大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第三百六十三話 黒ポンチョの者達

ヒエンside

 

 

 

無事都市本戦一回戦を勝利で飾った。

 

俺の後はクロノの試合があった。

 

しかし、さすがはクロノなのか多少苦戦はしたものの、相手に完勝した。

 

続けて、俺の次の対戦相手も判明した。

 

俺のニ回戦の相手は『美魔女(ビューティーウィッチ)』、クリィム・カリィ。

 

クリィムは黒い帽子に、黒いマントを着用する由緒正しき魔女である。

 

所持している杖の先端には緑色の宝玉が付いており、ストレージデバイスの役割を担っている。

 

黒雷を放ち、黒薔薇を操り、黒龍に変身するといった一風変わった魔法を使用するが、基本的に彼女は使役している使い魔を戦わせる。

 

偶に自分で戦うときもあるが、その場合は幻覚で相手を惑わせたり、重力を発生させて動きを封じたりする戦法を好む。

 

実際に彼女は、今までの対戦相手のほとんどにそれらで完全勝利を収めている。

 

その勝利方法が強力な幻覚を見せて、対戦相手を発狂とまではいかないものの、ギャン泣きさせるくらい凄まじいものである。

 

次の対戦相手は今までとは違い、精神的な強さが試される相手かもしれない。

 

二日間の準備期間はあるものの、どう対策したものか。

 

だが俺の予想に反して、意外なことに二日間は通常の訓練だけを行うこととなった。

 

リニスと相談した結果、幻覚に関しては、恐らく俺の『調和』の能力によって無効化できる、又は効かないだろうとのこと。

 

つまりクリィムからして、俺は天敵になるかもしれないのだ。

 

ちなみにティーダの次の相手は、『大首領(ビッグドン)』、ジョージ・カンノンジ。

 

クロノの次の相手は、『SM女王(クイーン)』、サディ・マッゾリーナとなった。

 

こう言ってはなんだが、個性的な奴らしか残ってないな……。

 

 

 

ヒエンside end

 

◆◆◆

 

第三者side

 

 

 

チームヒエンの面々は、夏休み又は休暇としての意味合いでも、このミッドチルダで楽しく過ごしている。

 

そしてインターミドルの応援を通して、別世界の少女達が仲良くなるのにも、そう時間はかからなかった。

 

 

「えーっと、あとは……これを買えば終わりですね」

 

 

なのはが野菜のような物をカゴに入れる。

 

 

「それってキャベツ?レタス?」

 

 

響が疑問の声を上げる。

 

見ればキャベツともレタスとも取れる野菜であった。

 

 

「どっちもでしょうか?キャベタスっていう野菜らしいです」

 

 

つぼみが端末を操作すると、キャベタスの情報が表示される。

 

 

「まさかのどっちも!?」

 

 

その情報を見たイリヤがついツッコミを入れる。

 

現在、なのは、イリヤ、つぼみ、響の四人は食材の買い出しに来ていた。

 

 

「結構買ったね〜」

 

 

「リニスさん曰く、漢方を作るのに量が必要なようで」

 

 

響とつぼみがそれぞれ片手に袋を持ちながら話す。

 

 

「なんでもヒエン君の内臓を強靭にするために、漢方で強化するらしくて」

 

 

「ヒエンさん……なんか改造人間みたい」

 

 

なのはは苦笑いしながら、イリヤは少し遠い目をしながら話す。

 

こうして四人で楽しく話しながら歩いていると、響があることに気付く。

 

 

「皆、止まって!」

 

 

「「「え?」」」

 

 

「何か……変じゃない?」

 

 

響の言葉にイリヤとつぼみが気付く。

 

 

「ひ、人が……いなくなってる!?」

 

 

「あ、言われてみれば!?」

 

 

四人が周りを見渡すと、さっきまで人が歩いていたのに突然いなくなっていたのだ。

 

 

「レイジングハート」

 

 

《結界で隔離されたようです》

 

 

なのはがレイジングハートへ呼び掛けると、レイジングハートが原因を解明する。

 

直後、四人を囲むように建物や路地裏から、黒ポンチョの集団が現れた。

 

人数にしておよそ30人。

 

 

「囲まれたみたいですね」

 

 

「まさかこの人達……」

 

 

「はい。恐らくリニスさんが言っていた……」

 

 

「インターミドル有名選手襲撃の人達!?」

 

 

すると一人の黒ポンチョが四人の前に出る。

 

 

「ヒエン・オオゾラの関係者だな?」

 

 

「……だったら何?」

 

 

響がなのは達を守るように前に出る。

 

 

「我らと一緒に来てもらおうか。大人しくついてくれば命の保障はしよう。だが抵抗するというならば……少々、痛い目を見ることになる」

 

 

黒ポンチョ達はデバイスらしき物を構える。

 

それを見た四人は、それぞれ背中合わせになる。

 

 

「皆さん……いけますか?」

 

 

「問題なし!」

 

 

「いけます!」

 

 

「大丈夫だよ!」

 

 

そしてなのははレイジングハートを、イリヤはマジカルルビーを、つぼみはココロパーフュムを、響は赤いペンダントを……それぞれ構えた。

 

 

 

「レイジングハート!セットアップ!!」

 

 

 

「いくよルビー!コンパクトフルオープン!鏡界回廊最大展開!!」

 

 

 

「プリキュア!オープンマイハート!!」

 

 

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

 

 

直後、四人を眩しい光が包み込む。

 

 

「な、なんだこれは!?」

 

 

黒ポンチョ達はあまりの眩しさに顔を覆う。

 

そして光が収まった視線の先には……

 

 

 

「「「「貴方達は……死ぬ気で捕まえ(る)(ます)!!!」」」」

 

 

 

魔法少女✕2、プリキュア、シンフォギア装者の四人……別世界のヒーロー達が並び立っていた。




いよいよインターミドル編も後半へ。

では、また( `・∀・´)ノ

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