IS学園の言霊少女(本編終了・外伝スタート) 作:ひきがやもとまち
次回作として書き進めているギャグバージョンの言霊少女「新約」です。
割と本気でノリだけで書いてます。楽しけりゃそれでいい!をモットーとした完全ギャグストーリーですので苦手な方は御注意を。
なお、上記した通り本来は2話分のを1話に纏めた話ですのでサブタイトルも二つ出てきます。
時間軸としては原作1巻、セシリア戦の直後から。
言霊本編では、一話目でセレニアが余計な一ことを言わなかった結果セシリアと一夏による原作バトルが行われ、決着した直後からです。
注:一部書き忘れてた箇所に修正を加えました。
プロローグ「RE:ゼロじゃないけどイチから始めさせられる言霊少女」
わぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
「・・・ん?」
ーー割れんばかりの歓声を耳にして、私は眠りの国より浮上して参りました。
ボンヤリとしながら辺りを見ると、そこは何度か来たことのあるIS学園第三アリーナ・Bピットに併設されてる控え室。
外から聞こえてくる歓声の量と質から推測するに、今はそれなりに大きな試合の真っ最中。対戦カードは、おそらく代表候補と準代表候補クラスと言ったところですかね。
あまり大きな声では言えませんが、選手の知名度によって来客人数に天と泥との差が生じてしまうのが、ランキング形式をとるISバトルの弊害ですから。
(・・・どうして私は、ここにいるんでしたっけ・・・?)
ただ、今の私は眠りにつく前の記憶が、どうにもうまく思い出せません。
確か、ロケットがどうとか、水銀少佐がどうとか、妖怪がどうとか、スーパーフランス人がどうとか・・・・・・。
「なるほど、夢ですね。だって、あり得ない内容ばかりですから」
小声でつぶやき、私は結論づけました。
だって、あり得ない内容ばかりなんですもん。仕方がありません。
私、異住・セレニア・ショートが世界を相手に大立ち回り(実際に戦った他のは顔も思い出せない仲間のみなさんでしたが)を演じて戦争引き起こすなんて突拍子もない状況はあり得ませんよ絶対に。
あり得ないことは考えるだけ時間の無駄です。気分を切り替えて、頭の思考も切り替えましょう。その方が多分、建設的というものです。
「では、まず最初に状況確認から。
ええと確か、今の私は入学初日にオルコットさんと織斑さんとの諍いに巻き込まれて・・・」
ーーそうだった、そうでした。思い出しました。
私、現代日本からライトノベル《インフィニット・ストラトス》の世界に転生してきた転生者の少女、異住・セレニア・ショートは入学初日に原作主人公の織斑一夏さんと同じクラスに配属されて物語世界の中心、IS学園1年1組で机を並べて学びあう学友同士になったんでしたね。
そしてその後、英国貴族のご令嬢でイギリス代表候補でもあるメインヒロインの一人、セシリア・オルコットさんが織斑さんに絡んできて口喧嘩に発展。
最終的にはお約束展開により、担任教師で世界最強の称号を持つ主人公の姉がげんこつをチラツかせながら仲裁に入り「決着は試合で!」と言うことになったんでしたっけねぇー。・・・正直、「お前はどこの世界の悪女ボスだ?」と内心で尋ねたくなったのは秘密です。やられ役の定番セリフですからね、あれ。
「・・・んで、転生モノのお約束として、なんかよく分かんない理由で私も巻き込まれて二人の試合が終わった後に勝った方と戦う流れになった、と。・・・なんで私ボスキャラポジション? ふつう逆じゃね?
弱い奴が強い奴に挑んでいくのがバトルの王道展開なんじゃあ・・・一番弱い奴を最後に残してどうすんですか本当に・・・」
心の底から不思議に思い、小首を傾げながらも高い天井を仰いでいると、
『試合終了。勝者ーーセシリア・オルコット』
・・・・・・ん? 試合の決着を告げるブザーの音が鳴り響き、私の意識も自然にアリーナ入り口の方へと吸い込まれましたが・・・妙ですね。歓声がやんでいます。普通だったら決着の後には先にも負けない盛大な歓声が場を支配するはずなのに・・・。
・・・しかし、なんだって私はこんな事知ってんでしょうかね? 入学してから日も浅く、一般中学出身である私が知る由もない情報が頭の中で不気味な泡のように、浮かんでは消えていっちゃうんですけども・・・。
キィ・・・・・・
あ、控え室の扉が開いて誰かが入ってきましたね。
黒いスーツにタイトスカート、すらりとした長身に鍛え上げられて余分な肉のなくなったナイスバディ。原作主人公の実姉、織斑千冬先生でした。
ーー相変わらず、エロゲーに出てくる姉ヒロインみたいな見た目と性格してそうな人だなぁ~。弟さんの入浴シーンとか覗いてはぁはぁしてないことを祈りたいです。テンプレなので。
・・・でも、どうしたんでしょう? 微妙に表情が冴えないような気が・・・。
「・・・どうされたのですか? 織斑先生。なんだかお顔が優れませんが?」
「ああ、ちょっとな。実は一夏の奴がまたやらかして・・・って、ちょっと待て。今お前、お顔“の色”がじゃなくて、お顔“が”優れないって言わなかったか?
意味合いが違いすぎるからきちんと確認しておきたいのだが?」
「気のせいではないですかね? 少なくとも私は“色が”と付けていた記憶がありますが?」
「・・・・・・」
「まぁ、誰にでも言い間違いはありますからね。もし私が言い間違えて、織斑先生を知らぬ間に傷つけていたのだとしたら謝罪させていただきます。ごめんなさいでした」
素直に頭を下げて相手の視界から顔を射程外においた私の頭に、冷たい視線を射込み続けていたらしい先生ですが「・・・まぁ、いいだろう。以後、気を付けるように」と言って矛を収められました。チョロいです。
「先の試合結果についてだが・・・そこの観戦モニターで試合を見ていただろうから、説明の必要はないな?」
「ごめんなさい、寝てました。試合前で暇してたので、ついウトウトと」
「・・・・・・初陣での出撃前に居眠りとはな・・・お前はアレか? 任務遂行のためエゴを強化でもしているのか?」
「カロッゾかよ」
鉄仮面じゃねぇか。バグを散蒔いて月と地球の人類を抹殺しようとなんてしてねぇよ。どっちかと言わずとも「感情を処理できん人類はゴミだと」教えた眼帯の方が好きですよ、格好いいから。
「見てないなら仕方がないな・・・。試合前だが少しだけ時間があることだし教えておこう。さっきの試合で織斑一夏は敗退し、セシリア・オルコットが勝利した。織斑の敗因は・・・」
「興味ないからどうでもいいです。他人の、それも専用機持ちの敗れた理由なんか聞いて、一般生徒にどう活かせと? 量産機と専用機では隔絶しすぎた性能差があるのに『こうすれば勝てる!』とでも自惚れさせて、敵のエースに撃墜スコアを更新させろとでも? 私はあいにく、被虐趣味の持ち主ではないんですけどね」
「・・・・・・」
「挑むのであれば十分に修練と訓練と筋力トレーニングを積んでから、少しずつ経験値を貯めた上で挑みます。それが格上に対する礼儀でしょう? 積み重ねてきた蓄積を、才能と専用機等という他人から与えられたもので粉砕できると信じきれる方が頭が可笑しいと私は思いますがね」
「・・・・・・とにかく! 貴様が戦うことになる相手は先の勝者イギリス代表候補のセシリア・オルコットだ! 気合い入れていけ! 以上だ!」
「あ、ちょっと待ってください。後一つだけ」
乱暴な足取りで部屋を出て行きかけた織斑先生を私は呼び止めて、どうしても試合開始前に聞いて置かなくてはならないことを確認しました。
「なんだ!?」
「IS学園にはあらゆる分野の最新設備が盛りだくさんと聞きましたが、短時間で心身ともに一時間で完全にリフレッシュできる睡眠装置、たとえば昔のSF作品に出てくるタンク・ベッドみたいな装置もあったりしますか?」
「・・・?? いや、そんな超科学の申し子みたいなとんでもマシーンは実用化されていないはずだが・・・」
「じゃあ、エネルギーがほとんど底をついてて弾切れも起こしてるISが、内部に格納しさえすれば次のターンに完全回復&装弾も完了されてるスパロボアーガマみたいな母艦は?」
「ない。そんなものはないし、あるわけがない。大体、仮にそんな物が開発されていたならISのエネルギー問題は解消されて名実ともに世界最高戦力になっていなければ可笑しいだろう? 燃費の悪さだけがISの抱える問題点なのだからな」
「だったらーー」
一泊於いて、私はどう言えばいいのかよく判らなかったために少しだけ困ったような表情を浮かべながら聞いてみます。
「だったら、オルコットさんのISは連戦させても大丈夫なのですか? 初陣とは言え専用機持ちと戦ったわけですから、一切消耗してないなんてあり得ないと思うんですけど・・・。
ほら、ISって銃一発撃つのにもエネルギー消耗するわけですし」
「・・・・・・・・・」
急激に顔色を悪化させて黙り込んでしまった織斑先生を前に、私はため息を付きそうになるのを全力で抑え込みながら、極力優しそうな口調を心がけながら動かぬ表情筋を無理矢理動かしてギコチない笑顔を浮かべると、
「すみません、先生。私やっぱり練習不足なのは否めないので、後日改めて授業の一環として再戦させていただいても構いませんでしょうか?」
この時、私は自分が見た光景ーー世界最強の原作キャラクターが浮かべた、地獄に垂らされた救いの糸を見つけた時のような顔ーーを生涯忘れることが出来なくなったことを思い出と呼ぶべきなのかトラウマと表現する方が適切なのか、卒業してからも答えを出すことが出来ずに悩み続けることを今はまだ知りません・・・・・・。
第1話「オルコット家、脅威の科学(?)力」
ーー織斑さんとオルコットさんによる試合が行われ、決着が付いてから数日後のISアリーナにて。
「寂しいですね・・・来客数0のISバトルって・・・」
「仕方がありませんわ。短期間の間に全校生徒を集めての試合観戦なんて2コマもしたら、織斑先生の懐はかなり苦しい月末を迎えることになるでしょうから」
ちらりと見た先で盛大に視線を逸らす我らが担任教師ブリュンヒルデの姿に、私たち二人はそろってため息を付きました。・・・お互い、損な担任教師を持ったものですよね・・・。
現在、私たち三人は先日来の約束を果たすため第四ISアリーナに来ています。
ちなみに第四アリーナは通常使われることはありません。四は不吉な数字だからです。日本人の変なところで迷信深いところは、今も昔も前世も今生も変わらない~。
見物客は・・・皆無。原作主人公の織斑さんさえ来ていません。授業中だからです。
担任であるはずの織斑先生が来ているのは、余計な試合を入れちゃったことで授業スケジュールを狂わせた責任をとらされたため。現在、教室の方では副担任の山田先生が授業を担当してらっしゃいます。・・・担任で学生時代の先輩教師~・・・。
・・・ああ、ついでに説明しときますと第四アリーナは狭いです。IS運用できるだけの最低限度しか面積ありません。使う気ないアリーナにコンサート会場にも使える広さを持たせる金銭的余裕はIS学園にも日本国にも御座いません。
国民の収める税金は大切にね♪ by財務省。
「とはいえーー」
割り切れない私と異なり気持ちを刷新できたオルコットさんは、不敵な笑みを浮かべて私を見据えると、前回のように(私は見てないですけどね)ポーズを決めて戦う前の勝利宣言をなさいます。
「先の戦いで素人相手に遅れをとったわたくしには好都合と言うもの。織斑先生には感謝してもしたりませんわ。
この戦いの勝利でもって、必ずやオルコット家の名に再び栄光を!
そして、バラの花嫁に死を!」
「少女革命かよ。あと、私べつに姫宮アンシーでもなければ天上ウテナでもないですが」
つか、決闘場をISアリーナとした場合、私は双方ともに兼ねちゃってるんですが。
バラの花嫁でもある王子様って一体どういう存在なんだよ。私の一存だけで世界を革命できちゃうじゃん。チートか。
「この前の戦いで、わたくしに驕り高ぶりがあったことは事実として認めましょう。
それが原因で専用機を与えられたばかりの雛鳥相手と侮って思わぬ苦戦を強いられたことも事実であり、さらには相手のエネルギー切れという失態によって判定勝ちしたというのもまた事実」
「はぁ」
「ですが!」
ばっ!と、マントを翻すようにして片腕を掲げるオルコットさん。
ーーどうでもいいですが、私たちの今の姿ってISスーツ着用中なんですよね。私はIS学園から支給されてる平凡な黒い奴で、オルコットさんのは特注のオーダーメイド品で蒼い奴。デザインもプロが作った見栄えのするタイプ。
まぁ、要するに。その格好でそのポーズはやたらエロいので、辞めた方がいいのではないかなと思った次第です。品がなくて申し訳ございません。以後気を付けます。
「先の織斑さんとの戦いに於いて、わたくしは全力を出してはおりませんでした。
切り札を温存し過ぎて、決着の時まで使う機会に恵まれなかったのです! それがわたくしにとっての敗因! 謂わば、試合に出場させてもらえなかった秘密兵器!」
「使われなかった必殺技に、いったい何の意味が・・・?」
この人はアレですか? 負けても殺されないで次があること前提で銃撃ってるんでしょうかね? ・・・ああ、そう言えばスポーツでしたっけねISバトルって。スポーツじゃあ、しゃあねーか。
「今回のわたくしは、前回のわたくしとは違います! 甘さを捨てさるとともに人間を辞めたわたくしは、勝利をこの手につかむため勝利の女神に生まれ変わったのです!」
「いや、それだと女神じゃなくて吸血鬼でしょ。しかも人間に嫉妬した系の」
ノリがそれっぽいけど、この人もジャンプ好きなんですかね? イギリスにもジャパニメーションが普及しているみたいで嬉しいな~(現実逃避)
ーー死んだ魚の目になってきた自覚があるので、ピットにいる織斑先生に視線を向けると頭を振られてしまいました。
他に頼れる人は誰もいません。一人です。孤立無援です。四面楚歌でないだけマシと思うより他、道はありません。
「わたくしを甘く見ないことですわね異住さん! わたくしは前回の戦いでは20パーセントの力しか出してはいませんでしたが、今回はいきなり全力全開で行かせてもらいます! 手加減はいたしませんので、そのおつもりで!」
「いや、その理屈はおかしい」
なんで前回より弱っちい格下相手に全力だそうとしてるの? 専用機持ちが量産機乗りに全力だして挑んだら苛めですよ? そこんとこ分かってますか、スポーツ選手さん?
「あの時わたくしが使った力はIS操縦者としての力のみ。人間セシリア・オルコットとして本気を出せば、ISアリーナなど粉々に吹き飛んでしまうから抑え込んでいただけなのです。あなたには、わたくしの本気をお見せいたしましょう!」
「世界最高戦力を拘束具呼ばわりする貴女はなんなんですか、人間ですか地球人ですかサイヤ人じゃないんですか? あるいは宇宙じ・・・・・・」
「100パーセントのわたくしを見せて差し上げるーーーーっ!!!!」
前言撤回。妖怪でしたね、ごめんなさい。
「我がオルコット家が編み出した究極の秘術! 人間より高次の存在と接触を果たしたお母様から受け継いだ真の叡智!
これぞ究極にして至高のマハトマ! 世界最強の遠隔操作兵器を顕現させます!
世間を欺くために今まで見下してきて、ご免なさいお父様! 今こそあなたがお母様の部下である大佐として授かり、娘のわたくしに教えてくださった神秘の力を公開させて頂きますわ!
第二の光! 星よ! 海にレムリヤ、空にハイヤラキ! そして地には、このオルコット家!
金星神・火炎天主(サナト・クマラ)!!
古代アトランティスの叡智の前にひざまずきなさい現代人、異住・セレニアーーっ!!」
「時代を超越した超科学ロボット兵器で戦えーーーーーーーっ!!!!!!!!!」
激怒した織斑先生の怒号が無人のアリーナに響きわたり、私とオルコットさんとの試合は有耶無耶のうちに私の勝ちと言うことで幕を閉じました。
・・・・・・頭痛い・・・・・・。
試合結果。勝者というか、敗者セシリア・オルコット。
ルールには規定されてないけど、世界に存在してはいけない物を使ったために反則負け。
この試合後、IS操縦者はISバトルに於いてISを使わずに戦うことを禁止すると言う法律ができたとか、できなかったとか・・・。
幕間「IS学園の残酷少女」
「そう言えばセレニアさん。あなた、この前の試合でわたくしが真っ当に戦いを挑んでいた場合には、どうやって対処するおつもりでしたの?」
「・・・真っ当な戦い方じゃないって分かった上で使ってたんですか、あのUFO・・・。まぁ、別にいいですけど・・・。はぁ・・・。
仮にオルコットさんが真っ当な手段で挑んできたところで、私が真っ当にやって勝てる道理はありませんでしたからね。ルール違反にならない程度に卑怯な手段を講じる気は満々でしたよ」
「ほほぅ。それは一体、どの様な手を?(わくわく)」
「(好奇心旺盛なお嬢様だなぁ・・・)つまらない平凡な作戦に過ぎませんが・・・これです。これを投げつけて中身を周囲にぶちまけさせるつもりでいました」
「・・・??? ただの麻袋にしか見えませんが・・・あ! 判りましたわ! これに爆薬か火薬を充満させて投げつけることで、わたくしが撃ち落とした瞬間に大爆発を起こす算段でしたわね!? 違いますか!?」
「爆薬だったらISのレーダーに引っかかると思いますよ? 火薬はどうか判りませんが、爆発力的に微妙なのではないかと」
「じゃあ、これには一体なにが・・・?」
「小麦粉です。小麦粉だったら袋を撃ち抜いて辺り一面に爆散したとしても、危険だとは思わなかったでしょう?」
「まぁ、確かにそうですわね。だって小麦粉ですもの。ただの調味料でしょう?」
「昔の話だそうですが・・・痛ましい事件があったそうでしてねぇ・・・」
「・・・??? どの様な事件?」
「穀物輸出用エレベータに満載されてた小麦粉に誤って火がついたらしく、高さ40メートルのサイロの屋根をも吹き飛ばす大規模な粉塵爆発が起きたのだとか。
意外と引火しやすくて扱いが難しい穀物なんですよね、小麦粉って」
「・・・・・・」
「幸い私の乗機は装甲が分厚い打鉄でしたし、オルコットさんの愛機ブルー・ティアーズ相手でも耐久性だけは勝ってます。
機動性重視で装甲の薄いブルー・ティアーズだって絶対防御がありますからね。殺してしまう危険性を考慮しなくていいなら当然の策ですよ。
こちらは試合開始直後に持ってきた袋を投げつけて、避けられたならISのパワーで袋を殴りつけて破くだけ。
ね? 単純でつまらない平凡な作戦だったでしょう?」
「・・・・・・ふるふるふる(蒼白な顔で首を横にふり続けてる音)」
つづくかも?