大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

といってもかなり短いですはい。

今回はvsプレラーティ戦。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百九十話 歌い舞い踊る戦姫XXXI

第三者side

 

 

 

ギアを纏った翼と調、バリアジャケットに換装したフェイトの三人はプレラーティがいると思われる場所へと急行する。

 

翼はバイクで、調はギアのローラーで、フェイトは飛翔魔法で向かっていた。

 

すると新川越バイパスが見えてきた。

 

 

「二人ともここだ。気を引き締めて行くぞ」

 

 

「「はい!」」

 

 

翼の指示で調とフェイトは気合いを入れる。

 

三人は入り口を高速で抜けると、丁度巨大な剣玉に乗って爆走するプレラーティと鉢合わせた。

 

 

「プレラーティさん!?」

 

 

フェイトが反応する。

 

 

「来たかシンフォギア、そして魔導師」

 

 

四者は並ぶ。

 

 

「何を企み、どこへ向かう!?」

 

 

「気になるなら私を止めてみるワケだ!」

 

 

プレラーティが先手必勝で炎を放つ。

 

攻撃を避ける三人。

 

 

「うまくかわしたか」

 

 

プレラーティはかわしたのを見ると、スピードを早める。

 

 

「行かせない!」

 

 

調もさらにスピードをあげてプレラーティの進路を阻もうとする。

 

 

《Plasma Barret.》

 

 

フェイトはというと、射撃魔法プラズマバレットを発動させ、プレラーティを囲んだ。

 

 

「ファイア!」

 

 

そして攻撃する。

 

 

「ふん!」

 

 

しかしプレラーティは巨大剣玉を器用に操り、壁を破壊して反対車線へと逃れる。

 

その際にプラズマバレットを氷の(つぶて)で相殺することも忘れない。

 

 

「お構いなしと来たか」

 

 

逃げるプレラーティ。

 

それを追う翼と調、フェイト。

 

 

「ユニゾンだ、月読!イグナイトでのダブルブーストマニューバでまくり上げるぞ!テスタロッサは私達のサポートを頼む!!」

 

 

「………っはい!」

 

 

「了解です!」

 

 

調は少し躊躇しつつも返事をし、フェイトもしっかりと返す。

 

 

(……大丈夫。私ならやれる!)

 

 

調は心の中で自身に喝を入れ、気合いを入れる。

 

そして翼と調はイグナイトを発動させた。

 

 

「「イグナイトモジュール!抜剣ッ!」」

 

 

《ダインスレイフ》

 

 

「私達もいくよバルディッシュ」

 

 

《Yes.sir》

 

 

フェイトはフルドライブ2(セカンド)を発動させ、再びプラズマバレットで攻撃する。

 

プレラーティは水の槍でプラズマバレットを相殺しつつ、壁を破壊しながら、元の車線へと戻る。

 

 

「いざ、尋常に!」

 

 

そしてタイミングを見計らって翼がバイクのクラッチを切り、ギアを一段階上げる。

 

バイクをプレラーティの右横へとつけると後方部分から刃が伸び、プレラーティの剣玉へと攻撃する。

 

 

「っっ!……仕掛けてきたか!?」

 

 

プレラーティは再度氷の錬金術を使おうとするが、それを見た調が禁月輪を発動させる。

 

そしてノコギリの刃部分を横から出すと、剣玉を攻撃し、プレラーティの左側へとつけた。

 

二人で両側から挟み込む。

 

 

「神の力……そんなものは作らせない!」

 

 

「それはこちらも同じワケだ!」

 

 

そのとき、隙を見逃さなかったフェイトがバルディッシュザンバーで斬りかかる。

 

 

閃刃(せんじん)!」

 

 

「甘いワケだ!」

 

 

だがプレラーティは新体操のように身体をひねり、フェイトの斬撃をかわすと、剣玉の上に乗り、三人へと向き直る。

 

 

「ブー垂れ共には激流がお似合いなワケだ!!」

 

 

そして両手から多量の水を錬成する。

 

その規模はまさに激流の川のようであった。

 

 

「行く道を閉ざすか!?」

 

 

水が三人へと迫る。

 

フェイトは咄嗟に高く飛び上がり回避するが、高速道路を走っている二人はそうはいかない。

 

 

「翼さん!?調さん!?」

 

 

フェイトが声をあげるが、調が落ち着いた声音で返す。

 

 

「フェイトちゃんはそのまま彼女に攻撃を。私達は大丈夫だから」

 

 

「……分かりました」

 

 

するとフェイトはプレラーティへと攻撃を仕掛ける。

 

プレラーティは錬金術を駆使してフェイトを近付けさせないようにする。

 

 

「はぁ!」

 

 

「相変わらず鬱陶しいワケだ!」

 

 

その間に調は小型の丸ノコを周囲へと放つ。

 

 

「道を切り開く!!」

 

 

道路の壁を破壊しながら破片を器用に操ると、道路の中央に簡易的なジャンプ台を作り上げる。

 

そして二人は激流を飛び越えた。

 

そのままフェイトとぶつかり合っていたプレラーティへと迫る。

 

 

「なんとおぉ!?」

 

 

思わずプレラーティは剣玉の持ち手の切っ先で二人の乗り物を受け流す。

 

だが翼と調の二人は遂にプレラーティの前を取ることに成功した。

 

 

「駆け抜けるぞ!」

 

 

「はい!」

 

 

そして二人は互いのギアを変形させて合体させる。

 

翼の「騎刃ノ一閃」によるブレードを展開した状態のバイクに、その後方から調の「非常Σ(ガンマ)式 禁月輪」のホイールが変形した巨大二輪を接続する。

 

 

「テスタロッサ!」

 

 

「フェイトちゃん!」

 

 

「はい!」

 

 

さらにそこにフェイトのバルディッシュを付与させることで、強力な雷を纏った巨大チャリオットとして構築することに成功する。

 

イグナイトモードで放たれる、翼と調の【絆のユニゾン】、そしてフェイトのバルディッシュが加わった合体技である。

 

 

 

雷風月ノ疾双

 

 

 

「はっ!上等なワケだ!!」

 

 

その攻撃に思わず薄ら笑いを浮かべるプレラーティ。

 

彼女も剣玉を操作し、巨大チャリオットとして変形させる。

 

 

「この攻撃を止めてみるワケだ!! 」

 

 

そして互いのチャリオットが激突する。

 

 

「おおおおおおおおおお!!!!」

 

 

雄叫びを上げるプレラーティ。

 

 

「「「はぁああああああ!!!!」」」

 

 

力を合わせる翼、調、フェイト。

 

 

 

ぶつかり合う両者。

 

 

 

互いに一歩も譲れない激突。

 

 

 

しかし拮抗したのは()()だけで、翼達のチャリオットがプレラーティのチャリオットを打ち砕いた。

 

 

 

 

 

 

ドガァアアアアアアンン!!!!!!

 

 

 

 

 

 

巨大な爆発が起こる。

 

 

 

その中から勢いよく飛び出してくる人影が三人。

 

 

 

翼、調、フェイトだ。

 

 

 

三人は思わず地面へと座り込む。

 

 

 

そして振り返る。

 

 

 

そこには大きな黒煙が発っていた。

 

 

 

「勝てたの?」

 

 

 

調の言葉に翼が答える。

 

 

 

「ああ、三人で掴んだ勝利だ」

 

 

 

だが一人、フェイトだけが浮かない表情をしていた。

 

 

 

彼女にとって気掛かりなことが一つだけあったからだ。

 

 

 

(プレラーティさん……あの時、()()()()……)

 

 

 

フェイトは交差するとき、プレラーティが()()()()()()()に気が付いていた。

 

だがその表情の意味するところは彼女には分からなかった。

 

そのことがフェイトに一抹の不安を感じさせるのだった。

 




次回はようやっとサンジェルマン戦にいけるかも。

正直今回のコラボは迷走しております。

だがやっと終わりが見えてきたー!!

なんとか完走してやるぜ!!

では、また(・∀・)ノ


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