IS学園の言霊少女(本編終了・外伝スタート)   作:ひきがやもとまち

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夏休み最終日なのですが、朝っぱらからやる事なくてヒマしてたので書いてみました。
小ネタ集です。会話だけですが原作シーンの所々にセレニアが湧きだしてる感じのお話(?)です。


小ネタ集「原作会話シーンにセレニアを個別に混ぜてみた」

一夏「ーーまあ、なんだ。俺は物心ついた頃から千冬姉とずっと二人暮らしだから、格別『女の子と同居! ドキドキワクワク!』というような心境はない。

 大体何年千冬姉の洗濯物を扱ってきたと思っているんだ。今更女子の下着一つで騒げるほどウブじゃない」

 

セレニア「では、この部屋を出て私と同じ部屋で同居させてもらえるよう織斑先生に掛け合ってみましょうか? ついでに私の下着を含めた洗濯物を洗ってくださるなら手間が省けてありがたいのですが?」

 

一夏「ふ、ふしだらなことを言うな! お、俺は奥ゆかしい女が好きなんだ!」

 

セレ「先ほどまで入ってた言葉は今どこに・・・・・・」

近未来セレニア思念(・・・後の方だと普通に狼狽えまくっているような気が・・・)

 

セレ「て言うか、見ても平気な織斑さんは見られても平気な人なので? たとえばシャワー室にオルコットさんが服着て乱入してきたら堂々と晒せたりします?」

 

一夏「そんな男として恥でしかない行為ができて堪るか! 俺は変態じゃねぇ!」

 

セレ「あんだけ見たり揉んだり触ったり脱がしたりしておきながら、今更どの口で・・・」

 

一夏「人を変態みたいに言わないでくれないか!? 全部不可抗力だろ!?」

 

セレ「事故だったら見てもいい、見られたって平気だろ?怒るなんて大人げないぞ的な、言い訳にしか聞こえないのが難点ですね・・・実際見た後な訳ですから・・・」

 

一夏「う・・・ぐ・・・」

 

セレ「ああ、でもある意味では良かったですね織斑さん。IS学園に入学できて。

だって、あれらの行為を日本国刑法で裁かれる本土でやっちゃってたら『わざとじゃなかったから!』なんて言い訳が通るはずもありませんでしたし、逆に良い環境にこられたと思われた方がいいように感じます。

 どのみち貴方、どこへ行っても女性を脱がすハプニングに見回れて刑務所行きは確定しちゃいそうですからね・・・・・・」

 

一夏「それでも俺はわざとやってない!」

 

 

 

千冬「・・・・・・貴様、『自分は望んでここにいるわけではない』と思っているな?」

千冬「望むと望まざるとにかかわらず、人は集団の中で生きなくてはならない。それすら放棄するなら、まず人間であることを辞めることだな」

 

セレニア「はあ。おっしゃることは御尤もなのですが・・・そのお話と強制入学させられた今回の件は、どこがどう関係しているものなので?」

 

千冬「・・・・・・・・・(勢いで誤魔化しきれなかった! どうしよう!?)」

 

 

 

箒「一夏! おとなしく死ね!」

一夏「何を言ってるのかわかってるのかお前は!」

ラウラ「人の嫁に手を出すとは不躾な」

 

 ドッタンバッタン、チェストォォォォォォォォ!!!

 

 ・・・トントン。

 

「・・・すいません、まだ朝早い時間帯なので騒音被害を出すなら学外でやってもらってもよろしいでしょうか? 私、低血圧気味なので朝からの騒音はちょっと・・・」

 

三人『あ、はい。ごめんなさい・・・・・・』

 

 

 

幻楯無「あなたはなにもしなくていいの。私が全部してあげるから」

幻楯無「だから、あなたはーー無能なままでいなさいな」

簪「う、うえっ・・・。うええ・・・うわああああ・・・。うわあああああん・・・」

 死んでしまいたくなるほどに惨めな気持ちで、私はひとりぼっちのまま泣き続けていた。

 

セレニア「あのー。貴女が無能だったとされた場合、私って一体どのあたりにランク付けされてしまうのでしょうか? 一応これでも整備科志望なんですが・・・」

 

簪「あ、え、うぇ、そのあのえっと・・・・・・・・・ごめんめさい・・・・・・」

セレニア「いや、謝られても返しに困るんですけどね・・・・・・」

 

 

 

簪「アニメのように颯爽と現れて、自分を助けてくれる完全無欠のヒーロー。強く、逞しく、優しく、折れることなく、曲がることなく、真っ直ぐな正義の味方。

 そんなヒーローがいてくれたら、私を助け出してくれるのに・・・!」

 

セレニア「はあ。まぁ、ヒーローの救済を願うのは平凡だからいいんですけども。・・・でもなんでロボット? ロボットもので今の条件満たしてそうな主人公だと王子様系はあんま思いつかないんですけども・・・・・・『ブレストファイヤー』的な彼でよろしいので?」

 

簪「さ、最近のアニメだと格好良くてすてきなロボットもの主人公も多いもん!」

 

セレニア「確かにね。ーーつまり、ヒーローは美形のイケメンじゃないと助けられても嬉しくない、と。しょせん男は顔が命だと。そう言う解釈でよろしいのですかね?」

 

簪「なんだか私が知らない間に悪女キャラに!?」

 

 

 

第一回ウォーターワールド水上ペア障害物レースにて、

 レース参加者は全員女なのだから、参加を希望した男はことごとく受付で『お前空気読めよ』という無言の笑みに退けられていた。

 

セレニア「他意はないのですが・・・織斑さんをここに連れてきてたらどうなってたのか気にはなりますね。

 空気を読めない、読まない、読む気もないな、三無主義の巨頭みたいな人ですから」

 

鈴・セシリア「人の思い人になんて暴言を! いやまあ、事実だろうけども!!」

 

 

 

 

一夏「藍越学園とIS学園って、似てるよな? つまり、そういうこと」

 

セレニア「なるほど。つまり文字の書かれている地図は一度たりとも見ることなく彷徨い歩き、あげく迷子になったと正直に白状するのが恥ずかしかったから適当な部屋に乱入して相手に言われるまま進んでったら白式があって動かせてしまったからこうなった・・・と。

 ーー自業自得以外のなんなんですか? 織斑さんがIS学園に入学した経緯って・・・」

 

一夏「し、失敗は青春のスパイスなんだよ!」

 

セレニア「・・・(八幡せんせー)」


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