大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも|ω・`)ノ ヤァ

エイプリルフール書けたので投稿。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


※エイプリルフールではなく、番外編としてやることにしました。


番外編 異世界転移道中編
Featuringワンパンマン


ヒエンside

 

 

 

気付けば俺は見知らぬ土地にいた。

 

 

「ん?」

 

 

周りを見渡すと、平和な住宅街である。

 

俺は首を傾げる。

 

どうしてこんなところにいるのだろう?

 

 

「っ!!」

 

 

そのとき、全身を凄まじい悪寒が駆け巡る。

 

直後、周りが爆発する未来(ビジョン)が見えた。

 

瞬時に俺はセットアップすると同時に死ぬ気モードになり、この地域一体を封時結界で切り取り、外界と遮断する。

 

周りが薄暗くなると、数秒後に激しい光と衝撃に襲われた。

 

少し吹き飛ぶものの、炎の逆噴射で態勢を立て直し、付近の様子を伺う。

 

周囲一帯の建物を巻き込んだ凄まじい爆発だった。

 

突如として発生した爆発の中心地には、いつの間にか一つの影があった。

 

 

「……………」

 

 

シルエットは人型であったが、その容姿はとても人間とは言えなかった。

 

紫色の身体に、細身ながら筋骨隆々の二メートルはある体躯、頭部からは触覚のようなものが一対生えている。

 

そう。

 

ビジュアルを例えると、筋骨隆々の八頭身のバイキンマンであった。

 

八頭身バイキンマンは周囲を軽く見渡すと浮き上がり、先程爆発を引き起こしたものと同じ光球を生み出す。

 

そして……

 

 

 

ドゴオオオオォォォォン!!!!!

 

 

 

おもむろに手を振るって放った。

 

光球は着弾すると同時に、大爆発を連鎖的に引き起こし、次々と建物を瓦礫の山に変えていく。

 

封時結界を展開していて良かった。

 

でなければ今頃、沢山の犠牲者が出ていたはずだ。

 

俺は八頭身バイキンマンへと近付く。

 

雰囲気で分かる。

 

こいつ……相当強い。

 

八頭身バイキンマンは近付く俺に気付くと、話しかけてきた。

 

 

「何者だお前は?」

 

 

俺は答えた。

 

 

「ただの通りすがりの魔法使いさ。そういうあんたこそ一体何者だ?」

 

 

八頭身バイキンマンは俺に鋭い視線を向けると、大声で答える。

 

 

「私は人間共が環境汚染を繰り返す事によって生まれたワクチンマンだ!!」

 

 

ワクチンマン……

 

見た目に反して健康的らしい。

 

それにしてもこいつの声、本当にバイキンマンみたいだ。

 

 

「地球は一個の生命体である!貴様ら人間は地球の命を蝕み続ける病原菌に他ならない!!私はそんな人間共とそれが生み出した害悪文明を抹消するため、地球の意志によって生み出されたのだ!!!」

 

 

するとワクチンマンは俺に光球を放ってきた。

 

だが、俺はそれを片手で弾き飛ばした。

 

ワクチンマンは目を見開く。

 

 

「確かにあんたの言うとおり、俺達人間は地球の命を蝕んできたかもしれない。だけど、この世界には、地球には、その命を取り戻そうとしている人達も大勢いる。だからたとえあんたが、地球の意志で生み出された存在であろうと、俺はあんたのやろうとしていることを決して認める訳にはいかない」

 

 

「ほう?この私を止めようと言うのか?地球の使徒である……この私を!!」

 

 

「ああ、止めてやるよ」

 

 

俺はグローブと額の炎を燃え上がらせ、奴へと告げる。

 

 

「来いよ、ワクチンマン。あんたは俺が死ぬ気でぶっ飛ばす」

 

 

「ふっ。よく言った小僧!ならば我が全身全霊を持って人間を根絶やしにしてくれる!!」

 

 

ワクチンマンはニメートルあった身体をどんどん膨張させていくと、二十メートル近く大きくなる。

 

ここが何処なのか、奴が何者なのか、今がどういう状況なのか、さっぱり分からないが……奴をここで放っておく訳にはいかない。

 

そして俺とワクチンマンは激突した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数ヶ月後……

 

俺はヒーロー協会に所属するS級ヒーローの一人として、とある任務にてある人物とコンビを組むことになった。

 

 

「あんたがS級18位の氷炎(ひょうえん)のヒエン?」

 

 

その人物は【ヒーロー協会の最高戦力】、【最終兵器】として推されている人物。

 

傲慢不遜にして圧倒的自己中の塊。

 

アクの強いS級ヒーロー達の中でもトップクラスで取っつき辛く、キツイ性格の持ち主。

 

極度の単独主義者であり、他のヒーロー達との連携や協調性といったものは皆無。

 

どんな災害や怪人退治も『自分一人いれば事足りる』と公言して憚らない常に自由で単独行動を求める合法ロリ。

 

 

 

S級2位 戦慄のタツマキ

 

 

 

強力な超能力の使い手であり、俺の身長半分位の少女のような体躯と髪先がカールした天然パーマ、黒いスリットスカートが特徴のヒーローガールである。

 

スカートから見える生足が少しエロい。

 

 

「ど、どうも初めまして。S級18位の氷炎のヒエンです。よろしくお願いします、タツマキ先輩」

 

 

「……ふーん。まあ、及第点ってとこね。それじゃ、さっさと任務に行くわよ後輩」

 

 

俺事、オオゾラ・ヒエンはなぜかそんな人物とコンビを組むことになってしまった。

 

どうしてこうなった?

 

ちなみに後から知ったのだが、タツマキ先輩は俺の住んでるマンションのお隣さんでした。




簡単に内容説明。

広域次元犯罪者がロストロギア発動させる。

並行世界に飛ばされワクチンマンと戦う羽目に。

その後、なんやかんやあって追っていた広域次元犯罪者が怪人協会にいることが判明。

捕縛のためヒーローとなる。

タツマキとコンビ組む。

みたいな流れですはい。

ちなみに時系列はインターミドル終了後です。

では、また( `・∀・´)ノ



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