続き書けたで候。
ボンちゃんにいくつかオリジナル技あります。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
ヒエンside
俺は右足を軸に下段回し蹴りを放つ。
しかしボンちゃんは後ろへ跳んでかわすと、射撃魔法を放ってきた。
「フェザーカッター!」
幾つもの鋭い白い羽根が俺へと迫る。
咄嗟にラウンドシールドを展開させるが……
「甘いわよぅ!!」
ボンちゃんが片手を振るうと、白い羽根はシールドの横から回り込んで俺へと攻撃する。
「ラウンドバリア」
俺は薄いバリアを身体全体に纏わせると、フェザーカッターをガードする。
これは防御結界魔法ラウンドガーターのバリエーションのひとつで、バリアを薄く身体全体に纏わせることで攻撃をガードするのだ。
あまりにも強力な攻撃は防げないが、単発として威力の弱い攻撃には、その効果を発揮する。
「フレアレイ」
俺は五つのスフィアを展開させると、それらを操りフェザーカッターを打ち消していく。
密度の濃い光の弾丸故に、貫通力が高いのだ。
そのまま俺は五つのスフィアをボンちゃんへと向かわせる。
しかしボンちゃんは焦ることなく、両手を構える。
「イワさん、魔力制御はいつも通り任せるわよぅ!」
《そんなの朝飯前ッチャブル!ヒーハー!!》
そして近付いてきた二つのスフィアを手刀で切り裂いた。
「フレアショット!」
俺は弾丸強化のキーワードを唱える。
残り三つのスフィアが少し大きくなると、高速でボンちゃんの周りを動き回る。
不規則に動かし、ボンちゃんに狙いを定めさせないようにする。
しかしボンちゃんは予想外の手に打って出た。
なんと目を閉じたのだ。
「アン!ドゥ!!クラァ!!!」
そして三つのスフィアを、いとも簡単に防いでしまった。
俺は驚愕する。
(自分の制空圏内に入った瞬間に……全部叩き落としやがった!?)
あれだけ不規則に動くスフィアを正確無比に叩き落とすという、離れ業をやってのけたのだ。
しかもあえて目を閉じることで、攻撃の気配だけに集中し、完璧に対処したのである。
「今度はこっちの番よぅ!!」
そのとき、ボンちゃんの姿が掻き消える。
直後、後方からボンちゃんに攻撃されている
俺はしゃがんでその場をやり過ごす。
するとボンちゃんの魔力拳が真上を通過するが、俺はその隙をついてボンちゃんの顔目掛けて蹴り上げる。
「アン!」
しかしボンちゃんは首のスウェーでかわし、蹴りを片手で受け止める……が、続けて俺は回し蹴りで攻撃する。
「ドゥ!」
もう一方の手では受け流されるが、俺は同時に跳び上がり
しかしこの蹴りも受け止められ、カウンターを入れられる。
「オラァ!」
「くっ!?」
なんとかクロスガードで受け止めるものの、少し吹き飛んでしまう。
ヒエン・オオゾラ
LP25000→24500
俺はそのまま着地しながら、足元に死ぬ気の炎を纏わせるとボンちゃんへ突貫する。
「
それを見たボンちゃんも足元に魔力を集中させると、こちらへ突っ込んできた。
「オカマダッシュ!」
そして、俺とボンちゃんの拳がリング中央で再度ぶつかり合う。
威力が強いのか、両者共に勢い良く後方へと吹き飛ぶ。
そこから俺達は縦横無尽にリング内を動き回り、拳や蹴りをぶつけ合わせる。
互いに高速で動き回っているため、ドンッドンッドンッという音が会場内に響く。
その度に観客達の歓声が沸き起こり、盛り上がる。
それに並行して、俺達のライフポイントも少しずつ減っていく。
オボン・クレー
LP25000→24900→24800→24700
ヒエン・オオゾラ
LP24500→24400→24300→24200
これでは切がないと判断した俺は、大技を使用することに。
右手の篭手を手甲に形態変化させ、必殺技を放つ。
「
するとボンちゃんも瞬時に足元に魔力を纏わせると、連続蹴りを繰り出してきた。
「白鳥アラベスク!」
ドォオオオオオンンン!!!!!!
三度リングの中央で激突した俺達は互いにリング外へ吹き飛び、壁へと激突した。
オボン・クレー
LP24700→21700
ヒエン・オオゾラ
LP24200→21200
するとここで第1ラウンド終了のゴングがなった。
『なんという戦いだあぁ!?息をつかせぬ攻防に私、思わず実況するのを忘れてしまいましたあぁ!!ここからはしっかり実況していきたいと思います!!ヒエン選手とオボン・クレー選手の大技がぶつかり合い、威力は拮抗!!しかし互いに吹き飛んだところで第1ラウンド終了となりました!!次ラウンドはどうなるのか!?見物です!!!』
とりあえず一筋縄でいかないことは身に沁みて分かった。
次回もvsボンちゃん。
では、また( `・∀・´)ノ