賑やか家族Diary♪   作:犬鼬

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長らくお待たせしました申し訳ありません。
というのも予想よりもかなり長くなってしまいました。
前編と書いてある通り今回で完結しません。
また後編も書きあがってないため投稿まで時間がかかると思います。

そして注意ですが今回はポケモンのお話となっています。
そのため原作知らない型は置いてけぼりに……え?もともと身内いがいは置いてけぼりだって?そんなまさか……

そんなわけでどうぞ!



18話 急遽勃発モンスタートーナメント!! 前編

「う~ん……ここはAを厚めに振っておいてBはあいつを意識して……」

 

「ここは全振りでもいいんじゃないです?特に意識しなくても持ち物これ持たせるんですし」

 

「でもそれだと無駄に火力行きそうだな……もともとAの値がちょうどいいからここまで振れば……」

 

「こいつで無理なやつは他のやつで処理すればいいしね~」

 

今日も今日とて暇な一日を潰すために集まっている。

場所は滝沢家のリビングで集まっているのは百斗、光樹、梓、清風の4名。

各々が3DSを片手にあーだこーだと言い合っているこの状況。

端から見れば変な光景であり、それは一緒に遊びに来ていた翔、叶音、そして同じ家族の加奈と黒愛にも等しくそう見えた。

 

「皆何やってるの?」

 

「あ、加奈姉。それにこっつーと翔と叶音ちゃんもってああ‼振り分け間違えた⁉」

 

「百斗兄何やってるのさ……とりあえず俺たちは見ての通りポケモンやってるんだよ」

 

「!?」

 

「ポケモンか~……」

 

「聞いたことあるけど詳しくは知らないな~……」

 

「かわいいの?」

 

一方で恐らくポケモンを詳しく知らないであろう叶音、加奈、翔、黒愛の4人は各々が不思議な反応をする。

その中でも黒愛は特に興味があるみたいで少し眼をきらめかせながら聞いて来る。

それに対して光樹が画面を見せながら説明する。

 

「可愛い系ならここら辺とか?」

 

「どれどれ?……か、可愛い‼」

 

有名どころで言うピカチュウやトゲピー、マリルなどのポケモンを見せていく光樹。

それらは見事に黒愛の目に叶ったみたいで。

 

「ねえねえ!他の子もいたらみてみたい‼」

 

「あず兄がほぼ全部のポケモン揃えてるから見せてもらったらどう?」

 

「ほんと⁉あず兄見せて~‼」

 

「ほいほい、ほら」

 

清風の提案に笑顔で乗った黒愛が梓から3DSを借り顔をキラキラさせながら画面を見つめる。

そんな黒愛にほっこりしながら話を続ける。

 

「ポケモンか~……あれよね?戦うやつ」

 

「ま、まあ大雑把に言えばそうなんだけどね。ただ結構奥が深いんだよ?他にも交換とかできるしね。さっきも僕とふうで交換してたしね~」

 

「ふ~ん、でそのポケモンって何匹くらいいんの?」

 

「新作でどこまで増えるかわかんないけど現状720じゃなかったっけ?」

 

「「720!?」」

 

清風の言葉に思わず驚く二人。

確かに今この数字はしらない人を驚かすのには充分な値だ。

20年間コツコツと増えていった結果である。

開発者も開発当時はここまで人気なコンテンツになるとは思いもしなかっただろう。

 

「ちょ、さっき梓がほぼ全部集めているって言ってたよね!?」

 

「ああ、俺はほぼ全部集めてるぞ。流石に配布ポケモンまでは全部持ってはないが」

 

「それでも十分多いんだけど……梓ってそんなに暇だったの?」

 

「失敬な。ちゃんとやることやってその合間にやってるぞ!」

 

「まあ、普段の姿見てるから信じるけどさ~」

 

これでもちゃんとバイトとかにはちゃんと行ってるし家の事もちゃんとこなしている梓である。

もっともプレイ時間だけ見ればとてもじゃないけどそうは思えないが……それだけここの四人はやり込んでいた。

 

「よくそこまでできるよね~ホント」

 

「それだけ楽しいってことなんだよ。ね?百斗兄」

 

「うんうん。一生懸命育てたポケモン達で戦わせたり交換したりして、ね?」

 

「ふ~ん……でも見たかぎりターン制のゲームでしょ?なんか誰がやっても大差無さそう……」

 

翔のこの一言に全員の目がキランと光る。その目を見た翔と加奈が首を傾げ、頭の上に?マークを浮かべながらいると梓が高らかに宣言する。

 

「そう思うなら実際にやってみようか‼」

 

「「?」」

 

「実際に戦ってみようって話でおk?」

 

「簡単な説明ありがとう百斗。ま、つまりそういうことだ」

 

「「「えええ!?」」」

 

梓の提案に翔、加奈、黒愛の三人が驚愕の声を上げる。

当然だ。いきなり提案されたところで三人ともソフトを持っていない。

勿論その事を言おうとする三人だったが梓側だってこの質問が来るのは予想通り。

これを見越してあらかじめ考えてあった案を口に出す。

ちなみに使うソフトはORAS。

SMも考えたがまだまだ厳選環境が整ってないので断念。

こうご期待といったところか。

 

「大丈夫大丈夫。カセットは俺たちのを使い回せば良いしポケモンに関してはさっきもいった通り俺がほぼ全部集めているからそっから適当に好きなのを6匹選んでくれ」

 

「俺たちは自分のカセット使えば良いかな?」

 

「というより、俺は自分のじゃなきゃ使えない……」

 

「ああ……光樹は仕方ないよな。じゃあキヨ君が言ってるように自分のカセット持ってる人は自分の使うか」

 

「わかった。じゃあ加奈姉と翔とこっつーとかのんちゃんが……」

 

「あ、あの~」

 

「?」

 

「わ、私はROM持ってるから大丈夫です!!」

 

そういいながらポケモンのカセットを掲げる叶音。それを見て意外そうな顔をする滝沢家の面々だったが、それに対して光樹が説明をする。

 

「CMで出てたポケモンがかわいいって気に入っちゃったみたいでね?それでほしいって言ったから買ったんだよね。データは見せてもらえなかったんだけど一時期ずっとやってたからそこそこ育っているんじゃないかな?」

 

「ほえ~、あの叶音ちゃんが珍しくわがままを……」

 

「えへへ、どうしても気になっちゃって……だって、アチャモとかすごくかわいくないですか?」

 

「あちゃも?どんなポケモンなの?」

 

「ああ、これだよ加奈姉」

 

目をキラキラさせながら言う叶音ちゃんに思わず全員ほっこり。本当に純粋でいい子だなーと全員が思っていた。

 

「でも……あれ?」

 

「?どうしたキヨ君」

 

「ううん、なんか気になるところが……きのせいか?」

 

「そっか?じゃあ他のことを決めてくぞ。形式はトーナメントでいいか?」

 

「ちょうど8人だし僕はそれでいいと思うよ」

 

百斗の提案に皆も首肯。

 

「よし、じゃあ組合せを考えるか。ここにあみだくじを置いたから好きなところに名前を書いてくれ」

 

一枚の紙に適当に書かれた線に皆が順番に名前を書き込んでいく。

全員が書き込んだ所で梓が最後のあまりに名前を書き、開封。

皆がドキドキしながらその紙を見つめるなか、いよいよ順番が決まった。

 

 

清風VS加奈

 

百斗VS翔

 

光樹VS梓

 

黒愛VS叶音

 

 

 

「キヨ君とか~。よろしくね?」

 

「うん、よろしく加奈姉。大丈夫。俺結構変なパーティだからね~」

 

「百斗さんとか……強そうだ」

 

「さあどうだろね~。とりまよろしくね」

 

「梓さんとか……」

 

「げ、光樹か……厄介だな~……」

 

「叶音ちゃん、よろしくね?」

 

「はい‼よろしくお願いします黒愛ちゃん‼」

 

各々が相手との会話を繰り広げる。といってもガチ試合ではないから会話内容は緩いものである。

 

(これが公式戦とか高レートでのマッチングとかだったらこうはいかないんだろうな~……)

 

百斗がそんなことを考えている間に話はさらに進んでいく。

 

「さてと、カセットの数の関係で4試合同時はできないから二回ずつで分けて行うか?それとも一回ずつに分けるか?」

 

「そもそも対戦形式考えなくちゃね。いつも通り3VS3にする?」

 

「いや、せっかく六匹選ぶんだからフルバトルにしよう

。加奈姉やこっつーだって選んだのに使わず終いはいやだろ?だから今回は6対6でやるぞ。後伝説とかはありだ。まあ、限度はわきまえてほしいけどな」

 

「わかった。あず兄がそういうなら~。じゃあカセットは僕とあず兄のカセット使う?」

 

「そうするか。ってことは俺と百斗は同時に戦わない方がいいな」

 

 

 

第一試合

 

清風VS加奈

 

光樹VS梓

 

第二試合

 

黒愛VS叶音

 

百斗VS翔

 

 

 

話し合いの結果、二試合ずつの同時進行に決定した。

 

「さてと、ほいじゃ各々使うポケモンを6匹決めようか」

 

梓の一言でとりあえず解散。

カセットを持ってる人は自分が育て上げた自慢のポケモンたちを。加奈や翔といった持ってない人たちは梓と百斗がさっさと6匹決めたあとにDSを渡しゆっくり決めてもらった。

 

「720以上いるだけあって本当に選り取りみどりね~……あ、この子かわいい!」

 

「俺はポケモンは確かにあまり知らないけど動画とかで調べてるからっと‼」

 

「私もかわいいもので固めたいけどせっかくだし加奈姉とは被せたくないな~……あ、この子いいかも!!!」

 

三人ともポケモンをしたことがないということもあってか決めるのにカなりの時間がかかってしまったけどとりあえず無事決めることができた。

 

「さあこれで準備は整った。じゃあ早速始めるか!」

 

「「「「「「「おお!!」」」」」」」

 

「よし、じゃあまずは第一試合の人準備!」

 

梓の言葉によって動くは清風、加奈、光樹の三人とオーナーの梓。

それぞれがDSを持ち対戦相手と通信をする。

 

(さて、僕はどっちの試合見ようかな?……それぞれの手持ちのポケモンから考えよっか)

 

百斗はそう考えながら四人の手持ちを順番に確認していく。

まずは清風のパーティ

 

カイリュー、リザードン、チルタリス、プテラ、エンペルト、コラッタ

 

(最後のいったい何⁉)

 

ドラゴン統一かと思ってたらプテラに裏切られ飛行統一かと考えたらエンペルトに裏切られじゃあ最後は何と思ったらまさかのコラッタ。

これにはポケモンをあまりやってない翔たちも仰天である。

そもそも進化系のラッタにしたところでろくな使い方が思い付かないのだが……

 

(と、とりあえずここはおいておいて。加奈姉はどんなパーティかな?)

 

加奈パーティ

 

デンリュウ、トリミアン、エルフーン、ミミロップ、ブースター、キュウコン

 

(あらかわパーティだね。かわいいものをよせ集めたんだから偏るのはまあ仕方ないことかな?)

 

加奈の選んだ子たちは全員見た目がかわいいに部類される方でお気に入りキャラにしてる人も少なくないだろう。しかしそうやって選んだ割には結構強いのもちらほら……少なくとも清風のコラッタよりは強い。

 

(なかなか面白そうなカードだね……で、もう一つの方はっと)

 

次に梓と光樹の方に目を向け、二人のパーティを確認する。

 

梓パーティ

 

ゲンガー、ヨノワール、ジュペッタ、ムウマージ、ゾロアーク、ユクシー

 

光樹パーティ

 

ボスゴドラ、ニンフィア、アチャモ、ドクケイル、マグカルゴ、フーディン

 

(お、おおう……)

 

お互いかなり癖の強そうなメンバーである。

梓は梓でかなり偏りがあるし光樹は光樹で何してくるかわかんない。

ミステリー的な考えでは光樹のほうが凄く上だ。

 

どちらもなかなか面白そうな戦いでどっちを見ようか悩む百斗。

でもここは光樹と梓の戦いが気になったので見に行こうとしたら百斗の腕を黒愛がつかむ。

 

「ごめん。百斗兄。このゲームのことよくわかんないから教えてほしいんだけど……」

 

ここで百斗が対戦メンバーを見て気づく。

ポケモン経験者四人のうち三人が対戦に入っているため動けるのが百斗だけだ。

そのため必然的に百斗に頼ることになる。

これは説明はもちろんだが何も知らない加奈がつらいことになりそうなので加奈と清風の方に行き加奈の裏に回って黒愛、翔、叶音へ説明しながら戦うことに。

勿論こうなれば清風が不利になるんだけど……

 

(ごめんね?ふう……)

 

(ううん、いいよいいよ!ちょっとしたハンデさ!!)

 

ということになり第一試合は百斗によるポケモン説明試合になってしまった。

タイプ相性、持たせるアイテム、積み技などいろいろ教えて後ろからアドバイスしながら。そして質問に答えながら要点を伝えていく。

三人とも吸収スピードは速いのですぐにいっきあの説明ですぐに覚えてくれた。

まあ結果としては僕が後ろについてたっていうのもあって勝敗は加奈に軍配が上がった。

 

「ああ、負けちゃった」

 

「ご、ごめんね?キヨ君」

 

「ううん、いいのいいの!楽しかったしね!!だから加奈姉、次も勝ってね!!」

 

「勿論、任せて!!」

 

ぐっと握手を交わす二人。

そんなほほえましい二人の奥でぶすっとした表情の二人が。

 

「いいよいいよ。どうせ俺たちの結果なんて興味ないんだろ?」

 

「そうですよほんと……せっかっく勝ったのに……」

 

「ご、ごめんごめん……教えてたらちょっとね……そっちは光樹が勝ったんだ」

 

「はい……結構ぎりぎりだったのに……」

 

「ご、ごめんね?私が教えてって頼んじゃったから……」

 

「あ、いえいえ!加奈さんは悪くないので!!」

 

「そ、そう?ならいいんだけど……」

 

というわけで結果は勝者は加奈と光樹となった。

次戦う人は勝者が四人そろったところで再度あみだくじをして決めるため今は放置。

そんなわけで二回戦。

戦うのは百斗、翔、黒愛、叶音。

経験者が百斗だけということもあり自然と百斗の方に注目が集まる。

そんな中でいよいよ二回戦が始まる。

 

(百斗さんのポケモンは何匹か見させてもらってるけどその中で何を選んでくるのか……ものによっては本当に対処できないからな~……)

 

光樹が頭の中でどれに対してはどのように対策しようか考えていたらすでに黒愛と叶音の方がもう始まろうとしていた。

 

(やばいやばい、二人のパーティ見なきゃ)

 

慌てて二人の方を見るけどもう選出も終わっており、見えたのは黒愛の方だけだった。

 

黒愛のパーティ

 

ジラーチ、トレディア、チラチーノ、カビゴン、ピチュー、シェイミ

 

(ははは、加奈さんとは別の方向で可愛いパーティだね)

 

なんともほほえましい光景である。

見れなかったけどきっと叶音の方もかわいい子たちで固められているだろう。

向こうでキャッキャ言いながらゲームしている二人はいったんおいておいて。

 

(さて、百斗さんと翔はどんな感じになっているかな?)

 

百斗パーティ

 

ブルンゲル、ギルガルド、ムウマ、ヨノワール、ゲンガー、オーロット

 

翔パーティ

 

ガルーラ、ファイアロー、ギルガルド、ウォッシュロトム、ランドロス、グラードン

 

「「きっつ!?」」

 

見た瞬間光樹と百斗の声が重なる。

動画勢とは言っていたものの翔の手持ちはまごうことなきガチ面子である。

 

(百斗さんの手持ちはやっぱりゴースト統一。その中でも比較的安定して強いメンバー。それに加えて動画勢とは言え本気の面子できた翔。百斗さんはどうやって乗り切るのかな?)

 

選出も終わったところでいよいよ戦闘開始。

戦闘開始前に独特の空気が流れる。

ポケモンは初手がとても重要なゲーム。

最初に出したポケモン同士の相性が悪かっただけで相手に1ターンの遅れをとることになってしまう。これは相手がうまく、そしてガチのメンバーであればあるほど痛いものになる。

そんな中肝心の初手は……

 

百斗はヨノワールを、翔はグラードンを繰り出す。そして……

 

ヨノワールはグラードンをのべにいろのたまをお見通しだ!

 

「やっぱりゲンシグラードンか……ヨノワさんでよかった」

 

「動画で見た中ではないこれが一番強いって思ったからね‼︎行くぜ‼︎」

 

(さて、百斗さんのお手並み拝見だね)

 

グラードンのふんか

 

ヨノワールもじしん

 

ヨノワールのかげうち

 

グラードンのだいもんじ

 

ヨノワールは倒れた。

 

「ここまでは予定調和だね。正直ゲンシグラードンはどうしようもないや」

 

「よし一体‼︎このまま行くぜ‼︎」

 

「次は……これでいけるよね」

 

次に繰り出すのはゲンガー。

そしてこのゲンガーがメガ進化。そのままシャドーボールを放ってゲンシグラードンを沈める。

 

「グラードンが‼︎」

 

「こいつ落とすのに一体なら安い方だね……」

 

ただ以前百斗の方がきついことに代わりはない。

 

「メガ進化したってことは地震が当たるはず。なら次は‼︎」

 

翔の二番手はランドロス。

選ぶ技はもちろん地震。だが……

 

「ちょっと安直だね」

 

それに合わせてムウマを出す。

特性浮遊によって地震は無効化された。

 

「な⁉︎」

 

「ふぅ」

 

(ここでゲンガー落ちちゃったら百斗さんに勝ち目ないもんね。でここでムウマで避けれても……)

 

ランドロスははたき落とすをつかった

 

ムウマはしんかのきせきをはたき落とされた。

 

(これでムウマは使えなくなったも同然)

 

その後痛み分けで体力をそこそこ削ったが2回目にはたき落とすでムウマは退場。

 

「そっか、ゴーストしかいないからはたき落とすに一貫性が……ふっふっふ」

 

(さて、翔は気付いちゃったけどどうするの?百斗さん)

 

「確かにはたおとはキッツイけど……‼︎」

 

トトはギルガルドを繰り出した。

 

(ああ、これは翔気づかないと……)

 

ギルガルドのキングシールド。

 

ランドロスははたき落とすを使った。

 

ギルガルドは攻撃から身を守った。

 

ランドロスは攻撃がガクッと下がった。

 

「ああ‼︎」

 

「ふう」

 

キングシールドの追加効果で接触技で攻撃した時相手の攻撃を二段階下げる。

 

「で、でももう一回やれば……」

 

ランドロスははたき落とすを使った。

 

効果は抜群だ。

 

ギルガルドは弱点保険で攻撃と特攻がぐーんと上がった。

 

「うそぉ!?」

 

「動画見てたならこれは予想されそうだったけどね……」

 

あきれながら言う百斗に梓や光樹も苦笑い。

 

(攻撃2段階ダウンって言ってしまえば攻撃力半分だからね……そんなんじゃあギルガルドにとってはカモでしかないし)

 

「ちなみに僕のガルドは物理型だからこれないときつかったんだよね~」

 

ギルガルドのいわなだれ!

 

ランドロスは倒れた。

 

「いわなだれ!?」

 

「ああ、これは動画でもあまり見ないかな?」

 

「こ、これだとこいつじゃあ……」

 

翔の次はファイアロー。

 

(本来なら勝てるけどこいつアイテムがこだわりだし、いわなだれは言ってるってことは……)

 

ギルガルドのキングシールド。

 

ファイアローのフレアドライブ。

 

ギルガルドは攻撃から身を守った!

 

ファイアローの攻撃がガクッと下がった。

 

ファイアローのフレアドライブ。

 

「これで死んで!!」

 

願うように言う翔。だが……

 

ギルガルドのいわなだれ。

 

ファイアローは倒れた。

 

「耐えられた!?」

 

「流石ギルガルド。頼りになる」

 

(統一パーティの怖いところってこういうところなんだよね。統一にする以上どうしてもきついやつがいるからそれ対策に一部が予想できない型になることが多い。これが本当に怖いんだ)

 

もっとも全部が全部強い訳じゃない。

実際に百斗は物理ゲンガーなるものを作ったが弱すぎて話にならなかった。

 

「だ、だけどまだ負けてない!!」

 

翔は次にガルーラを出す。

 

「ガルーラか……また読みづらい……とりあえず……」

 

ギルガルドのキングシールド

 

(きもったまからのねこだま対策……安定択だね。さて翔のガルーラはどう出る?)

 

ガルーラの猫だまし。

 

ガルーラの攻撃がガクッと下がった。

 

「また!?」

 

「翔、素直すぎ……」

 

「うぐぐ。だ、だけど次で落とせる!!」

 

ガルーラのガルーラナイトとメガバングルが反応した!

 

「まあ、そうだよね」

 

ガルーラがメガシンカし、そこから不意打ちでとうとうギルガルドが落ちる。

 

「ありがと。ギルガルド……じゃあ次!」

 

百斗の次はオーロット。

 

「ガルーラでかつ!」

 

「まだ勝てるはず!!」

 

ガルーラのふいうち。

 

しかしうまく決まらなかった。

 

オーロットの鬼火

 

ガルーラは火傷を負った。

 

「ぐっ!」

 

(あれ?動画で見てたのならオーロットの型はよく知ってるはず。なのにリスキーな不意打ちをうったってことは……まさか?)

 

疑問を感じる百斗。それを確かめるために選んだのはヤドリギの種。ガルーラはまたもや不意打ち。

 

「ま、また!」

 

「……」

 

ここで百斗が確信する。

 

(間違いない。このガルーラ嚙み砕くを切ってる。なら怖くない!!そして次は必ず後退してくる。だったら!!)

 

翔はたまらずガルーラからギルガルドにチェンジ。そのギルガルドに鬼火が直撃する。

 

「やけどが……」

 

「よしよし」

 

(だけどここで出てくるってことはおそらく特殊型だよね。まあ、することは変わんないんだけど……)

 

次いでオーロットのヤドリギが入りギルガルドはシャドーボール。

オーロットは耐えてオボンの実で回復。ヤドリギもあるためさらに回復するが……

 

「こいつって確か収穫するのだっけ?」

 

(されたら耐えきられるかも……)

 

心配する翔の願いが届いたのか収穫は発動せず。

 

(よかった!これで次にこいつもギルガルドで落とせる!!)

 

(収穫発動しなかったね。最もヤドリギ分で半分超えて回復してたから収穫来ても回復できなかったんだけどね)

 

ほっとした翔に対して落ち着いているが内心焦っている百斗。

次のターンはギルガルドのシャドーボールでオーロットが沈む。

そして次のブルンゲルが場へ。

 

(相手の残りはロトムにガルーラ。だったら溶ける必要なしだね)

 

ブルンゲルが熱湯を行いギルガルドがシャドーボール。

お互い死ななかったが火傷とヤドリギ分でギルガルドが落ちる。

次に翔が出すのはロトム。

ここはみんなの予想通りロトムの十万ボルトが炸裂しブルンゲルが落ちる。

そしていよいよ百斗は最後の一匹。

 

「お願い、ゲンガー!」

 

メガゲンガーとロトムの対面。

Sはゲンガーの方が上だがロトムを一撃では倒せない。

一方ロトムは十万でしか打てないためここで倒せるかどうか。

 

(メガゲンガーになればDも少し上がっているはず。一回耐えてくれれば勝ちは確定なんだ!!)

 

(急所でもなんで当たってくれれば勝てる!頼む!!)

 

ゲンガーのヘドロ爆弾が当たる。そしてロトムの十万ボルト。

結果は……

 

12/162

 

「残った!!」

 

二回目のヘドロ爆弾が当たりロトムが沈む。

 

翔にはまだガルーラがいる。が、ガルーラは噛み砕くを入れてない。

他はおそらく恩返し、グロウパンチ、ねこだまし。

ゴーストタイプに対してことごとく効果がない。

しかもやけどを負っているからゲンガーは道連れ連打。ガルーラは決まらない不意打ちを連打することとなりそのまま火傷ダメージでガルーラは沈んだ。

ここでようやく決着。

 

「まけちった~」

 

「ふう、勝ててよかった~……」

 

「お疲れ様、百斗さん」

 

「ありがと~光樹。と言っても実際負けのようなもんだけどね~」

 

「まあ、俺が使ってたら勝ってましたね~。俺ならガルーラメガシンカさせないです」

 

「だよね~」

 

「どうせ俺は動画勢だよっつうの!」

 

「の割には強かったと思うけどね~。私の目からはわかんなかったもん」

 

「そうだぞ~。もっと言えば対策が甘かった百斗に問題があるんだからな」

 

「ははは、痛いところを……まあ3VS3ようだからこればっかりはどうしようもね……」

 

「まあ本来は3VS3だから考えないよね……俺もカイリューとかのドラゴン統一で潜ることあるけど3VS3用だからね~」

 

「そういえばふうも統一やってたね。今度僕とする?」

 

「うん!いいよ~」

 

「はいはい、とりあえず勝者は百斗だな。あとはこっつーと叶音ちゃんの試合だけど……」

 

百斗の方に熱中してたためまたもや放置となってしまったもう一つの試合。そこに視線を向けると……

 

「うう……加奈姉~~!!」

 

「うわあっと、どうしたの?こっつん」

 

「ご、ごめんなさい。ちょっと差がついちゃって……」

 

「ああ、そういうことか」

 

ポケモンは読みあいも大事だが運も大事。っというか運次第ではとんでもないことになる。

試合内容は見てなかったがおそらくそうなったんだろうと思い加奈はそっと黒愛を抱きしめ、ほかのみんなは苦笑いをしながら見ていた。

 

「さて、じゃあこっつーは加奈姉に任せるとして引き続き試合を始めるぞ。あの間にすでにアミダは用意したからな。順番に選んでくれ」

 

梓の言葉にしたがって勝った四人が順番に名前を書いていき、梓が開封。

結果はこうなった。

 

 

百斗VS叶音

 

加奈VS光樹

 

 

「叶音ちゃんか……よろしくね?」

 

「はい‼」

 

「負けないよ‼光樹君‼」

 

「俺もです‼」

 

四人がみあって準備を始める。

 

(この四人の試合か……手堅くいけば光樹と百斗が勝つが、どうなるかな?)

 

梓はその様子を遠目から見ていた。

普通に考えれば先ほど立った予想通りになるが加奈はこういったターン制でゆっくり頭を使うものは得意分野。そして叶音。

 

(正直一番怖いのは叶音ちゃんなんだよな~。こっつーが負けるのは仕方ないがそれ以上に何か引っかかるんだよな。百斗もかなり警戒してるような気がするが……杞憂だといいな。流石に光樹の方は勝てるだろうが……加奈姉のトリミアンとかが運要素絡んでくるから怖いな)

 

梓が大方の予想をしながら試合を見守る。が今回もまた注目される試合は偏っていて。

 

(((((((叶音(ちゃん)のパーティが気になる)))))))

 

観戦者はもちろん戦闘に入っている光樹と加奈も画面を覗きこんでる。

そんななか、ぽつりと……

 

「百斗さん……」

 

「?」

 

「……よろしくお願いしますね?」

 

「!?」

 

百斗の背筋に冷たいものが走ると同時に悟る。

 

(この子、まさか‼)

 

選出待機画面に入っていよいよ叶音のパーティを目の当たりに……

 

 

叶音パーティ

 

ローブシン、グライオン、メタグロス、マリルリ、ポリゴン2、ボーマンダ

 

 

(なんやこの厨パァ!!!しかも2連続かよ!!!)

 

百斗、心からの叫び声である。

 

「え、えと……叶音ちゃん?」

 

「はい?」

 

「レートいくつかとか、解る?」

 

「はい‼1900、1800辺りをうろちょろしてますけどいまは1902位だったかな?」

 

(あかん、この子ガチすぎる!!!!)

 

百斗のみならず回りも大層驚いている。

 

(本来害悪なグライオンがゲンガーで止めれるだけまだましに見える……けど攻撃技がじしんかハサミギロチンかで変わってくる。……ギロチンだといいな~……しかもそれ以上にローブシンがきつすぎる‼あのコンクリートで命をはたき落とすんでしょ知ってる‼なんでゴースト使って格闘にビビらなきゃいけないのさ‼……はぁ、グロスがましに見える程度だよ……あのアチャモ可愛い!!って言ってた純粋な叶音ちゃんはどこへ……でも、ここで逃げちゃダメだよね。今までだってこんなきついのは戦ってきたんだ‼やってやる‼)

 

加奈は首をかしげていたが他の皆は、動画勢の翔までもが鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をした。

叶音が使ってるポケモンもまた翔と同じようにガチの人たち御用達のポケモンたちだ。

一方叶音は叶音で厄介な敵を考えていた。

 

(厄介なのはやはりゲンガーでしょうか?個人的にはブルンゲルも気になります……型によっては苦戦必至ですからね。グライオンが通りにくいところも考えないと。ローブシンもギルガルドがいる以上下手に使ってはダメですね。最もまだ戦いやすいのに変わりはないです!裏にはボーマンダも控えてますしね‼ここも勝って行きます‼)

 

お互いが選出を終えていよいよバトル‼

 

((相手の初手は……))

 

選出の時点で始まってるこの戦い。

お互いの初手は……

 

百斗→ギルガルド

叶音→ポリゴン2

 

「……そうだよね」

 

「ギルガルドですか……」

 

(おそらく百斗さんは初手ポリゴン2は何となく考えていたはずだけどローブシン警戒。一方の叶音は安定択かな。百斗さんはどっちにしろきついから不利な賭けを挑まなきゃ勝てないもんねおそらくお互いの持ち物も予想はできている数。対面的には……五分五分、って言いたいけど先考えると百斗さん、辛いよね~……)

 

お互いの初手を確認したところで一手目を動く。

 

ポリゴン2がイカサマをしギルガルドに攻撃。

効果抜群だがシールドフォームということもありダメージは3.5割程度。そして効果抜群を受けたギルガルドは弱点保険によって攻撃、特攻が二段階上昇。その状態で放つせいなるつるぎはポリゴン2に対して効果抜群。

圧倒的攻撃力を見せるが……

 

(当然沈まないよね。やっぱり輝石ポリゴン2は硬いな……はたき落とすが欲しい)

 

それでも3割近くを残すポリゴン2。

さすがはお互い環境に居座るだけのスペックを秘めたポケモンである。

そして次の2手目……

 

「「……」」

 

叶音も百斗も即決出来ずにいた。

その様子を梓も見ながら考えていた。

 

(確かにギルガルドは強いポケモンだが特性の事もあって変なところで珍妙な読み合いが発生する。この場合百斗はせいなるつるぎかキングシールドで悩み、叶音ちゃんはじこさいせいかイカサマで迷ってるはず)

 

変化技、攻撃技。どっちの種類を取るか。

種類が被れば叶音の、違えば百斗の勝ち。

二人が選んだ選択肢は……

 

ポリゴン2のイカサマ

 

ギルガルドは倒れた

 

「うぐ」

 

「やりました!」

 

選ばれたのはせいなるつるぎとイカサマ。

Sはポリゴン2の方が早いから先に行動しギルガルドを沈めた。

読み合いは叶音の勝ちだ。

 

「はぁ……次だね」

 

大きくため息をつきながら次をだす。

出てきたのはブルンゲル。

耐久の高いポリゴン2を削るために百斗はどくどくを行う。が、これを読んだ叶音がメタグロスバック。

鋼タイプに毒は効果無しなためなにも起きなかった。

 

(ここは溶けるが正解だったか。くぅ~……ことごとく読み負けてる……)

 

頭のなかで僅かしかない勝ち筋をどうにか見つけようと模索する百斗。

一方の叶音はかなり余裕を持てていた。

 

(今のところ完璧です。控えも考えれば負けることはありませんが……油断はできませんね)

 

そんななかでの4ターン目。

メタグロスが雷パンチ、それを受け止めたブルンゲルは溶けるで自身の防御をぐーんと上げて2倍にする。

 

(ここでもう一発耐えてじこさいせいできれば‼)

 

メタグロスのしねんのずつき。

 

急所にあたった!

 

(よかった‼倒せました‼)

 

(ジーザス‼とうとう運にも見放された‼……と言いたいところだけど体力的に微妙だったね。もしかしたら無駄急かも。だけどブルンゲルがなにも出来ずに倒されたのは痛すぎる……仕方ない、ここから挽回)

 

次の百斗のポケモンはゲンガー。

純粋に火力でぶっ倒すための選出。

そのため百斗はまよわずシャドーボールを選択。

 

(この速さでゲンガーを選出⁉勿論メガ……私のメタグロスはDには振ってないので一撃で持っていかれます‼ここは急いで交換を……あ‼)

 

シャドーボールが来ることはわかっていたので慌ててポリゴン2を選択する。が、した瞬間ミスしたことに気づいてしまう。

 

ポリゴン2の体力が減っているのは当たり前だがそれ以上に不味いことが。

 

予想通りポリゴン2でシャドーボールを外し、次のターンヘドロ爆弾でポリゴン2は倒れる。

そしてここ……

 

(メタグロス……まだバレてないと信じて……お願い‼)

 

時間をかけずに再びメタグロス。

この行動に一瞬怪訝そうな顔を浮かべる百斗。

 

(メタグロスはメガシンカするとDも上がります。また、ポリゴン2が倒されてすぐに出したのでこれで耐えられるのではと不安になってもらえれば‼)

 

そんな叶音の願いもむなしく……

 

ゲンガーのシャドーボール

 

メタグロスは倒れた‼

 

(よし‼ノータイムでゲンガー出して向こうが焦ってくれたお陰でメタグロスが恐らくASの極振りだってことに確信が持てた。振ってないメガメタグロスのDくらいなら十分吹っ飛ばせる‼さて、次はなにかな?)

 

(やっぱりダメでしたね……では次‼)

 

出てきたのはグライオン。

毒みがまも型のよく見るそれはテンプレ通り初手守るで特性ポイズンヒールを発動。

百斗はゲンガーを変えるかどうか悩んだが残りではうまく削れないと判断して居座り。

身代わりを張ろうとするグライオンに先制でシャドーボール。

6割近く削れたところでグライオンの身代わりが入り人形が場に現れる。

ここでグライオンは一度守を入れて体力を回復。

次のターンでゲンガーに身代わりを壊されてしまうがグライオンが地震を放つ。

もともと浮遊だったゲンガーだがメガ化したせいで特性がかげふみに変わり地面技が直撃してしまう。

叶音がグライオンの相手ひとつの枠に入れた技が地震だったためゲンガーに大ダメージを与える。が……

 

4/126

 

((残った!?))

 

お互い死んだと思い込んでいたためまさかの耐えに驚きを隠せない。

こうなったらS130という高速から放たれるシャドーボールでグライオンを上から殴る。

 

(これは仕方ないです。切り替えて次行きます!!)

 

次に出るはマリルリ。

 

(アクジェだね。交換先もいいのいないし……お疲れ様。ゲンガー)

 

予想通りアクジェでゲンガーが沈む。

次に百斗が出すのはオーロット。

 

(さて、このマリルリがポンポコするのかヤリルリなのか……)

 

どっちの型でもめんどくさいことこの上ないがまた変な択が出てくる。が

 

(Sはオーロットの方が上だし、ぽんぽ越されてもアクジェじゃ落ちない。ならここは鬼火!!)

 

オーロットの鬼火。

 

しかし外れてしまった。

 

(ジーザス!!!!なんでや!!今度は外し!?)

 

命中不安定とはわかってはいるがまさかの外し。

マリルリは何事もなく腹太鼓を決めて攻撃ランクが最大まで上昇。

勿論体力は偶数に設定してあるためオボンの実発動で最大HPの三割回復。

次のターンはオーロットのウッドホーンが入るがマリルリは沈まず、攻撃力四倍のじゃれつくが決まりオーロット撃沈。

ただマリルリのHPはほんの少ししか残ってない。

次に百斗が出すはヨノワール。

 

(ヨノワールのSは45でしたね。マリルリの方が上……いけますかね?)

 

ここで叶音はじゃれつくを選択。が、ヨノワールがかげうちを覚えてたためそれで沈む。

 

(まあ仕方ないです……ですが、次で勝ちなので平気ですね)

 

そんな叶音の次のポケモンは……

 

かのんはローブシンを繰り出した。それを見た瞬間の百斗の感想は……

 

(あ……オワタ)

 

ローブシンははたき落とすを使った。

 

効果は抜群だ!

 

ヨノワールは倒れた。

 

まさしくHP溶けてヨノワール撃沈。

百斗の手持ちは残るはムウマのみ。

一方叶音はローブシンとボーマンダ。

 

(まあ、ギルガルドやられた時点で負け確だったね……しゃーなし)

 

はたき落とすを耐えたムウマがでんじはを決めるが輝石を失ったムウマの耐久なんて知れている。そもそも次のターンローブシンがマヒることなかったため二回目のはたき落とすが入りムウマご臨終。

百斗VS叶音の戦いは叶音の方に軍配が上った。

 

その時のみんなの心の中は……

 

(((((((叶音(ちゃん)怖い……)))))))

 

皆が百斗VS叶音の試合を見ている間にもう一つの準決勝も終了していた。

こっちの戦いは皆の予想通り経験者の光樹の勝利となった。

 

次は三位決定戦を予定しているため戦うのは百斗と加奈の二人。

ポケモン大会もいよいよ佳境。

ほんのちょっとした遊び心から開かれたこの戦い。

意外な波乱を生み出しながらここまで来た。

そのことに驚きながらも大いに楽しむ八人。

 

果たしてこの先どのような戦いが繰り広げられるのだろうか。

 

八人全員がこの先の展開を読めずに、ワクワクしていた……。




いかがでしたでしょうか?

ちなみに今回の戦いですが実際にポケモンの型を考えて実際に構成を作り、実際に戦ったモノをもとに書いています。
そのためダメージ計算などは行ってないため変なところがあるかもです。
ご了承ください。
では次は後編で!!

いつかけるかな~……

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