大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

369 / 394
どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

ボンちゃんにいくつかオリジナル技あります。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第三百五十六話 続・エリートクラス六回戦

ヒエンside

 

 

 

俺は右足を軸に下段回し蹴りを放つ。

 

しかしボンちゃんは後ろへ跳んでかわすと、射撃魔法を放ってきた。

 

 

「フェザーカッター!」

 

 

幾つもの鋭い白い羽根が俺へと迫る。

 

咄嗟にラウンドシールドを展開させるが……

 

 

「甘いわよぅ!!」

 

 

ボンちゃんが片手を振るうと、白い羽根はシールドの横から回り込んで俺へと攻撃する。

 

 

「ラウンドバリア」

 

 

俺は薄いバリアを身体全体に纏わせると、フェザーカッターをガードする。

 

これは防御結界魔法ラウンドガーターのバリエーションのひとつで、バリアを薄く身体全体に纏わせることで攻撃をガードするのだ。

 

あまりにも強力な攻撃は防げないが、単発として威力の弱い攻撃には、その効果を発揮する。

 

 

「フレアレイ」

 

 

俺は五つのスフィアを展開させると、それらを操りフェザーカッターを打ち消していく。

 

密度の濃い光の弾丸故に、貫通力が高いのだ。

 

そのまま俺は五つのスフィアをボンちゃんへと向かわせる。

 

しかしボンちゃんは焦ることなく、両手を構える。

 

 

「イワさん、魔力制御はいつも通り任せるわよぅ!」

 

 

《そんなの朝飯前ッチャブル!ヒーハー!!》

 

 

そして近付いてきた二つのスフィアを手刀で切り裂いた。

 

 

「フレアショット!」

 

 

俺は弾丸強化のキーワードを唱える。

 

残り三つのスフィアが少し大きくなると、高速でボンちゃんの周りを動き回る。

 

不規則に動かし、ボンちゃんに狙いを定めさせないようにする。

 

しかしボンちゃんは予想外の手に打って出た。

 

なんと目を閉じたのだ。

 

 

「アン!ドゥ!!クラァ!!!」

 

 

そして三つのスフィアを、いとも簡単に防いでしまった。

 

俺は驚愕する。

 

 

(自分の制空圏内に入った瞬間に……全部叩き落としやがった!?)

 

 

あれだけ不規則に動くスフィアを正確無比に叩き落とすという、離れ業をやってのけたのだ。

 

しかもあえて目を閉じることで、攻撃の気配だけに集中し、完璧に対処したのである。

 

 

「今度はこっちの番よぅ!!」

 

 

そのとき、ボンちゃんの姿が掻き消える。

 

直後、後方からボンちゃんに攻撃されている未来(ビジョン)が見えた。

 

俺はしゃがんでその場をやり過ごす。

 

するとボンちゃんの魔力拳が真上を通過するが、俺はその隙をついてボンちゃんの顔目掛けて蹴り上げる。

 

 

「アン!」

 

 

しかしボンちゃんは首のスウェーでかわし、蹴りを片手で受け止める……が、続けて俺は回し蹴りで攻撃する。

 

 

「ドゥ!」

 

 

もう一方の手では受け流されるが、俺は同時に跳び上がり延髄蹴(えんずいげ)りをお見舞いした。

 

しかしこの蹴りも受け止められ、カウンターを入れられる。

 

 

「オラァ!」

 

 

「くっ!?」

 

 

なんとかクロスガードで受け止めるものの、少し吹き飛んでしまう。

 

 

ヒエン・オオゾラ

LP25000→24500

 

 

俺はそのまま着地しながら、足元に死ぬ気の炎を纏わせるとボンちゃんへ突貫する。

 

 

炎熱疾走(フレアドライブ)

 

 

それを見たボンちゃんも足元に魔力を集中させると、こちらへ突っ込んできた。

 

 

「オカマダッシュ!」

 

 

そして、俺とボンちゃんの拳がリング中央で再度ぶつかり合う。

 

威力が強いのか、両者共に勢い良く後方へと吹き飛ぶ。

 

そこから俺達は縦横無尽にリング内を動き回り、拳や蹴りをぶつけ合わせる。

 

互いに高速で動き回っているため、ドンッドンッドンッという音が会場内に響く。

 

その度に観客達の歓声が沸き起こり、盛り上がる。

 

それに並行して、俺達のライフポイントも少しずつ減っていく。

 

 

オボン・クレー

LP25000→24900→24800→24700

 

 

ヒエン・オオゾラ

LP24500→24400→24300→24200

 

 

これでは切がないと判断した俺は、大技を使用することに。

 

右手の篭手を手甲に形態変化させ、必殺技を放つ。

 

 

大爆発の加速(ビッグバンアクセル)!」

 

 

するとボンちゃんも瞬時に足元に魔力を纏わせると、連続蹴りを繰り出してきた。

 

 

「白鳥アラベスク!」

 

 

 

ドォオオオオオンンン!!!!!!

 

 

 

三度リングの中央で激突した俺達は互いにリング外へ吹き飛び、壁へと激突した。

 

 

オボン・クレー

LP24700→21700

 

 

ヒエン・オオゾラ

LP24200→21200

 

 

するとここで第1ラウンド終了のゴングがなった。

 

 

『なんという戦いだあぁ!?息をつかせぬ攻防に私、思わず実況するのを忘れてしまいましたあぁ!!ここからはしっかり実況していきたいと思います!!ヒエン選手とオボン・クレー選手の大技がぶつかり合い、威力は拮抗!!しかし互いに吹き飛んだところで第1ラウンド終了となりました!!次ラウンドはどうなるのか!?見物です!!!』

 

 

とりあえず一筋縄でいかないことは身に沁みて分かった。




次回もvsボンちゃん。

では、また( `・∀・´)ノ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。