IS 一夏は俺のライバルだ!   作:SINSOU

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俺のお節介

みなさん、こんにちは!

小学6年生になった『如月あきら』です!

よろしくね!

うげぇ、俺なのにやっぱ気持ち悪いわ、やめやめ。

 

白騎士事件によって、俺の世界は瞬く間に変わった。

IS(インフィニット・ストラトス)が世に知れ渡ってから数年で、

世界はISによる影響を受けたってわけだ。

 

まずはISの扱い。

これは原作通りに、軍事兵器として扱われる方向に、

束さんが駄々捏ねた挙句、その果てに雲隠れ。

残ったのはISのコア約470個。

各コアは各々の国に分配され、試作機や実験機、量産機などに使われるらしい。

そして駄々捏ねた束さんのご機嫌取りか、アラスカ条約が締結。

日本に対してのIS技術の公開やIS学園設立といった要求など、

ぶっちゃけ日本への各国からの八つ当たりが行われた。

IS学園も無事設立され、多くの教員が配備され、

原作のように(穴だらけの)治外法権らしく、セキュリティも万全(笑)だって。

俺(読者)からしたら、恐ろしすぎる誇大広告だと思うわ。

だって、後にハッキングされたり、無人機やテロリストが襲撃するんだもの。

 

そして、世界各国が自国の技術を示す(技術秘匿しまくり)大会(という名の牽制)、

モンドグロッソが開かれることになった。

ようは、スポーツという(建前を持ったIS兵器紹介)ことで、

ISは軍事兵器ではないよ、というパフォーマンスを行うってことだ。

 

ぶっちゃけ、マシンガンなどの銃器、ミサイルと言った重火器、

刀や剣と言った近接武器、レーザーなどの光学兵器を用いた戦いを、

スポーツの一つして考えられるのは、頭の緩い人ぐらいじゃないのかな。

それに、ポイント制といった決まったルールなんて無きにしも非ずで、

相手のISを戦闘不能にするか、エネルギーゼロで勝利ってだけだもの。

これをスポーツって、なぁ?

まぁ、絶対防御なんてものがあって、搭乗者は絶対に安全ですって謳っているけどね。

 

俺(外の人)からしたら、

・絶対防御でも限度はある(by鈴音)

・ISのエネルギーがなくなったらただの射的の的(当たったら肉塊確定)

・後の絶対防御ジャマーを搭載した無人機が登場(束製)

・例え鎧を纏おうと、心の弱さは守れないのだ(目前での銃撃戦等による病み)等

 

絶対防御()になってしまうって思うんですけどね。

それに、絶対防御ってものすごいエネルギーを喰うらしいし。

まぁ、それは言っても意味ない事なんだけど。

 

話を戻すけど、各種目を制覇し、

総合優勝者には「ブリュンヒルデ」という称号が与えられる。

まぁ、結局は千冬さんにしか使われない言葉なんだけどね。

 

そう、モンドグロッソの初代優勝者は織斑千冬、ようは一夏の姉って訳だ。

まあ、あの人の実力は知ってるからね。

なにせ、白騎士のパイロットであり、人間辞めてる勢の一人だもの(もう一人は束さん)

あの人の活躍に関しては、弾の定食屋で皆で観戦したよ。

一夏なんて、あの場で千冬姉を応援したい!って悔しがっていたなぁ。

一夏、それやったことで第2回目がとんでもないことになったんだけどな。

で、優勝インタビューでは千冬さんが、

 

「私はこの優勝を、私を支えてくれた人たちに、そして弟に伝えたい。

 本当にありがとう!」

 

って答えて、みんな嬉し泣きだったぜ。

 

まあ、その後は大変だったんだけどな。

 

報道陣が押し寄せるなど、一夏が見る見るうちに蒼白になっていくから、

俺たちが何とか抑えたり、千冬さんに頼んで報道規制等をしてもらったっけ。

まったく、事情を考えろってんだ。

 

俺の生活に関しては、

一夏に競争を挑み、弾や鈴音等と馬鹿騒ぎを起こして楽しくやってるけどな。

その間にも、ISの威を借る女性陣(子供も含む)によって、

時折やばいことになったけどね。

 

あ、そうそう。

別れる際にこっそりと電話番号を渡したことが功を奏したのか、

箒ちゃんから電話くるんだよね、一夏に。

で、盗聴とかやばくないの?と思われがちだが、なんか束さんが謝りに来たらしい。

そして、束さん特製の携帯電話を渡されて、電話をしてくるんだって。

電話が出来ることで、箒ちゃんの精神は何かと安定しているとか。

うわーい、何か原作が色々と拗れてきてるんでですけどー!?

 

 

そして迎えた中学生。

そして来ちゃいました、第二回モンドグロッソ。

ええ、一夏の奴、ばっちりチケットを見せに来ましたよ、俺たちに。

俺も現地に行って千冬姉を応援してくるんだ!と喜んでます。

弾や弾のおっちゃんや鈴音などは、羨ましがっていたり、心配してた。

そして原作を知っている俺からすると、何とも言えなかったです。

 

だがしかし、俺に出来ることは何もない。

だって俺が行ってもお荷物が増えるだけだし、下手したら目撃者は消去されるかもしれんし。

 

俺に出来ることは何もないので、とりあえず千冬さんに電話をし、

一夏が応援に行くためのチケットを持っているんですが、っとこっそり教えた。

 

千冬さん、直ぐに保護者とシスコンパワーで、

日本政府に一夏の護衛を頼んだ(脅迫した)らしい。

後、「行きたいのなら私に頼んでくれたら良かったのに・・・」と、

電話越しで愚痴を聞かされました。

まぁ、一夏はあれでサプライズさせたかったらしいんだけどな。

 

裏でそんなことが起きているとは露知らず、一夏は、

 

「なんか俺、日本からゲストとして行くことになったんだけど、なんでだ?」

 

って俺らに首を傾げながら話に来たよ。

 

一夏、お前は自分の立場(初代ビリュンヒルデ、優勝候補の身内)というのを考えるべきです。

まぁ、後のこと(IS男性操縦士)にも言えるんだけどな!

この単細胞直感カンスト瞬間発火装置パブロフの犬がぁ!

モンドグロッソは綺麗な大会じゃないんだよ。

そしてドイツはヤバいんだよ、色んな意味で!

俺は内心でそうツッコミを入れながら、不思議がる一夏の話を聞いていた。

 

そして出発の前日に、俺は一夏にプレゼントを渡した。

そう、ひもを引っ張ったら音が出る防犯ベルだ。

渡した時、一夏は「なんで?」って聞いてきたから、

「迷子の時も安心だろ?」って答えたら、互いにクロスカウンターが決まったよ。

 


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