどな~・・・。

 

 

「済んだ話だし、この場に本人がいないから聞いておきたいのだが・・・お前、妹用に費やすつもりだった紅椿の調整時間はどのくらいを要求するつもりだったんだ?」

「七分あれば余裕って言うつもりだったよ☆

 恩を着せて関係修復には妥当な時間かなって★」

「・・・案外、家族に対しても黒い所あるよなお前って・・・昔からだから慣れてるけどさ・・・」

「もともと他人同士がツルんだ末に出来るのが家族って関係だしね~♪」

 

 ドライだなー。・・・一定の納得をしてしまう私自身の最低さを自覚させられて嫌な気分になる考え方だとは思いますけどね。

 

 

「ふっ・・・。その程度で増長し自惚れるとは・・・やはり可愛いな君は。

 天才となれるだけの才を与えてやっただけで世を変えられると思い上がった神の玩具よ。女神の舞台を作るために優生学を齎し、用意してやった甲斐があったと言うものだ。まぁ、揃ってまともな生まれではない幼馴染みばかりの環境で育てさせたのだから、こうもなるか。

 私と違い、友に恵まれなかったのが運の尽きだな。自らを奇人と思い込んだだけの凡人よ」

「キッ!(ギロリと鋭く睨む効果音)」

「うむ。人はさくりと死んで何も出来ない躯になるからな。黄泉路の先陣切って、さぱっと死ぬは誉れだ。二十を過ぎても生き恥を晒すのは人として恥ずかしいと思うぞ束さん」

「いっくーん!? 本当に君には何があったのかな!? 後で聞いてあげるからカウンセリングにかかった方がいいと私は思う!」

 

 そうですね。ちなみにこの場にいる全員が互いのことを、その様に認識しているのではないかと私は予想しています。

 

 

 

 

 

 

 

 ーーと、言うわけで作戦開始な訳ですが。

 

「じゃあ、束さん。よろしくお願いします」

「オッケーだよ~ん♪ ぬふふ~、本来なら束さんの上に男を乗せるなんてプライド的に論外なんだけど、今回だけは特別ダゾ★」

「なるほど。束さんは乗せるのではなく乗りたいタイプなんですね解ります。俺も女子を乗せて、ナニを踏んでもらいたいという願望が・・・」

「降りてー! 一秒でも早く降りてー! このままだと束さんの純潔がケダモノにーっ!」

「時間がないのです! 早く福音を落とさないと日の本の民たちが危ない!

 ・・・と、言うわけで征け! 赤い彗星号よ! お尻をペシッと」

「アッア~ン♪ ひっひーーーっん♪」

 

 シュボォォォォォッ!!!!!!

 

 

 

 ・・・・・・・・・見なかったことにしましょう。

 

 

 尚、作戦中はリアルタイムでのモニタリングが難しいので凰さんと視点を交代させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 作戦開始前、私たちは千冬さん・・・織斑先生から警告されていた。

 

『今回の作戦はワンアプローチ、一撃必殺だ。短時間での決着を心がけろ』

 

 ーーって。

 それは目標となる機体シルバリオ・ゴスペルが超音速での飛行を続けていて、臨海学校の宿泊施設から二キロ先の空域を通過するときに接触できるのは一度しかないとコンピューターが計測したからだ。

 このアプローチで失敗した場合、ゴスペルが次にどう動くのか誰にも予測できない。日本に来るかもしれないし、方向を変えて別の国を襲うかもしれない。自爆するかもしれない。

 不確定要素だらけだから学園上層部は一夏たち現場の人間に、速やかなる対処を求めたんだと思うけど・・・。

 

 

「さすがにこれは予測してない展開だろうし、期待もしてなかったと思うけどなぁーーっ!!!」

 

 

 私は急ぐ! 急いで急いで飛び続ける!

 懐かしの故郷へ! 古里へ! 家族と同胞が待つ愛しき祖国へ続く空路を全速力で突っ走り続けてる!

 

 なぜなら作戦途中に流れてきた不穏すぎる会話内容を耳にしてしまったから・・・。

 

 

 

『突っ走れ!! 突っ走れ!! あの微かに見える都市の尖塔みたいなのに向かって突っ走れ!! 今でも思い出す喧噪と打撃へ向かって突っ走れ!!

 エンジンが焼け落ちるまで回せ! もっとだ! もっともっと! もっとだ!!

 ヨーロッパじゃないけど懐かしの戦場へ! 待ち望んだ地獄へ向かって突っ込んで行けーーっ‼

 ・・・待て待て~♪ 逃げるなよ福音ー♪

 我が大隊と地獄で遊んで、少佐殿と握手‼』

 

『うおおおおおおおおおおおおっ!!!!!

 俺の前は誰にも走らせん! 俺が最速! 俺こそ最高!

 俺が選んだセレニア妊娠ボテ腹ENDまでの道を最高速度で突っ走る!

 日の本侍は寝ても覚めても突っ走ることと、突っ込むんで挿入れることしか知らーん!』

『待ってーーーーっ! お願いだから、束さんと物理法則と相対性理論とISのエネルギー限界等の一般常識置いてけぼりにして飛んでかないでーーーっ!!!

 ホントの本当にドコまで行く気なのーーーーーーーーっ!?』

 

『『無論、地獄まで』』

 

 

 

 ーー本気でどこ行く気なのよアンタらはーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!

 

 

 

 バカ二人を追いかけて私は征く、“中国本土”まで。

 あのバカが敵の射程外からミサイルをバカスカ撃ちまくったせいで追い立てられて逃げ込んでった先にあったのが中国大陸! つまりあたしの故郷!

 

「絶対わざとやったでしょアンタたちーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

 

『・・・どちら様でしょう? 私は沖裏であって織斑などと言う名前ではありませんが・・・。何番におかけになってますか? うちの番号は・・・』

『ガガ・・・ぴー・・・こち・・・らラス・・・ト・・・バタリオ・・・現在、磁気嵐に遭遇し、通信状況が悪化ちゅ・・・嵐が収まるのを待って再度交信を試みられたs・・・』

 

「居留守つかうなバカども二人ーーーーーーーーーーっ!!!

 コアネットワークに磁気嵐も電話番号も関係ないの知ってんでしょうがーーっ!!」

 

 

 私は急ぐ! 故郷のために! 家族のために!

 

 故郷と家族を日独(日日?)の蛮族連合から守り抜くため、中国代表候補生凰鈴音! 発進します!

 

「甲龍の名は伊達じゃない事を教えてやるわーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

 

 伝説に登場する龍の如くあたしは叫び、咆哮する。

 あたしはこの時、甲龍と一体化して中国を異敵から守る聖龍となったのだ!

 誰にも今のあたしを止めることは出来ない!

 

 

 

 ・・・なんか耳元のスピーカーから「異住ーーっ! 貴様という奴はいつもいつでもいつまでもーーっ!」「・・・私のせいじゃないもん。今回のこれだけは私のせいじゃないって信じたいですもん・・・」と、千冬さんの怒号とセレニアが泣きそうになってる声が聞こえた気がするけど、今はそれどころじゃないから無視していいわよね!

 

 

 

 

 ーーしばらくした後、中国近海の上空で。

 

 

「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ・・・やっと追いつい・・・た・・・」

 

 や、やっと空中に二人そろって停止しているバカどもに追いついたわ。

 

 さぁ~て、どう料理して落とし前つけてもらおうかしらーー

 

 

 

 

 ーーーゴォォォォォォォォォォォォ・・・・・・・・・

 

 

 

 

「見ろ、織斑君。北京市街が燃えている」

「ああ・・・やっぱり火はいいな。朝鮮出兵を思い出すぜ」

 

 

 

 ーーぎゃああああああああああああああああっ!?

 

「ちょ、ちょっと何やってんのアンタら!? どうして街襲ってる福音を攻撃しないのよ!?」

 

 私は全力で問いつめ、衝撃砲の砲口までターゲティングして自白を強要する!

 

 なにしろコイツ等は(どういう理屈かまでは知らないし判らないけど)まだまだエネルギーに余裕がある。

 私なんかは途中までセシリアたちに乗せてもらい、一機落ちてはまた次の一機へとの多段式ロケット方式によりギリギリの所で到着できたから燃料も残り少ないのだけど、コイツ等ならまだまだイケる。何故か分かんないけどイケてしまう!

 だったら行けよとっとと人助けしに! あたしの祖国の人たちどうなってもいいって言う気か!? 

 日本人で非ずば人に非ずか? 良い中国人は死んだ中国人だけだとでも言うつもりなのか? ドイツと日本は世界一ぃぃぃぃぃぃっ!!とでもホザきたいのか枢軸国連合めらが!

 

 

 あたしが被害妄想と知りつつも叫んだ誹謗中傷に大して一夏は「ひどい誤解だ」と心外そうに首を振る。

 その表情は本気で不快がっている様で嘘には見えない。・・・じゃあ何で? 何で動かず騒がず見ているだけなの?

 

 あたしの質問に一夏は肩をすくめながら、

 

「国境侵犯だ」

「・・・は?」

 

 間の抜けた声を出して、間の抜けた顔をするあたしに向かい、一夏は真顔のままハッキリきっぱり至極冷静な表情で堂々と・・・戯言を言ってのけやがった!

 

 

「ここから先はチャイナ。他国の領土だ。ジャパーンの国籍を持ち、日本製のISに乗る俺が許可なく入っていい場所じゃない」

「あ・・・あ・・・あ・・・」

「ちなみに私はもっと条件が厳しくなるな。なにしろ日本の専用機持ちで国家代表候補生でもある身だ。他国の領土に無許可で入り込むなど断じて認められるものではないのだよ。

 これでも以前には公僕だった高学歴の持ち主なのでね。国の規則や守るべき手順というものには一定の理解と知識がある。相手国の都合や面子やら言う無意味と断ずるものだろうとも、配慮してやる気紛れぐらい時には起こすさ」

 

「あ・・・あ・・・アァァァァァァァァホかぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」

 

 あたし、大絶叫! これが我慢できずにいられるか! いられるものか! 居られる奴が居たら確実に変態だぞソイツらは! 目の前のコイツ等みたいにね!

 

 

「許可がないと入れないなら取りなさいよ今すぐに! 出入国管理センターじゃなくたって領事館とかいろいろあるでしょうが!手続きの窓口ぐらい!」

「?? 日本の領事館って中国にあったっけか?」

「さて。あるかも知れず無いかも知れず。どちらにせよ極秘任務中に許可なく使用してもよい施設ではないのでね。ひとまずは上からの許可を待つことにしようかと」

「上ってどこの!? そして誰から来るのを待ってるの!?」

「さてね。織斑教諭を通じて学園長に確認を取ってもらっているのだが、何分にも組織の内情や編成が一般には公開されてないのがIS委員会と言うものでね。今現在誰がトップにいるのか、それを誰が知っているのか、誰に確認を取れば分かるのかなど全てが確認中とのことだ。今しばらくゆるりと待ちたまえよ凰鈴音。禿げるぞ」

「禿げないし! 十代の女子高生時に禿げちゃったら将来が完全にアウトしちゃうでしょ!? いや、それは一先ず置いとくとして・・・。

 救援要請とかは来てないの!? もしくは援軍に駆けつけたとかの名目で介入するとか!」

 

 この質問に答えたのは更識の隣で腕を組み、悠然と燃える街を眺めている一夏だった。

 

「無論、到着する前からコールし続けている。福音がそちらに向かっていることも軍基地にだけは事後承諾で伝えさせてもらった。まがりなりにも俺は侍。武人がベッドの上で安らかに死を迎えるのは死よりも辛い苦痛であると知っていたからな」

「・・・ああそう。それで、中国軍からの返事はなんて!?」

 

 その内容次第では介入できる! 期待を込めて一夏を見つめた私の視界に写ったのは苦虫を噛んでるみたいな顔した幼馴染みの少年。

 

「保留。上に確認を取るのでお待ちいただきたいとの事だった」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」

 

 今、なんつったコイツ。じゃなくって連絡担当したバカな奴。

 

「一度目から三度目までは丁寧に、四度目からは面倒くさそうに、十回目の途中で爆発が起き、事態を確認しているから待っててくれと言われて待ってると「我が偉大なる人民解放軍の力により無事に事件は解決したから、貴官等にはお帰り願いたい」と言ってる最中に再度の爆発。

 それ以降は数回に一度しか返事が来なくなってしまってなぁ。ちょっと困ってたんだが、どうするよオイ?」

「さてねぇ。実の所この距離まで接近させてもらうのに結構骨を折っているので、これ以上の過剰労働には相応の代価を要求したいと、私の中に残された塵一粒程度の公僕魂に最期の悲鳴を上げさせたい気分なのだが・・・おや、凰女史。どうしましたかな? よもやアレに向かって特攻でもなさるつもりかな?

 貴女の無意味で無価値な愛国心には敬意を表しますが、無駄なことです。やめておきなさい。貴女一人が行ったところで今更何も救えない、守れない。死んだ人間は只の死体に成り下がり、未だに生き残っている人々のうち何割かもいずれ死ぬ。

 生きるとは死ぬことだ。そう嘆くほどのことでも、怒って掴みかかるほど大した物でもないではありませんか。気にせず優雅に典雅にのんびりと気ままに、天上の特等席から我らと共に人々が生き死んでいく地獄を見物なさろうとは思えませんかな?」

 

 

 あたしは更識の言葉を途中から聞いておらず、ひたすら福音を相手に一対一で戦い続けていた。

 エネルギーは尽きかけてるけど構やしない。なぜなら今のあたしには無尽蔵に湧いてくるエネルギー源があるのだから!

 

 そのエネルギー源の名を、あたしは高らかに叫びあげる!!!

 

 

 

 

「更識簪、超ウゼェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」

 

 

 汚れ無き純粋な怒り。

 それは時に人の限界を超えさせ奇跡を起こす原動力。

 

つづく




当初の企画からの改善点:
開始直後に見せたセレニアの遠慮。
水銀ニートのセリフが多すぎること。
本当はもう少しだけ長かった。

・・・等です。

追記:
判別しづらい書き方をしてしまってた様でごめんなさい。
『日独枢軸国の蛮族連合』は中身の話であって、肉体的には両人ともに日本人です。
内訳は一夏と簪(水銀多めバージョン)です。
一応分かり易いように「日独」の後「(日日?)」と言う表現を付け足しときました。

作者が完全に把握しているからって新規様をないがしろにするような真似をしてしまい、まことに申し訳ございませんでした。長く書いてるどうしても気付き難くて・・・。

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