IS学園の言霊少女(本編終了・外伝スタート)   作:ひきがやもとまち

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以前から書きたかった言霊ISの真相解明回です。
ただ、いざ書いてみると私の場合、文章が台詞ばかりになりますね。未熟過ぎて下手過ぎる作者をお許しください。
途中から割り切って台詞オンリーになってしまいますが、その程度の作者なんだと嗤ってお許しいただけると助かります。


27話「分かりやすい言霊IS時代史概略」

 『IS』。正式名称『インフィニット・ストラトス』。日本で開発されたマルチフォーム・スーツです。

 十年前に開発された当初は宇宙空間での活動が想定されていましたが、現在は停滞中。アラスカ条約により軍事利用が禁止されてからは、もっぱら競技種目としてスポーツ製品扱いされてる近未来的なロボット兵器です。

 

 前世での私が「装甲騎兵ボトムズ」を愛好していたのと同じ様な理由で、この世界の男の子たちもロボット大好きです。なので女性しか扱えないにも関わらずISは、小さな男の子たちにも大人気。ポケモン並ですよ、スゴいですよね。世界規模です。

 

 当たり前の話ですが発表が十年も前である以上、十年前にIS大好きだった男の子も今では立派な大人の男、成人して男性と呼ばれる存在になってます。

 人は変わって行くものですからね、当然でしょう。

 

 ーーなので時間軸的に考えたならば、十年前にいい年してロボット好きIS大好きだったオッサンが、十年後の今の時点で更に歳食って渋いオジサマになっていたとしてもおかしくはない。おかしくはないのですが・・・・・・。

 

 さすがにこれはどうなのよ・・・・・・?

 

 

「おお! 見ろよセレ坊、ブルー・ティアーズだぜ! しかも調整が終了した完成型の強襲用高機動パッケージ『ストライク・ガンナー』まで装備していやがる!

 やっぱ良いよなぁ、高機動型はよぉ。通常の三倍早く動けるってぇのは男の浪漫だぜ。

 まぁ衝撃砲とかの大口径射撃武装も良いが、射程がなぁ・・・。どうせ大口径の大砲積んでんだったら遠距離射撃が可能な砲撃戦特化にして、拠点攻撃専用にしてだなぁ・・・」

 

 熱い口調で軍事利用が禁止されているISを『ロボット兵器』として語り続けているのは、黒スーツ着ていい年したオッサン。

 学生が語る分には問題ない内容ではありますが、これが社会的地位のある位の高い御大臣様が言ったとなれば話は別。完全に右翼か軍国主義です。辞任してください。

 

「しっかし、ISスーツってのは何度見てもエロいよなぁ。あれはなにかい?篠ノ之束の趣味なのかい? ・・・もしかしてあのウサギの姉ちゃん、そっち系だったりするのか?

 うっわ、やべ。マジ好みかも」

 

 捕まれ性犯罪者。お巡りさんこの人です。

 

「おいおいセレ坊、そう怖い目で睨むなって。相変わらず冗談が通じねぇ奴だなぁお前は。父ちゃんが若い頃はもっとこうーーフェテッシュだコケテッシュだと、毎日毎日ティッシュティッシュ、喧しかったもんなんだが・・・」

 

 セクハラ!セクハラ発言でしたよね今の確実に!

 現日本政府政府閣僚の一人が現役女子高生にセクハラしました!事案です!

 こう言う時こそ、マスコミの出番なのでは!?

 

「安心しろいセレ坊。ここはIS学園、洋上の監獄で、表向きは国家権力も通じない治外法権。マスコミも外国メディアも入っちゃこれねぇし、内部で得た情報はなんであれ、外部に持ち出すのは国際法違反だ。

 ーー誰であれ日本の法律が護ってくれるのは、日本国内にいる間だけなんだぜ・・・?」

 

 問題発言ーーーっ!!

 

「はっはっは。相変わらず百面相してんなオメェさんはよ。尤も、見抜けるようになるには相当な根気と努力がいるが、やるだけの価値ぁはあった。

 オメェさんの表情読むよりかは、世の流れと政府の意向を読む方が遙かに楽ってなもんだったからな。おかげで今や俺もお偉い御大臣様よ。まったく、窮屈で肩凝って仕方がないぜ。

 あ~あ、誰か代わってくれたりしねぇかなぁ~。

 冬コミ行きたいなぁ~、夏コミ行きたかったなぁ~。

 あーあー、ほ~んと誰かさんのせいでアメリカとのゴタゴタが起きていなかったら、行けたかもしれないのになぁ~」

 

 くっ! これが本命ですか! 相変わらず回りくどい手を・・・!

 て言うか! 貴方どうせ行けないでしょ夏コミも冬コミも立場的に!

 日本のハイエナじみたマスゴミの臭覚舐めんな!

 

「・・・OK、分かりました了解です。お話を伺いましょうか、伊納の叔父さん。

 わざわざ姪っ子が倒れた事のお見舞いに、全寮制でただ一人を除き女子しかいないIS学園の学生寮にまで単独押し掛けてきた事をカモフラージュに使い、スキャンダルをでっち上げてまで私に知らせておきたかった用件についてのお話をね」

「おいおい、他人行儀は寄せよセレ坊。俺とオメェさんの仲じゃねぇか。

 また昔通りに俺のことは「伊納太郎日本国防衛大臣」って呼んでくれて構わねぇんだぜ?」

「そ・ん・な・呼・び・か・た・さ・れ・て・た・お・じ・さ・ん・は・じ・つ・ざ・い・し・ま・せ・ん!」

 

 はっはっはと、またしても愉快気に笑うスーツのオッサンこと伊納太郎さん。

 現在政府閣僚の一人で日本国防衛大臣。女尊男卑で割を食った大御所古参議員とすげ替えるつもりで若手の新人女性議員たちが担ぎ上げて抱き込もうとして失敗した、内閣の良心・・・なのか何なんのか。よく分からない立場でよく分からない立ち位置にいる変なオッサんさんです。

 

 ちなみにですが、私の叔父で父の兄です。以上、説明終わり。これ以上この人と関わり合いたくないので。

 

「・・・で? このタイミングで来たという事は日本政府の特使として・・・ではないでしょうね。あの人たちに事態の深刻さが理解できるなら、現在このような事態には陥ってはいないでしょうから・・・」

「おう、相変わらず察しが早くて助かるぜ。

 尤も、全部が全部ハズレって訳じゃねぇ。政府特使としても来てはいるんだ、一応だがな。

 あのオバハンどもの目を誤魔化すためにゃあ一応の理由付けは必要不可欠なんだよ。面倒だがこれも仕事だ。形式にも付き合ってくれ、セレ坊」

「はぁ・・・・・・」

 

 メンドい。心の底からそう思いながらも、彼の苦労も理解できる身としては我が通し切れません。仕方がなしに付き合って上げることに致しましょう。

 

「分かりました。では、どうぞ」

「おう。では、始めるぞ。

 IS学園一年一組所属、異住・セレニア・ショートさん。

 貴方は先日、学園地下で行われたと思しき米国から強奪された新型ISとの不正規戦について、何か知っていますか?」

「知りません。学園執行部に聞いてください」

「よし、終わり。形式終了、お疲れさん」

 

 早っ!早すぎ!いや、いくらなんでも早すぎるでしょう!?

 普通だったら一晩かけて書かされ続ける報告書や諸々の書類をすべて一言で終わらせちゃいましたよ、このオッサン代議士!

 

「この非常時に、誰も読まねぇ書類を書かせるために長々と書式の説明すんのは疲れんだよ。面倒くせぇし。

 知ってるか? 役所の職員が上にあげる文書って点や丸をひとつ付け間違えただけで全文書き直しなんだぜ? やってらんねぇよなぁ~。

 あーあ、俺も第一種国家公務員資格とかじゃなくて、自衛隊とかの特別国家公務員資格の方を取っときゃ良かったよなぁー。

 大学受験の時に死ぬほど勉強して損したぜ、まったく」

 

 事件が起きない会議室にいた警察官僚さんが聞いたら激怒しそうな台詞を吐きつつ、伊納の叔父さんは私の前で胡座をかき対面に座すと、やや真剣そうな面もちでこちらを見据えながらゆっくりと口を開いて言葉を紡ぎ出します。

 

「率直に聞くがセレ坊。おめぇ・・・どこまで知ってる? いや、どこまで予想がついてるんだ?

 できるなら嘘は交えずに話せるだけ話しておいちゃあくれねぇかな?」

「構いませんよ。どうせ直ぐにでも世界中の人たちが知ることになる情報ですからね」

 

 秘匿された情報に価値があるのは、秘匿されたままだから。

 誰も知らないから、誰にも知られていないからこそ秘密の情報に価値はある。

 ならば今ここで政府要人に隠すべき情報は何一つない。すべてが知られている世界にあって、秘密を抱えていることは圧倒的な不利を招きます。護らなければいけない、護る価値のない物を抱え込んだままだからです。

 

 ならばさっさと捨てるまで。どのみち私が持っていても価値を有さない情報ならば、使えそうな人に渡して有効利用してもらった方がまだマシです。

 仮に握りつぶされたのならそれも良し。情報を与える相手を変えるだけですから。

 実体も形もない情報は、いくら失おうとも構いません。どうとでもなります。知っていたこと事態が有効利用できる情報なのですから当然のことですけど。

 

「まず、アメリカが日本にIS学園を作らせた理由についてですが・・・なんのことはありません。ただ競争社会を作って技術の進化と発展、交流を加速したかっただけです。セオリーに乗っ取った単純で正統的な手法ですよ。何のひねりもない。

 議長も国防長官も、内政手腕はきわめて正統的なタイプのようですねー」

「と言うと?」

「『白騎士事件』の後にアラスカ条約調印、規定により設立されたIS学園は原則として、

『運営及び資金調達は日本国が行う事とする。ただし、当機関で得られた技術などは協定参加国の共有財産として公開する義務があり、黙秘、隠匿を行う権利は日本にはない。

 また当機関内におけるいかなる問題にも日本国は公正に介入し、協定参加国が理解できる解決をすることを義務づける

 入学に際しては協定参加国の国籍を持つ者には無条件に門戸を開き、日本国での生活を保障すること』

 ーーとなっていますが、これって実際のところ不平等でも何でもない、実に公平きわまる協定なんですよねぇ」

「ほう? 俺にはとてもそうは見えんが、そうなのか?」

 

 あまりにも態とらしい口振りが暗にすら隠さずに「そのとおりだよな」と同意して見せてるのに、表面上は否定の立場を保つ気のようです。

 まったく、お見舞いが聞いてあきれますね。つーか、とっくの昔に完治してるし。そもそも撃たれてねぇし、怪我もしてねぇし病欠だし、ただの胃痛入院だし。

 

 ーーまさか本当に高校生の身で胃に穴があいて入院する日が来るとはねぇー。人生何があるか本気で分からん世の中ですよ。

 

「第一に、技術の公開と参加国の共有財産化についてですが・・・別に問題なくないですかこれ? だって、貿易立国で技術力が売りの国ですよ日本。技術秘匿したり独占したりして何か得る物あります? 宝の持ち腐れここに極まれりと、私だったら思いますけど?」

「ふむ。確かにな。だが、高度な軍事技術を秘匿しておけば戦争になった際に有利だぞ?」

「その戦争を禁止したのがアラスカ条約なのでしょう?」

「・・・・・・」

「いえ、正確には『ISの軍事利用』を禁止しただけで戦争そのものは禁止していませんから、有事に備えて開発を進めるでしょうけどね。

 とは言えISの総数は限られており、生産も出来ない。奪うにしても一カ所に集まりすぎれば目立つだけですし、全く無くなり1機も所持してない国が現れればIS委員会が参加国に働きかけて探させます。世界中のISを管理している組織なんですから、当然負うべき義務であり、果たさなければ組織の存続すら危うくなる義務でもあります。

 彼らもさぞ必死に探すでしょうし、見つけたら一気呵成に畳みかけて世界中の軍隊がISを総動員して潰しにかかります。総数が限られている世界最高戦力の保有数の偏りは世界のパワーバランスを崩して世界大戦へと繋がる恐れがある。彼らもまた必死です」

「・・・・・・」

「次に、『当機関内におけるいかなる問題にも日本国は公正に介入し、協定参加国が理解できる解決をすることを義務づける』ですが、これは初めから有名無実化する事を前提にした条文だと思いますよ。

 だって「協定参加国が理解できる解決」って、いったい何カ国参加してると思ってるんですか? 21の国と地域ですよ?

 中国・ロシア・アメリカ・ドイツ・イギリスも含まれた21カ国すべてが理解して受け入れられる解決方法ってなんですか? んなもんあるんだったら戦争の危機自体なくなってるでしょバカバカしい」

「・・・・・・」

「次です。『入学に際しては協定参加国の国籍を持つ者には無条件に門戸を開き、日本国での生活を保障すること』・・・当たり前じゃないですかこれ。まさか参加国のどれかに格差を設けて特別扱いせよとでも? もしくは他国から遙々やってきた留学生、学生総数の関係上、一国につき何人までと決められている国家的エリートの生活を保障しない国家があるとでも?」

「・・・・・・」

「もはやこの時点でアラスカ条約が「見せるために作られた条約」であることは明らかすぎます。

 経験豊富な老練の男性政治家たちだったら気づけたのかもしれませんが、女尊男卑で台頭してきた若手じゃあねぇー。気づいたところで自分の足場を固めた後じゃないと手が出せませんし、若手たちにとっては同性であっても年寄りの大御所は敵認定しそうですし。「もはや老人たちの活躍する時代ではない!」とか言ってね。

 『白騎士事件』の発生と、ISが女性にしか扱えないことを知ってさえいれば予測できる事態です。どうとでもなる。

 IS発表から一ヶ月もたって発生した『白騎士事件』。時系列的にも矛盾はありません」

「・・・・・・」

「では、どうしてここまで手の込んだやりかたでISを発展進化させ、世界最強兵器として社会に認知させる必要があったのか? 簡単です。

 事実がどうあれ『世界最強』に『救助活動などでは大きなシェアを獲得できる』存在が圧勝すれば、それだけで世界は一変する。無理矢理にもIS世界は崩壊する。

 新たな秩序が求められ、そこに強大な軍事力によってもたらされる、新たなる新秩序構築。軍事利用を前提に開発、生産された量産型EOSが世界を覆い尽くし、ISは世界最強という神話だけを残して本当にスポーツ用品へと成り果てる。

 神話が終わり、歴史が始まるわけですね。良い響きです」

「・・・・・・」

「ここまで予測できれば、後はもう消化試合。

 アメリカがIS学園に求めているIS関連技術は只一つ、パワーアシストシステムだけ。それ以外は余録でおまけ。せいぜいが世間一般に知れ渡り、各国が無駄金を湯水のように注ぎ込んで発展開発させてくれればそれでいい。勝手に経済を弱体化してくれる。

 学園が必死こいて秘匿しているIS関連の超技術、これらを隠すために世間へと流し続けた民間利用可能な一般技術こそが大本命。

 量産化が可能で、整備も簡単。操縦者に特別な資格はいらず、錬成にかかる時間と費用は、IS操縦者のそれと比べるべくもない。

 武装も信頼性、安定性、整備生、互換性、全てにおいてIS武装を上回る火薬銃。バリアが効いてる間は効果が無くとも、エネルギー問題で継戦能力の低いIS相手なら、数で押せば勝てます。

 移動速度も足を無くしてキャタピラにするかローラー移動にすれば良く、空が飛べないのなら上半身だけEOSな戦闘機でも作ればいい。

 極端な話、戦争で使う兵器を一人で操縦する必要性はありませんしね。副座式にしてパイロットとコ・パイロット、もしくは三人乗りの車長、砲手、装填手に分けられたⅣ号戦車風のもいいかもしれませんねぇ」

「・・・・・・」

「ISが当たり前になった後に勢力を広げた「間違った戦争を教えられた世代」には、「戦争と言えばIS戦闘」「兵器と言えばIS」「IS最強、世界一!」と言う思想が刷り込まれていて容易に脱却することが出来ない。

 そんな人たちが意図的に国家の中枢にされている現代の地球社会、今この星において彼ら二人は人類で唯一の「正しい戦争をしっている世代」。事実上、彼らに勝てる者はこの地上にいやしません。

 そうなるように彼らが仕組んだんですよ。十年前に「白騎士事件」の発生を事前に察知した瞬間からね。

 十年かけた仕込みが今ようやく終わったわけです。めでたしめでたしかどうかまでは、私には判断つきかねますが」

「・・・・・・いや、まったく大したものだ。そこまで見抜くたぁ、俺もセレ坊の叔父きとして鼻が高い」

「それはどうも」

 

 能面のような笑顔で冷や汗を吹くフリをする叔父さんに、私はやや悪意を織り交ぜた視線を向けて、露悪的な口調で言ってみます。この場には相応しいと思いましたので。

 

「・・・で? 叔父さん。貴方はどちらですか?

 議長の味方か、日本政府の味方なのか、それとも第三勢力として独立でもする気なのか」

 

 私の質問に叔父さんもまた露悪的な笑みを浮かべて、場に似合った台詞で私の予測を肯定します。

 

「愚問だなぁ、セレ坊。俺は俺の味方だぜ?」

 

 ニヤリと嗤いながら懐に手を伸ばし、取り出したのは一枚の封筒。

 

「議長と国防長官からお食事のお誘いだ。ぜひともオメェさんと話してみたいらしい。

場所と日時は『キャノンボール・ファスト』の開催日に会場でどうか、だとさ」

「・・・・・・」

 

 今日初めて口ごもった私を眺めてくつくつと楽しそうに笑う叔父さんに、やっぱりこの人は好きになれないと言う思いを確かめつつ、私は別のことを考えていました。

 

 

 

 

 大会後に開かれる織斑さんの誕生日会(私が行くといったら、皆さんも来ました)で今日のことを話したら地獄になりそうだなぁと。

 

 ・・・主に地獄作りたくて仕方がない某少佐が大喜びしそうな気がするんですが・・・私が抑えに回らなくちゃいけないんですかね?

 

 ーーまた後でドック入院の申請書を書いておきますか。

 

つづく




補足説明:セレニアの父は名門伊納家の次男で、外国人の妻をめとる際に家を出奔。
母方の旧姓である異住を名乗っています。

補足説明2:指摘されましたので補足させて頂きます。
セレニアの言う「十分に公平な条約」は、あくまで無条件で条約を受け入れた敗戦国同然の日本に架せられる条件として見た場合はの話です。
始めから対等な立場で結ばれた公平な条約として見ていないゆえの発言ですので、誤解なきようにお願い致します。

追記:ご指摘を受けてから反省し、後付け設定になりますが次話でトリューニヒトの口からセレニアに有り難いダメ出しをする事にしました。
初めて完敗を喫するセレニアをお待ちください。

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