大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

原作でいう第7話ですな。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百八十二話 歌い舞い踊る戦姫XXⅢ

ヒエンside

 

 

 

俺達は、とある水上施設にて愚者の石の捜索を行っている。

 

当初、愚者の石は深淵の竜宮という聖遺物を保管している場所にあったのだが、第三シリーズのシンフォギアGXにて、雪音クリスと自動人形(オートスコアラー)のレイア・ダラーヒムとの激突により崩れてしまったのだ。

 

今は小型の潜水艦で海底から上げられた土の中にあるであろう愚者の石を特殊な探知機を使って探しているという訳だ。

 

潜水艦の中にはマリア、響、翼の三人が。それ以外のメンバーは愚者の石の捜索がメインだ。

 

勿論俺も手伝っている。

 

なのは達はというと基本的にリニスやフィリス先生、リインフォースの作業を手伝ってるのでこの場にはいない。

 

 

「…………見つかりませんね」

 

 

俺は探知機を使って愚者の石を探すが見つからない。

 

というかレディースの黒スーツで探索って違和感丸出しだな。

 

だってこれが仕事着なんだもん。

 

仕方ないよね。

 

勿論サングラスも持ってます……つけてはいないけど。

 

気分は完全にメン・イン・ブラックである。

 

そして作業を再開しようとするとあることに気付く。

 

 

「そうだ。一人でやるから時間がかかるんですね。なら人手を増やしましょう。アイスメイク……(パーソン)

 

 

俺は10人の氷の俺を出し、指示を出す。

 

 

「さあ手伝って下さい」

 

 

しかし氷の俺達は首を横に振る。

 

 

「え?まさかの拒否!?」

 

 

するとその内の一体の俺が持っている探知機を指差す。

 

そして俺は根本的な事に気付く。

 

 

「あっ!探知機の数が足りない!?」

 

 

すると氷の俺達は満足げに頷くと消えていった。

 

 

「これが……孔明の罠っ!」

 

 

俺は四つん這いになりながら落ち込む。

 

結局は自分一人で頑張れってことですね(真顔。

 

結論:人生はそんなに甘くない。

 

 

「なにお前は一人漫才やってんだ?」

 

 

「クリスさん」

 

 

後ろを見れば呆れ顔のクリスがいた。

 

 

「ラクしたかったんです」

 

 

「本音丸出しじゃねえか」

 

 

「使えるときに使わないでなんのための錬金術ですかっっっ!」

 

 

「開き直んな!」

 

 

クリスに頭をチョップされる。

 

チクショーめ。

 

クリスより背が低いせいか、このように突っ込まれるときはチョップされることが多い。全然痛くないけど。

 

全く本当にツンデレですね。

 

 

「……なに変なこと考えてんだオメーは?」

 

 

「いえ、ただクリスさんはツンデレの上にハーフ、巨乳ときて、あざとかわいいとか属性が多いなと思いまして」

 

 

「なっ!?年上をからかうんじゃねぇ!?」

 

 

「からかっていません。ただ……全力で弄っているだけですっっ!!」

 

 

「余計たち悪いわっ!!」

 

 

クリスがフンガーと腕を上げながら追いかけてくる。

 

俺はそれを闘牛士の如く、ヒラリヒラリとかわしていく。

 

っていうか追いかけてくるから彼女の立派な物が無茶苦茶揺れているのですが。

 

すごく……願福です(吐血。

 

 

「はぁ。クリスさん、構ってほしいのは分かりましたから今は我慢して愚者の石を探さないとダメですよ?後でまた相手してあげますから」

 

 

「なんであたしがお前に構ってほしいみたいな扱いになってんだよ!?」

 

 

「それはクリスさんが弄られキャラだからです」

 

 

そして俺は荒れるクリスを(なだ)めつつ、作業を再開する。

 

切歌、調も後から合流し、四人で愚者の石を探す。

 

探せる職員もフル動員して探す。

 

しかし探し始めて数時間経つが、全く見つからない。

 

司令が愚者の石を探すのは、泥の中から一粒の砂金をさらう作業と言っていたが、まさにその通りだ。

 

全然見つからん。

 

いや、まだ上にあがってないのかもしれない。

 

 

「こんなんで本当に見つかるんだろーな……」

 

 

クリスがぼやくのを隣で聞いていると、突如悲鳴が聞こえた。

 

 

 

「うわあああぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

見ればアルカ・ノイズが姿を現していた。

 

そして今まさに襲われようとしている人達がいた。

 

俺は即座にファーストエディションを使用する。

 

 

「アイスメイク……大鷲(イーグル)!」

 

 

複数の氷のワシがアルカ・ノイズへ襲いかかる。

 

俺は探知機を懐にしまうと、そのままアルカ・ノイズの群れへ突っ込んでいく。

 

 

氷魔剣(アイスブリンガー)!」

 

 

両手に一対の氷の剣を作り出し、アルカ・ノイズを斬り裂いていく。

 

リニスの二刀流を意識して使ってみたけど、結構神経使うなこれ。

 

 

「今の内に中へ!」

 

 

俺は声を張り上げる。

 

 

「ありがとう!」

 

 

職員達は建物の中へと避難していく。

 

するとアルカ・ノイズが逃げる職員に向けて攻撃しようとするが……

 

 

「はあ!」

 

 

「やあああ!」

 

 

「なろっ!」

 

 

ギアを纏った切歌、調、クリスが援護してくれる。

 

俺達はアルカ・ノイズを一掃していく。

 

 

「大丈夫デス!落ち着いて避難を!!」

 

 

切歌が避難誘導する。

 

が、それを邪魔するかの如くファウストローブを纏ったカリオストロが現れる。

 

 

「大丈夫なんて簡単にいってくれるじゃない!このお気楽系女子!!」

 

 

「誰がお気楽デスと~!」

 

 

「決まってるでしょ!」

 

 

カリオストロは青いエネルギー弾を放つが、切歌は倒れるようにかわす。

 

しかしその弾道の先には逃げる職員がいた。

 

それを見た俺はブリッツアクションを発動させてエネルギー弾の軌道上に回り込む。

 

 

「アイスメイク……(シールド)!」

 

 

そしてエネルギー弾を真上に逸らすようにガードした。

 

しかし……

 

 

(前に戦ったときより攻撃力が格段にアップしている!?)

 

 

攻撃の強さに思わず冷や汗をかく。

 

その証拠に死ぬ気の炎と魔力強化で頑丈になっている筈の氷の盾にヒビが入っていた。

 

 

「あら新顔?しかもファウストローブを纏ったあーしの攻撃を防ぐだなんて……貴方一体何者?」

 

 

カリオストロの質問に俺は名乗る。

 

 

「氷結の錬金術師、小道冷火です。初めましてパヴァリア光明結社」

 

 

「あーし達と同じ錬金術師?それも氷結の錬金術師だなんて……カッコいい二つ名じゃない!それじゃ、あーしも名乗らせてもらおうかしら!愛の錬金術師、カリオストロよ!!」

 

 

「なにお前も対抗して名乗っているワケだ」

 

 

プレラーティも現れる。

 

お約束通り、ファウストローブを纏っていた。

 

 

「こっちは剣玉の錬金術師、プレラーティよ」

 

 

「誰が剣玉の錬金術師だ」

 

 

「だってあんた実際に剣玉持ってるじゃない」

 

 

カリオストロとプレラーティが言い合いを始める。

 

奴らの態度に少しイラッとするが、冷静を心掛ける。

 

舐められているのは癪だが、油断してくれているならそれを利用するだけだ。

 

周りに目を向けると職員の避難は無事済んだようだ。

 

続けて俺は三人の装者達に視線を向ける。

 

三人は俺の意図を察したのか頷いてくれた。

 

 

「皆さんいきますよ!アイスメイク……大槌兵(ハンマー)!」

 

 

俺はカリオストロとプレラーティの頭上に巨大な氷のハンマーを造形する。

 

 

「いきなりっ!?」

 

 

「なワケだ!?」

 

 

 

ドガァアアアアアアンン!!!!!!

 

 

 

轟音が響き渡るが、奴らは攻撃をかわしていた。

 

 

「持ってけええぇぇぇ!!」

 

 

クリスが小型ミサイルを連続で撃っていく。

 

 

「めんどくさいわねぇ!」

 

 

「うっとうしいワケだ!」

 

 

カリオストロは拳で、プレラーティは剣玉で迎撃していく。

 

 

「いくデスよ調!」

 

 

「うん、切ちゃん!」

 

 

調がプレラーティに、切歌がカリオストロへと攻めていくが……

 

 

「甘いわよ!」

 

 

「甘いワケだ!」

 

 

やはり地力が違うのか弾き飛ばされてしまう。

 

 

「「キャアアア!?」」

 

 

俺は調を、クリスは切歌を受け止める。

 

 

「ダインスレイフを抜剣できないシンフォギアなんてチョロすぎるワケだ」

 

 

「ここでぶち壊されちゃいなさ~い」

 

 

俺達四人共、壁際まで追い詰められてしまう。

 

しかし奴ら、気になることを言っていた。

 

 

「連中の狙いはシンフォギアの破壊……」

 

 

「愚者の石ではないのですか?」

 

 

「そうみたい。でも……」

 

 

「ここで気付かれたら、確実に作業の妨害をされるでしょう」

 

 

クリス、切歌、調、俺が小さく呟く。

 

するとクリスは即興で考えた作戦を俺達へ伝える。

 

 

「だったらやることはひとつだ。調、切歌はユニゾンでプレラーティの野郎をぶっ倒せ。イグナイトが使えない今、お前らの力だけが頼りだ。その間にあたしと冷火はカリオストロを抑える。やれるな冷火?」

 

 

「お任せを」

 

 

「「了解(デース)!!」」

 

 

俺からしたらユニゾンとは、術者とユニゾンデバイスとの融合が頭をよぎるがこの世界では違う。

 

紅刃(こうじん)シュルシャガナと、碧刃(へきじん)イガリマから造られたシンフォギアは、シュメールの戦女神ザババが振るったとされる一対の武器をモチーフにしている。

 

この二つを同時運用することにより相互に力を増幅していくユニゾン特性が備わっている。

 

切歌と調は他の装者よりも格闘センスや練度など、総合的な戦闘力はやや劣る面があるが、二人のギアの特性より、他の誰よりも大きな出力を発揮する事ができる。

 

その証拠に三期のGXでは格上の実力を持つ自動人形(オートスコアラー)のミカ・ジャウカーンにユニゾンで勝利を収めている。

 

ユニゾンは、ラピス・フィロソフィカスによる抜剣封殺、イグナイトモジュールが使用できない局面において決定力を発揮するのだ。

 

 

「それじゃ作戦開始だ後輩ども!!」

 

 

そして俺達は動き出す。

 

クリスがガトリングガンを撃ちながらカリオストロへと突っ込んでいく。

 

が、カリオストロは水の膜を展開することで銃弾を防ぐ。

 

 

「埒をこじ開ける!根性ーーー!!」

 

 

するとクリスは走りながらカリオストロへ近付く。

 

その間に俺は援護へと入る。

 

 

「アイスメイク……白竜(スノードラゴン)!」

 

 

氷の竜が()()()()()()()()()()()()、カリオストロへと攻撃を仕掛ける。

 

 

「ちょ、ちょっとそれは反則じゃな~い!?」

 

 

思わずカリオストロは水の膜を解除すると後ろへと後退し、両手の拳から放った青い斬撃を放つ。

 

クリスは見事にかわすが、氷の竜はバラバラにされる。

 

だがこれで……

 

 

「今の内にプレラーティのところへ!」

 

 

「「ありがとう(デース)!」」

 

 

切歌と調がプレラーティの所へ向かう時間は稼げた。

 

そのまま俺はカリオストロへと接近戦を仕掛ける。

 

 

氷魔棒(アイスロッド)!」

 

 

氷の棒を造形し、棒術で攻撃する。

 

 

「せい!」

 

 

「くっ!?」

 

 

素早い連撃で攻めていく。

 

カリオストロは接近戦は拳をよく使う傾向にある。

 

つまりボクサーのような動きをすることが多い。

 

ボクサーの弱点は下半身。

 

よって奴の下半身を重点的に攻めれば隙ができる筈。

 

 

「はあ!」

 

 

俺は奴の足元を払うように棒を振るう。

 

すると奴は跳び上がり攻撃をかわす。

 

だがその避け方がまずいことを即座に悟った。

 

 

「まずっ……」

 

 

「クリスさん!」

 

 

「くらえ!」

 

 

クリスの零距離攻撃が炸裂する。

 

弓矢がカリオストロの身体を捉えた。

 

いくらファウストローブを纏っていようが、その力を発揮させなければいいだけのこと。

 

やりようならいくらでもある。

 

しかし驚異的な反応速度でカリオストロはガードの体勢に入り、防御に成功していた。

 

 

「あれを防ぎますか」

 

 

「ちょっとヒヤッとしたけど惜しかったわね……。でももう同じ手は食わないわよ?」

 

 

カリオストロが威圧的に話しかけてくる。

 

少しお冠らしい。

 

俺はそれを見ながら、隣にいるクリスに話しかける。

 

 

「まだいけますかクリスさん?」

 

 

「はっ!全然余裕だっ!!」

 

 

「じゃあ第二ラウンドといきましょう」

 

 

俺達は再び攻めていく。

 

 

 

ヒエンside end

 

◆◆◆

 

第三者side

 

 

 

切歌と調はプレラーティへと戦いを挑む。

 

 

「さあて、いっちょやらかすデスよ!」

 

 

「切ちゃん!」

 

 

二人は交互にプレラーティへと攻めていく。

 

切歌が鎌で切り込み、それを援護するかのように調がヨーヨーを振るう。

 

 

 

災輪(さいりん)TぃN渦ぁBェル(ティンカーベル)

 

 

 

切歌は回転しながら肩アーマーからのバーニア噴射を行う。するとコマの様に高速回転しながらプレラーティへと攻撃する。

 

調も二つのヨーヨーを重ねるとそれらをノコギリの如く、切り刻むように上から落とす。

 

 

「ぐっ!?」

 

 

プレラーティはそれらを巨大な剣玉で迎撃していくが、その表情には段々と余裕が無くなっていく。

 

その証拠に切歌と調のフォニックゲインの出力は高まっていき、プレラーティを次第に追い詰めていく。

 

調の禁月輪を紙一重でかわしたプレラーティは呟く。

 

 

「……ふだつのあがらない詐欺師紛いの私達に完全な肉体と真の叡智、そして理想を授けてくれたのはサンジェルマンなワケだ!」

 

 

プレラーティの脳裏にはサンジェルマンの姿が思い浮かぶ。

 

彼女は理想のためにあらゆるものを犠牲にしてきた。

 

全ては人類を支配から解き放つため。

 

バラルの呪詛からの解放のため。

 

しかし彼女は人一倍責任感が強い。

 

そして精神的に脆い。

 

 

「だから……彼女のために敗けられないワケだ!!」

 

 

だからこそ彼女を一人にしてはいけない。

 

だからこそ敗けられない。

 

 

「プレラーティ!?……くっ!?」

 

 

カリオストロがプレラーティの様子に気付くが、氷を操る錬金術師と銀髪の装者の猛攻に防戦一方となっていた。

 

 

「楽しいこと気持ちいいことだけでは理想にはたどり着けないワケだ!!」

 

 

プレラーティは気合いを入れる。

 

すると目の前の装者二人に変化があった。

 

切歌と調は高く跳び上がり、なんとアームドギアを合体させていく。

 

 

 

禁合β式(きんごうベータしき)Zあ破刃惨無uうNN(ザババサンムーン)

 

 

 

空中で調がアームドギアのヨーヨーを、切歌のアームドギアの鎌の柄の先に接続する。

 

続いて巨大な刃が付いた車輪状に変化させると、回転させながら二人でプレラーティに突撃していった。

 

 

「理想のためにっっっ!!」

 

 

プレラーティも対抗して巨大な剣玉を突き出し対抗する。

 

しかし拮抗したのは少しだけで、打ち負けてしまった。

 

 

「なに…………うぁあああああ!!??」

 

 

プレラーティはそのまま海へと吹き飛び、爆発に巻き込まれた。

 

 

「……ここまでにしてあげるわ」

 

 

それを見たカリオストロは海へと飛び込み、プレラーティの元へと向かう。

 

そしてそのまま撤退していったのだった。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

なんとかパヴァリア光明結社の幹部二人を撤退に追い込むことに成功した装者ご一行。

 

辺りを見れば既に夕暮れとなっていた。

 

そしてなぜか甘酸っぱい空気が流れていた。

 

 

「重ねあったこの手は……」

 

 

「絶対に離さないデス……」

 

 

調と切歌が未だに手を繋ぎながら百合百合しい雰囲気を醸し出していた。

 

するとそれを側で見ていたクリスが一言。

 

 

「そういうことは家でやれ」

 

 

さらにそれを側で聞いていた錬金術師の少女が一言。

 

 

「家ならいいんですか」

 

 

なかなかにカオスな空間であった。

 

尚、錬金術師の少女がその様子を記録に取っているのは言うまでもない(ゲス顔。

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

 

祭壇設置の儀式を終えたサンジェルマンは、アダムへと報告を行っていた。

 

アダムはというとワインを飲みながらくつろいでいた。

 

 

「……順調にいっているようだね。祭壇設置の儀式は」

 

 

「はい。ですが中枢制御の大祭壇設置のための生命エネルギーが不足しています」

 

 

月遺跡を掌握するための大祭壇設置の儀式。

 

だがそれを行うための生命エネルギーが圧倒的に不足していた。

 

 

「じゃあ生け贄を使えばいいんじゃないかな?」

 

 

するとアダムが解決法を伝授する。

 

しかしそれはサンジェルマンにとって看過できる方策ではなかった。

 

 

()()()()()()()()()()

 

 

「は?」

 

 

サンジェルマンの顔が凍るが、それに構わずアダムは言葉を続ける。

 

 

「十分に足りる筈さ。祭壇設置の不足分はね。完全な肉体より錬成される生命エネルギーならば」

 

 

つまりアダムはこう言っているのだ。

 

カリオストロかプレラーティ……どちらかの命を捧げろと。

 

サンジェルマン達、三幹部は不老長寿である。

 

完全な肉体を持つ彼女達だからこそ身体能力も高く、シンフォギア装者とも生身で渡り合える。

 

そして(にえ)としても一般人とは比較にならないくらいの生命エネルギーを秘めているのである。

 

 

「……局長。貴方はどこまで人でなしなのかっ!」

 

 

しかしそんな解決法をサンジェルマンとしては看過できる筈もない。

 

だが彼女に拒否権は存在しない。

 

なぜならパヴァリア光明結社は、アダムの一存でどうとでもなるのだから。

 

そして彼は無慈悲に告げる。

 

 

 

 

 

 

「選択してもらおうか。君の正義を」

 

 

 

 

 

 

サンジェルマンはその言葉に何も返すことができなかった。

 




次回はOTONAとの特訓回。

もちろん混ざります(無慈悲。

あ、あとOTONA原作より強化されてます。

主にアニメも見ている影響で。

簡単にいえば○NE PIECEの「六式」、ト○コの釘パンチとか使えたりしますはい。

では、また(・∀・)ノ

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