ガンダム ビルドファイターズS(シャドウ)   作:高機動型棒人間

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コラボさせていただいた『ビルドファイターズX』はEAST、WESTのダブル主人公、異なる作者様によるものです。
前回はEAST編、今回はWEST編です。
WESTの作者である飛鳥真さんに無茶言って追加で書いてしまいました。
飛鳥真さん、ありがとうございました
5話の新キャラ、シュンのキャラもクローズアップしていますので、楽しんでいただければ幸いです


PC-02「番外編2 キノ・シュンの里帰り」

ガンプラ心形流。それは自らの心の在りようを、ガンプラという形で表現する、ガンプラ造形術の流派である。

伝説の第七回世界大会ではベスト16入りを果たしたヤサカ・マオ。

第九回世界大会で兄弟子を超えるベスト8に到達したトウドウ・ヘイタ。

いずれも関西ビルドファイターの間では語り草になる名前である。

さて、そんな心形流でも特級の曲者が一人いた。

 

「うーむ、相変わらず年寄りの足腰に悪い構造してんなあ。一応整骨院だろうが」

 

染めて逆立てた金髪に、サングラス。場違いなほど派手な紅白二色のアロハシャツという出で立ちの青年だ。

彼の名はキノ・シュン。

ヤサカ・マオの同輩ながら、長らくアメリカに滞在していた無冠のビルドファイターである。

彼は世界大会で華々しい活躍をしたことはない。しかし、大会の秩序を守る公式審判員として、その腕を磨いてきた。

 

「ウシワカの野郎、どんだけ口が硬いんだ。時間はあんまりねえし、弟弟子の電話番号くらい教えてくれたっていいじゃねえか」

 

彼が思い返すのは、つい最近任命された東北のSD使い、ウシワカ・ミノルのことだ。

一度だけ任務でテレビ電話を交わし、彼の傲岸不遜な態度をシュンは気に入った。

数少ないSD規格を扱う審判員として一方的な仲間意識まで抱いたのである。

さらに、弟弟子にあたるトウドウ・ヘイタと対戦したと風の噂に聞いてからは、もうストーカーのごとくつきまとうまであった。

 

『教えてくれたらアメリカ産のとびっきり甘くて美味いスナックあげちゃうから!』

 

甘党の彼に何度も頼み込んで、十五回目の電話で強引に評判を聞き出したのだった。

 

『とにかく!それ以上を知りたいならキョウタナベで直接戦えばいいだろう!いい加減審判員の守秘義務に訴えるからな!』

『Thank you ウシワカ!』

『まったく、ボクは忙しいんだぞ……』

 

そんな会話をスピーカー越しに交わし、彼はここにいる。

今頃、ダンボール三箱に詰め込んだ菓子がウシワカの下へ郵送されているだろう。

相手には悪夢でしかないが、そういうことを善意でやらかすのがキノ・シュンという男である。

 

「さて、いっちょやりますか」

 

サングラスをくい、と上げてシュンは白い歯を見せて笑った。

 

シュンが見上げていた段差を上った先。整骨院を通り過ぎたさらに奥に、ガンプラ心形流道場はある。

その中はさながら柔道や剣道を行うような、杉無垢材の床で、窓から青白い光が差し込んでいた。

 

「ふむ……」

 

道場の一段高くなった足場で、あぐらをかいて座る人物がいる。

つるつるとした頭に、長いヒゲを蓄えた厳しい顔つきの老人。この心形流の師範、珍庵だった。

彼が見守る中、門下生たちは藍色の胴着に身を包み、静かにガンプラの製作を続けていた。

そこへ、一発の爆弾が放り込まれるのも知らずに。

 

「Good morning!後輩諸君!今日もガンプラ、楽しんでるかい!?」

 

何事か、と門下生たちは背後に振り向く。

珍庵は、片眉を上げてその細い目を見開いた。

アロハシャツの怪人物、キノ・シュンの登場である。

 

「あれ?マオはいねえのか。やっぱしワールドクラスとなると忙しいかね」

「……キノ・シュン」

「ん?」

 

門下生の中でも、入り口に近い位置にいた短髪にメガネをかけた男、スギモト・ユウスケが彼の名を呼ぶ。

シュンはその姿をサングラス越しに認めると、嬉しそうに両腕を大きく広げた。

 

「へいブラザー!元気?」

「ブラザーじゃない。スギモト・ユウスケだ」

「ユウスケな。よし、ユウスケ!元気?ガンプラエンジョイしてる?」

「あ、ああ。じゃなくて!あんた、勝手にアメリカに行ったはずじゃ」

「今更どのツラ下げて、ってんだろ?わかってんだよ、そんなことは」

 

スギモトが警戒するのも無理はない。

シュンは確かにヤサカ・マオとほぼ同時期に入門した古株の弟子である。

しかし、一年と経たずに彼はアメリカへ飛び出してしまったのだ。

 

『オレちゃんの心はここにない』

 

そんな言葉を手紙に書き残して。

そこから長い期間ろくな連絡も寄こさぬ相手だ。破門されたと、後に続く弟子たちが白眼視するのも仕方ないだろう。

当のシュンはそんな視線は気にもとめず、師匠である珍庵の下へずかずかと歩み寄った。

年少の弟子たちが慌てて道を開ける。

珍庵は腕を組み、不肖の弟子の笑顔を見上げた。

 

「師匠。お久しぶりです」

「……うむ、元気やったか?」

「そりゃもちろん。アメリカに渡ってよかったと思ってるぜ」

「シュンの追い求める心は、そこにあったかいな?」

「そうでなきゃ帰って来てねえ。そして今は、1000%の私情でここにいる」

「ほう」

「オレちゃんの弟弟子、トウドウ・ヘイタに会いたい」

 

シュンの背後で門下生たちがざわめいた。自分たちと同じ釜の飯を食った者が、とんでもない人間に目をつけられたと。

スギモトが代表してシュンに告げる。

 

「あいつは、免許皆伝で道場を出たぞ」

「でもメルアドや電話番号くらい知ってるだろう?まさか、ウチとは関係ありません、なんて言うんじゃあるめえし」

「しかし!」

 

なおも抗議するスギモトを珍庵は片手で制すると、どっこいしょ、と声に出して立ち上がった。

 

「ええやろう。シュン。ヘイタの連絡先教えちゃる」

「さすが師匠。話がわかるねぇ」

「ただし!そこにおるワシの弟子百人に勝つのが条件や。己の心の形、見つけ出したんやならできるな?」

「おうよ!」

 

シュンは力強く頷くと、腰につけたホルスターから愛機を取り出す。BB戦士Ξガンダムをベースに、三国伝をイメージした中華風の衣装を纏ったSDだった。

 

『Field 1 Space』

「では、はじめぃ!」

『Battle Start!』

「キノ・シュン。『Ξ式臥龍 孔明ガンダム』カッ飛ばすぜ!」

 

瞳なきカメラアイがひときわ強く輝くと、機体はカタパルトから射出される。

広大な宇宙空間の果てから、数十機のガンプラが押し寄せた。

 

「おい師匠!ヘイタの百人斬りのタイムは!?」

「18分57秒や」

「なら19分以内に全員倒せなかったら」

 

両手に曲線を描いた刃が収まる。Ξ式臥龍の周囲の空間が揺らいだかと思うと、次の瞬間には、先頭に陣取っていたリック・ドムとウィンダムを両断していた。

 

「その時はオレちゃんの負けでいい」

『舐めるな!』

 

ムキになった若輩の弟子数名が前に出る。バスターガンダムに、カラミティガンダム、スーパーカスタムザクF2000。

いずれも火力には自信のある機体で、それらが一斉砲撃を仕掛けた。

Ξ式臥龍はその飽和攻撃の隙間を縫うように飛ぶ。ブレーキングなしの、次元跳躍じみた移動はあっという間に彼らの背後へ回り込んだ。

 

「いい弾幕だ。だが、射撃ってのはこうやるんだぜ!」

 

肩口の衣装がめくれ上がると筒状の砲身がせり出して、圧縮された粒子を解き放った。

振り返った途端に三機は光の中へ消えた。

既に撃った場所にΞ式臥龍はおらず、あっけにとられていたギラ・ドーガのコックピットに無銘の剣を突き立てていた。

 

「は、速い……」

 

すべてのファイターが一斉エントリーできる訳ではないので、後方で控えていたスギモトが呟く。かつての百人組手で、トウドウ・ヘイタが駆っていたデスティニージョーカーも、撃破された側が視界に一切捉えられない速度でこちらを殲滅していた。

しかし、シュンも大概だ。あれから更に腕を磨き、腕を上げた弟子たちを一蹴していく。

恒例のモビルアーマー枠、ビグ・ラングが上下に泣き別れになった時、珍庵は弟子に呼びかけた。

 

「なあユウスケ。シュンはワシの下からいのうなって、どのくらいかけて審判員なったと思う?」

「わ、わかりません」

「こんだけや」

 

珍庵は指を三本出した。スギモトは目を見開いた。

 

「たった三ヶ月で」

「違う」

「えっ」

「三日や。シュンはアメリカに渡ってすぐ、審判員の試験をストレートで合格しよった」

「……なんと」

「ユウスケ。あいつは仮にも公式審判員。イオリ・タケシと同じ職場にいる男や。気ぃ引き締めとき」

「……はい!」

 

スギモトは正面を見据え、自らのガンプラを手に取る。

鮮やかな桜色のスタークジェガン。全身に火器を備え、射撃とスピードに特化したガンプラ『ジェガン・カミカゼ』である。

 

「キノ・シュン!俺が相手だ!」

「お、来るか、ユウスケ!」

 

馴れ馴れしい調子でシュンは答える。

出撃したジェガンの横を、ジンとジンクスを固める。彼らはかつて、デスティニージョーカーが最後に相手取った三機だった。

Ξ式臥龍は沈黙したヴァーチェを横合いへ蹴飛ばすと、再び空間を歪ませる。

フィールドを構成するプラフスキー粒子を強引に吸収し、推進剤に変えているのだ。

 

「来るぞ!対『龍帝』陣形!」

「了解!」

 

三機がちょうど三角形の頂点に位置するように陣取ると、ジェガン・カミカゼがバックパックに背負った四門のガトリングを一斉掃射する。

しかし、先ほどの砲火すら潜り抜けた速度だ。Ξ式臥龍は瞬く間にジェガンの眼前へ姿をあらわすと、メガ・ビームキャノンを放とうとした。

 

「今だ!」

「!」

 

果たしてそれは、スギモトの作戦通りだった。

ジンとジンクスが、同時に『ジェガンめがけて』ライフルを発射する。

 

「おいおい、味方ごとかよ!」

 

さすがに虚をつかれたΞ式臥龍は、ジェガンを庇う位置で剣を振るうと、ビームを切り裂いた。その背後で、スタークジェガンがすべての火器、増加装甲をパージする。

その腕部からサーベルの柄が飛び出すと、ジェガンは固くそれを握った。

 

「おおおおおお!」

「なにっ」

 

弾丸、否、まさしく勝利への神風を吹かせてジェガンが吶喊する。その速度は一時だけ、Ξ式臥龍の後退速度に追いつくほどだった。

シュンは肉薄する弟弟子の姿を見て、にかりと、心底嬉しそうに笑った。

 

「なるほど、こいつはすげえ」

 

サーベルの光刃がΞ式臥龍の胴体へ迫る。

ジンとジンクスのファイターは、スギモトがΞ式臥龍を仕留めると確信した。

しかし、その予測は裏切られる。

 

「なっ」

「やるじゃねえか、ユウスケ。だが、あいにくオレちゃんはヘイタじゃねえ」

 

サーベルはΞ式臥龍に届く寸前のところでチリチリと散っていた。

ビーム・バリア。

本来はΞガンダムの高速移動の際、抵抗を軽減させるために前方に放射するものであり、戦闘用ではない。

しかしシュンはこれを展開することで、刃を形成する粒子を拡散してみせた。

もし、これが実体剣ならどうしようもなかったろう。何よりも、あのデスティニーガンダムには、搭載されていなかった機能である。

対ヘイタ用として組み上げられた作戦では、想定されるはずがない要素だった。

 

「オレちゃんの、勝ちだ」

 

Ξ式臥龍が空間を歪ませ、ジェガンの前から消失する。

そこから10秒以内に、三機のガンプラが切り裂かれ、百人組手は終了した。

 

「……これが、トウドウ・ヘイタの連絡先だ。今頃夏休みの真っ最中だ。暇を持て余しているだろう」

 

スギモトが差し出したメモ書きを、シュンは黙って受け取った。

先ほどはあんなに楽しそうだった彼だが、どこか冷静な雰囲気を醸し出していた。

 

「ユウスケ」

「なんだ」

「オレちゃんは最初からヘイタの記録を塗り替えるつもりでいた。だが、それは叶わなかった」

 

記録は18分59秒。シュンが自らに課した制限時間ギリギリであった。

 

「自信満々だったか、といえば嘘だ。だが、せめて同着くらいかと思えばこのザマだよ。」

 

珍しく自嘲するシュンに、スギモトは呆然としていた。

そんな弟弟子を見て、彼は、また太陽のような笑顔に戻って言う。

 

「お前ら一人一人が、ヘイタとやりあった時より強くなったからだ。それが百人ぶん寄り集まったから、この結果が生まれた。周りに自慢しまくれ!」

「お、おう」

「そんじゃあ、オレちゃんはヘイタに会いにいく。またな!」

 

ぽん、とスギモトの頭に掌を乗せたシュンは、それから背を向けてさっさと道場を去っていった。後にはバトルで息を切らせた弟子たちと、スギモト・ユウスケが残された。

 

「……次は、絶対勝つからな」

 

彼は嵐のように過ぎ去った男の方角へ、小さく呼びかける。

表情には悔しさが滲んでいたが、どこか晴れ晴れとしていた。

 

 

 

「いやあ、そんな感じで苦労してゲットしたチャンスだ。受けてくれや。バトル」

「とんでもない人だな、アンタ。スギさん、大変だっただろうなあ」

 

キョウタナベ市、九十九商店街。

シュンは今、一人の少年と相対している。彼と違い、天然で逆立った赤髪を持つ男。第九回世界大会ベスト8の心形流、トウドウ・ヘイタだった。

彼は見ず知らずの兄弟子からの電話に大いに警戒したが、シュンがスギモトの名前とガンプラバトルの誘いを口にすると、意気揚々とやって来たのである。

シュンから念押しされて、世界大会で使用した紅のデスティニーガンダム『デスティニーガンダムジョーカー』を持参していた。

 

「やるかあ!」

「おう!」

 

威勢の良い掛け声の応酬。

同時にベースへガンプラをセットすると、展開されたコンソールを握る。

 

「キノ・シュン『Ξ式臥龍 孔明ガンダム』」

「トウドウ・ヘイタ『デスティニージョーカー』」

「カッ飛ばすぜ!」

「行きます!」

 

全く同じタイミングで射出された二機のガンプラは、戦略もへったくれもなく、正面からぶつかり合った。

 

「でぇやあ!」

 

デスティニージョーカーのアロンダイトシアンを剣でいなしたΞ式臥龍はビームキャノンを撃とうと試みる。

それを察知したヘイタは、デスティニーの右手を輝かせた。

 

「ラプター……」

「そいつはウシワカから聞いた!」

 

Ξ式臥龍は空間を歪ませて、凄まじい速度で後退。彼が「ラプター・ファング」と呼ぶ近接ビーム砲による掌底は空を切った。

しかし、その光球が滞空し続けていることにシュンが気づく。

 

「やべっ!」

「ファング・ストレイト!」

 

間髪入れず、デスティニーが光球をサッカーボールのように蹴り出した。とっさに急速移動した直後、貯蓄した粒子は再度の回避にはやや足りない。

そう判断したシュンはΞ式臥龍の短い脚を振った。

 

「『ストレイト返し』!」

「マジかよ!」

 

あろうことかヘイタの必殺技の一つを蹴り返す。

デスティニーはシールドを展開し、自らの攻撃を防いだ。ただ霧散するのではなく、粒子が吸収されていく様を目撃したシュンは、子供のようにはしゃいだ声を上げる。

 

「アブソーブシールドじゃねえか!かっけえ!」

「へへ、俺なりのアレンジだ!」

 

自慢げにデスティニージョーカーは得物であるシザーソードを構える。Ξ式臥龍は粒子を吸い込みながら、あえてその間合いに踏み込んだ。

突き出した無銘の剣、その右手側が半ばから折れる。怯まずにもう一方がデスティニーを襲うが、相手は突如自ら爆発した。

ヘイタが得意とする爆発する残像である。

 

「こっちだ!」

「なんの、それくらい!」

 

小さな体躯を180度回頭させたΞ式臥龍は、左手に握った剣を逆手持ちで振り上げた。

刃はデスティニーの胸部装甲、その前面を削り取る。負けじとデスティニージョーカーが振るったシザーソードは、Ξ式臥龍の右半身を捉えていた。

メガ・ビームキャノンの砲火。

間一髪、Ξ式臥龍は左右泣き別れになるのを回避する。

だが、その右肩に手ひどい破断の痕跡を残していた。

 

「さて、オレちゃんもそろそろ全力全開を……ん?」

 

いよいよテンションが最高潮になったその時、水を差すように通信が入った。審判員専用回線。こうしたバトル中に、電話にやって来た通話をバトルシステム側に繋いでくれる機構だった。

画面に現れたのは、整った顔立ちの金髪の男。シュンはアメリカにおける、ガンプラバトル自警団「ムラサメ」をめぐる事件で、その人物と面識があった。

 

「ジャック・シルバーフィールド!オレちゃん、今忙しいんだけど後でじゃダメかね?」

「すまないが、こちらも火急を要する。例の、マドカ・ケイがもうすぐ日本に到着する予定なんだ。今から迎えに行って欲しい」

「バトル中なんだ、決着つけてから……」

「却下だ。間に合わなくなるぞ」

 

彼が、自分がどこにいるのか把握した上で電話を寄越していることに気づいたシュンは、ギリ、と歯ぎしりをすると通信を切った。

通信を聞いて動きを止めていたデスティニージョーカーに、Ξ式臥龍が土下座の体勢をとる。

 

「すまねえ!ヘイタ!勝負はまた今度だ!」

「おう、ケイが来るならしょうがねえな。あいつによろしく言っておいてくれ」

「Thank you!後でアメリカの面白いアクション映画のDVDBOXやるから!」

「いや、それはちょっと困るかな?」

 

そんなヘイタの返事も耳に入らず、シュンはGPベースを外してガンプラを回収する。

そして商店街を飛び出すと、駅の方角へ全力疾走していった。

その後ろ姿をぽかん、と見送るヘイタは、やがて堰を切ったように笑い出した。

 

「ははは、変な人だなあ」

 

キノ・シュン。

アメリカ帰りの心形流ビルドファイター。

彼が2分遅刻でマドカ・ケイと合流し、黒いアデルとのバトルを目撃することになるのは、それからしばらく後のことである。




かなり短編ですが、次回からは本編に戻ります。
心形流の弟子の数に関しては不明な点が多く、ひょっとしたら矛盾する設定が今後出てくるかもしれませんが、番外編は基本的に『ありえたかもしれない歴史』のスタンスでいこうと思います。

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