IS学園の言霊少女(本編終了・外伝スタート)   作:ひきがやもとまち

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昨日は突然の体調不良で約束を守ることが出来ず申し訳ございません。
今日から再起動する為に頭のリハビリを兼ねてセレニアの設定について考えてたのを書いてみました。
ストーリーとは関係ありませんが、設定厨なのでこう言うの書くのが好きなのです。リハビリに付き合うと思って適当に読み飛ばして下さい。


「セレニアの設定が更新されました」

 氏名:異住・セレニア・ショート 職業:学生。所属:IS学園1年1組。専用IS:なし。

 属性:自由・混沌。日本国憲法で保証されている自由と権利を最大限賛美し、法律による秩序を重んじた結果、そこいら中を混沌へ導いてしまう傍迷惑で特殊な人格。

 本来であれば属性:秩序・中立であるはずが自由・混沌になってしまっているのは、端から見るとそうとしか映らないから。

 

 当初は特異点として機能していたため周囲に混沌を振りまいてきたが、途中から自分の意志で行動する度に混沌の度合いが増していくため「もうこの設定いらなくね?」と作者を苦悩させている。

 

 交通事故で死んだ男子高校生の記憶を引き継いでIS世界に少女として生まれ変わった、いわゆるTS転生者。原作知識は相変わらず皆無だが、既に原型なくなってきてるので別にあったとしても役に立たない。

 知識でチートしない頭脳派タイプだが成績表で見た場合は理系ではなく文系タイプ。でも、浅く広くがモットーなので中途半端。好きなジャンルは歴史。

 

価値観

 人の個性と価値観の違いを尊び、尊重する反面、それを侵害したり負うべき責任を放棄しているように見える人物には下記の理由により一切の情け容赦なく言刃によって断罪してしまう。

 

 『銀河英雄伝説』の登場人物のひとり、ヤン・ウェンリーを前世から変わらず尊敬している。そのため生まれ変わりながらにして指揮官の視点を持ち、指揮官の視点しか持ち合わせていない。

 その結果、指揮官としての「果たすべき責任」を強く意識しすぎる性格となり、メメント・モリ(自分がいつか死ぬことを忘れるな)を日常的に実践しているのが当たり前の、ちょっと怖い女の子になってしまった。

 

 影響は他の方面にも及んでおり、責任放棄や職権の乱用、個人的感情で下位にいる者を傷つける行為などを絶対に見過す事が出来ない性格の持ち主に今日ではなっている。

 その割に自分自身も最近では感情で行動し始めているのはご愛敬。

 

 どこぞの天使が「信念の女」であるのに対し、セレニアは「覚悟の少女」。

 何時いかなる時も場所と状況、相手の地位や世間体や面子など、あらゆる事情を無視して言うべき事は言ってしまうので、周囲にいる人たちをも胃痛に巻き込みまくってしまう。

 当然、言ったからには責任取る気満々である。殺すというなら是非もなし。信長か。

 

 当たり前のことではあるが、他人の胃がどれほど痛くなろうとも自身の胃が治るわけでは決してない。自分も痛いが他人も痛くする、肉体的にはクロスしないクロスカウンター少女。

 巻き添えにされる方としては堪ったものではないのだが、文句も苦情も言ってくれなきゃ分からないから言ってほしいと思ってもいる。(口撃した側である自分から言うと絶対に口論になるから言うことが出来なくてもどかしい)

 

 人の気持ちを尊重しすぎて、身勝手な忖度をするのが苦手になってしまった。何かと考えすぎな女の子。子供の頃からこの考え方を貫き続けた結果、胃が弱くなってしまってもいる。

 

思考法

 自己評価がきわめて低く自分の出した答えに自信を持てないのもあって、人からもたらされた情報を大事にする。質より量を尊び、玉石混淆の中から宝を探し出すのが好き。

 信じる情報の基準は、信じるだけの「根拠」と「必要性」、それから「その立場から見て知り得る情報、考え得る可能性の一つ」である事などで「友情」も「家族の絆」も入っていない。

 むしろ身内からの情報をこそ慎重に吟味して粗探しをするタイプ。

 理由は「相手が一番信頼しやすそうな身近な人間こそ、偽情報を与えて敵を惑わすために使う捨て駒に適しているから。

 それに敵の親分の身内だったなら、利用して見捨てる時に心が痛まないで済む」外道です。

 また、一見すると価値のない物に価値を見いだすのは「信用通貨と同じく、価値は見つけるものではなく与えるものだ」と考えているから。

 

 もともと一風変わった性格と価値観を持つ子供だったが、今のように周りとの乖離が激しくなったのは「他の人たちがみんな一つのことに集中している中に、自分なんかが一人加わったところで何ほどのこともない。

 むしろ他の人たちが見ない、見たがらない方を見ていた方が、失敗した時の保険代わりに成れるんじゃないかな?」と思い、実行し始めてから。

 それ以降はスゴい勢いで歪んでいき、前世では死ぬまで悪化し続けた。

 

 今生においては安定期に入っているが、予断は許されない。

 切っ掛けさえあれば良薬から劇薬へ、そして毒薬にも成れる少女になってしまったので・・・。

 

好みのタイプ

 銀河英雄伝説の登場人物はヤン以外もみんな好き。ただ、ヤン以外で一番好きなのは誰かと問われたら真っ先に「フェルナー大佐」と即答する等、やや好みに今の元凶がある。

 実際、必要とあらば要人誘拐や暗殺なども視野に入れている。国家と国民に害を与える戦争や内乱など数人の政府中枢人物の命で済むなら済ませるべきだと考える人命尊重主義者は、間違っているだろうか?

 

 「責任を果たすこと」これが何よりも優先して実行されるべき重大事と捉えているが、その一方で果たすべき責任を果たすことを喜びと感じている側面があり、この点はヤンよりもラインハルトに似ているのだろう。

 

 意外とシェーンコップのような慇懃無礼を絵に描いたような人物に好感を抱きやすい傾向があり、他人を前にして「偽っているぞ?」と隠すことなく態度で示す人物が非常に好み。

 逆に相手を思いやって相手も自分も偽り「すまない・・・だが、お前のためでもあるんだ!耐えてくれ!」と自分の中だけで完結する事故憐憫と自己陶酔タイプが吐き気を催すほどに大嫌い。

 「勝手に一人でやってろ、他人を巻き込むな」とバッサリ言ってしまう、スポコン完全否定型。

 

 嘘は必要悪と解釈しているため悪を好きになるのは、言い訳として都合よく利用したがる小悪党だけだと決めつけている節がある。

 

趣味

 当然のように読書。歴史小説よりも転生技術チート系が好き。

 ただし読むときに一番注目するのが、その技術と共に書かれている技術の歴史である辺り、ちょっと変わっているのかも?

 歴史書も嫌いではないが堅苦しいので「読んで楽しければ二倍覚えやすい」と、楽しみながら覚えること学ぶことを正しい教育であると考えている。

 その一方で「楽しく思うよう誘導する」「楽しいと思わせて自分の考え方だけを学ばせる」などの教育方法を洗脳教育と言い切り、断固として否定している。

「教育とは文字通り、教わった事を自分の中で育み、やがて花へと育てること。

 断じて花を咲かせるために存在する作業工程なんかじゃない」

 

思想

 基本はヤン・ウェンリーの唱えた民主主義寄りだが、銀英伝以外の様々なキャラのセリフの中で自分が感動したのを極力採用しているため、ややごった煮状態。

 正しいと感じたら、とりあえず自分の中限定で信じて実践する女の子。

 人に強制するのは目に余る範囲に達した場合に限られる。

 

 知らないことは知らない。分からないことは分からないと言い切って、知らないことや分からない事を自己の考えに反映させないのがマイルール。知ったかぶりは良くない。

 ただ可能性が入れる隙間はいつでも用意しておくべきだろうと考えてもいる。

 無駄に柔軟性があるが、転生先の世界でこれが役立つのは戦争時に置いてのみであるのは世界にとって幸運なのか不幸なのか・・・。


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