大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。

今回から女装します。

そして女装版の名前決まりました。

形無刀さん名前案ありがとうございます。

ありがたく使わせていただきますm(__)m

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百七十七話 歌い舞い踊る戦姫XVIII

ヒエンside

 

 

 

「女装しなさい」

 

 

リニスが女物の服を持ちながらそんなことを言ってきた。

 

 

「……ついに頭をやってしまったか?」

 

 

「安心しなさい、貴方よりは正常です。あと言い忘れていましたが、これを着なければ貴方の今までの黒歴史と、性癖をS.O.N.Gの皆さんに暴露します」

 

 

「一体何を考えている貴様あぁぁっっ!!??」

 

 

なんか急に恐ろしいこと言い出したんだけどこの山猫!?

 

 

「っていうかなんでお前が俺の性癖なんぞ知っている!?」

 

 

そうだ。

あまりのことに驚きすぎてちょっとスルーしてたけど、なんか聞き逃せない単語があったよね。

 

うん。

どういうことだコラァ。

キリキリはけやクラァ。

 

 

「貴方は基本的にバストサイズが大きく、ヘアースタイルはポニーテールにツインテール、サイドテールといった様々なタイプの女性が載っている雑誌を多く買っている傾向がみられます。

 

アリシアが貴方の勉強机にあった引き出しの二重底から見つけたエロ本、百科辞典の裏側にあったエロ本、ポールハンガーの柱の中にあったエロ本、観葉植物の土の中にあったエロ本、そしてベッド本体の中にあったエロ本……計五冊から推察しました。

 

なのは達にも手伝ってもらい、ベッドの下から本棚の裏、更には部屋の隅々まで確認したので確かです。

 

他には……そうですね。

 

貴方は私が魔法を教え始めて一週間、隠れてかめは○波と魔貫○殺砲、ファイナル○ラッシュにビッグ○ンアタック、気○斬、波○拳にレ○ガン、色々な技を隠れて練習していましたね?確か中学三年生の時でしたか。なつかしいですね」

 

 

「もうやめてぇええええええええ!これ以上公開処刑するのやめてぇええええええええ!!」

 

 

うぉおおおおおおお!!

 

鬼か!?

 

悪魔か!?

 

魔王か!?

 

破壊神か!?

 

いや山猫だったあぁぁ!!

 

 

「というかリニス!貴様あぁ!!なのは達に聖典(エロ本)の捜索をやらせたのか!?あとアリシアは元の世界に戻ったらとっちめる!!」

 

 

「ここに私は関与していませんよ。貴方が闇の書事件前で行方不明になっている最中、部屋の大掃除をなのは達に手伝ってもらっていたら、アリシアが見つけ出してきたのです。そして興味本位で探し始めたんですよ」

 

 

「でもしっかり内容は把握してるじゃないか」

 

 

「貴方に女性への興味があったことに内心ホッとしたので思わず一緒になって確認を。一時期、私は貴方がそっち系の人なのではないかと疑っていましたから。ちなみになのは達は顔を赤くさせながら全冊読破していましたよ」

 

 

「NOooooooo!!!!!!」

 

 

思わずバーサーカーへと身を堕としそうになるが、なけなしの気合いでこらえる(オデノセイシンハボドボドダー

 

 

「貴方に人並みの性欲があることを確認できたのはいいとして、ずっと気になっていたのですが……貴方、自慰行為は大丈夫なのですか?」

 

 

「ぶっ!?いや、一体なに聞いてんの!?お前、本当頭大丈夫!?」

 

 

「決してふざけて聞いている訳ではありません。貴方が気付いているかは分かりませんが、貴方の周りには綺麗な女性が集まってきます。当然、男なら性的欲求を刺激される筈。ですが、ずっと観察していましたが、そういうことをしてる素振りが一切見られないので一体どうしているのかと思いまして」

 

 

いやまあ、うん。

言いたいことは分かるよ。

 

そりゃこっちの世界も元の世界も綺麗な人は多いし。

 

ってか正直そういうことはあまり意識しないようにしてたんだよな。

 

今は強くなること優先というか。

 

 

「……そういう感情は相棒に調和の咆哮で中和してもらってる」

 

 

「そういうことでしたか。ですが、貴方は本当にそれでよいのですか?」

 

 

「…………」

 

 

「もし仮に貴方にずっと一緒にいたいという人が現れたら……その感情も中和してしまうのですか?」

 

 

「正直、まだよく分からん……」

 

 

リニスは黙る。

 

そしてため息をついた。

 

 

「はぁ……こればっかりは私にはどうしようもありませんね。貴方が、自分自身で答えを出さなければなりません」

 

 

「……うん」

 

 

「それはそうとして、これを着てさっさと女装しなさい」

 

 

「なんか色々台無し!?」

 

 

俺は起きて早々女物の服を着ることになった。

 

なんでやねん。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

「また女装することになるとは思いませんでした……」

 

 

俺はプリキュアフォーム改になり、リニスが持ってきた女物の服に袖を通す。

 

ナハトがもしものこともあろうかと、プリキュアフォームも改良してくれていたのだ。

 

ちなみにプリキュアフォームのオーバードライブ、スピリッツシルエットもある。

 

名称はハートキャッチプリキュアのスーパーシルエットから拝借しましたはい。

 

なつかしきキュアヒートであるが、今思えばこの姿、PSYCHO-PASS(サイコパス)常守朱(つねもりあかね)に似ている気がする。

 

しかしこのままではなのは達にバレるので身長は145cmの小柄にし、眼鏡をかけた。

 

うむ。

どこからどう見ても別人だ。

 

でも自動的に敬語になるのはそのままっていう。

 

花澤さんボイスが今日も響き渡る。

 

相変わらずエエ声。

 

そして話に戻るが、俺をアダムの攻撃から救ってくれたのはリニスだった。

 

そこから病院に搬送された後、三日間眠っていたらしい。

 

その間、俺は表向きには生死不明の扱いとなっている。

 

だが映像を見た限りじゃ完全にやられたと思っても不思議ではない。

 

さすがになのは達と響達には、風鳴司令から個人的に頼まれた特別任務のため、敵の目を欺くために行方不明扱いにしていると知らせているらしい。

 

しかし()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

つまりあえて情報を曖昧にすることで俺の生死を敵にも味方にも知られないようにしているのである。

 

 

「それとここからが重要なのですが、その姿でいることは誰にも知られないようにしてください」

 

 

「え?なぜですか??別に事情を知っている司令達には知らせても問題ないでしょう?」

 

 

「念には念をです。もし司令達と話してる内容をなのは達や、響さん達に聞かれたらどうなると思います?」

 

 

「……大騒ぎになる?」

 

 

「もっと大きくなるでしょう。素直な……いえ素直すぎるあの子達のことです。数日中に敵に知られる可能性が高いでしょう。敵は貴方のことを死んだと思っている筈。貴方の居場所がバレることだけはなんとしても避けねばなりません」

 

 

「……もし敵に私のことが知られてしまったら?」

 

 

「貴方がいると思われる箇所を無差別に攻撃される可能性が高いです。特にアダム・ヴァイスハウプトの黄金錬成を再び撃たれてしまったら一体何人の犠牲者が出るか……」

 

 

「絶対バレないようにします」

 

 

あんなもん撃たれたらヤベェを通り越してマジヤベェになるわ。

 

さすがになのはのスターライトブレイカー程の威力はないにしてもかなりの犠牲者が出てしまうだろう。

 

 

「それはそうと私はこれからどうすればいいんです?」

 

 

「S.O.N.Gのエージェントとして活動してもらいます」

 

 

「え?いやでも司令達にはバレるなって」

 

 

「心配ご無用。こんなこともあろうかと既に手は打ってあります。ヒッツ、ナハト」

 

 

「ガゥ!」

 

 

「きゅ!」

 

 

すると二匹がリニスの肩の上に現れる。

 

そして空中モニターに映像を展開させる。

 

 

「これは……私の戸籍情報?」

 

 

「二匹に頼んで偽造してもらいました。貴方は新人エージェント、小道冷火(こどうれいか)としてS.O.N.Gで活動して下さい」

 

 

小道冷火(こどうれいか)?」

 

 

「貴方の偽名です。大空の反対に小道(こどう)、そして氷炎(ひえん)をもじって冷火(れいか)です」

 

 

「空の反対ってどちらかといえば地では?」

 

 

リボーン原作でも大空の反対は大地だったし。

 

 

「そこは語呂合わせの良さでしょうか。あとは私個人の感覚で決めました」

 

 

「なるほど。じゃあ今から私は小道冷火として活動します。それにしても戸籍の偽造なんてまた無茶をしましたね……」

 

 

「貴方を一人にしてしまうと、また騒動に巻き込まれかねません。なので私の目の届く範囲にいてもらいます。こちらとしてもそちらの方がサポートしやすいですしね」

 

 

「ちなみにこの事を司令達は?」

 

 

「……教えていません。なので絶対にバレないで下さい」

 

 

「なんて綱渡りな……バレたら信用を失ってしまいますよ?」

 

 

「苦肉の策です。全てが終わったら事情を説明して一緒に謝りましょう。それまでの辛抱です」

 

 

「はぁ……分かりました」

 

 

なんかリニスが段々無茶するようになってきたような……。

 

全く誰のせいだ。

 

俺ですね。

 

十中八九俺ですね。

 

百パー俺ですね。

 

本当ごめんなさい。

 

俺は一体誰に謝っているのだろう?

 

 

「そういえば今、S.O.N.Gはどうなってるんですか?」

 

 

「現在進行形でパヴァリア光明結社の錬金術師達と戦っています」

 

 

「なっ!?」

 

 

その言葉を聞いて俺は直ぐ様飛び出そうとするが……

 

 

「落ち着きなさい!」

 

 

リニスのバインドによって止められる。

 

 

「そんな悠長なことを言っている場合ですか!?」

 

 

「今の貴方が行ったところで足手まといになるだけです。病み上がりの状態で戦って勝てるほど甘くないのは実際に戦った貴方自身が良く分かっているでしょう?」

 

 

「うっ……」

 

 

「それにその格好で戦ったらすぐに貴方だとバレてしまいます」

 

 

「ぐぬぬぬ……」

 

 

確かにその通りだ。

 

それでは女装した意味がなくなってしまう……ってあれ?

 

今思ったけど女装していることに段々と違和感を感じなくなってきている!?

 

 

「そ、そんなバカな……私は……私は……ノーマルの筈!?」

 

 

「四つん這いになって何を勝手に絶望しているのですか……。バカなことをしてないで続きを話しますよ。今現在、パヴァリア光明結社が攻めてきましたが、なのは達がカバーに入ることでうまく戦えています」

 

 

「なのは達が?」

 

 

「いかに賢者の石、ラピス・フィロソフィカスの力があるといえど私達、魔導師には無意味です。それになのは達なら、()()()()()()()()()()()()()でファウストローブを纏った錬金術師とも互角に渡り合えるでしょう」

 

 

「新たな……フルドライブシステム?」

 

 

「貴方のオーバードライブに対抗するために、なのは達のフルドライブモードを改良したのですよ」

 

 

「マジですか……」

 

 

「という訳で貴方はここでジッとしていなさい」

 

 

「でも様子が気になります……」

 

 

「はぁ……仕方がありませんね」

 

 

するとリニスは空中モニターに映像を展開させる。

 

そこに映っていたのはファウストローブを纏ったサンジェルマン達錬金術師と対峙する、なのは達と響達の姿だった。

 




次回は病院に搬送されてからのことをダイジェストでやりつつ、S.O.N.G陣営でのお話。

書いてて思ったけどまた女装させることになるとは欠片も思わなんだ。

なんか気の向くまま書いてたら勝手にこんなストーリーになってたんです(迫真

書いてる人なら分かると思う。

予定と違ったストーリーになってしまうということに(震え声

では、また(・∀・)ノ

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