大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

続き書けたで候。
今回はなのはvsカリオストロ、フェイトvsプレラーティ戦です。はやては無双します。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二百七十二話 歌い舞い踊る戦姫XIII

第三者side

 

 

 

「ディバインシューター……シュート!」

 

 

なのはは移動しながらディバインシューターを10発展開させるとカリオストロへと向かわせる。

 

ディバインシューターはアクセルシューターより威力や弾速は劣るが、術者本人が動きながら放てるというメリットがある。

 

カリオストロも走りながら青いエネルギー弾を複数展開させて放つが、ディバインシューターには当たらない。

 

なのはがうまく操作して当たらないようにしているからだ。

 

カリオストロは四方から迫るディバインシューターをかわすが、誘導弾であるため再度追ってくる。

 

 

「くっ……この光の球うっとうしいわねぇ!」

 

 

が、なんとか相殺して乗り切るが突如身動きがとれなくなる。

 

 

「な……動けないですって!?」

 

 

見れば四肢を光の輪、レストリクトロックにより拘束されていた。

 

するとなのははレイジングハートにエネルギーを収束させると攻撃魔法を放った。

 

 

「クロススマッシャー!」

 

 

近距離高速砲撃魔法クロススマッシャーがカリオストロへと炸裂する。

 

 

 

ドガァアアアアアンン!!!!!!

 

 

 

爆発音が木霊する。

 

なのはは少し離れた空中で様子を見る。

 

 

「やったかな?」

 

 

《気を抜かないで下さいマスター。相手は錬金術師という未知の相手です。油断は禁物です》

 

 

「わ、分かってるよぅ……」

 

 

なのはは、いつもより少しきつめな意見を言うレイジングハートに内心ションボリしながらも表情を引き締める。

 

ちなみにレイジングハートは戦いが始まってから『錬金術』という異端技術の情報収集を行っていた。

 

情報というのは多ければ多いほど役に立つ。

 

彼女の言葉が少々きつめなのは、甘いところがあるマスターを思っての発言でもある。

 

すると煙が晴れてくる。

 

その中から服を払いながら出てくるカリオストロの姿があった。

 

 

「やるじゃない、おちびちゃん」

 

 

おちびちゃんと言われたなのはは少しムッとする。

 

 

「おちびちゃんじゃありません!私には高町なのはっていうお母さんとお父さんがつけてくれた立派な名前があります!!」

 

 

「あらあ、それはごめんなさいねぇ。お・ち・び・ちゃん♪♪」

 

 

「むううぅぅぅ!!」

 

 

《落ち着いて下さいマスター。挑発に乗っては相手の思うつぼです》

 

 

「……うん。ごめんね、レイジングハート」

 

 

なのははこれでもかと言わんばかりに頬を膨らませるが、レイジングハートが注意する。

 

レイジングハートの言葉で少し落ち着いたなのはは、改めてカリオストロを睨み付ける。

 

だがカリオストロは不敵な笑みを浮かべる。

 

 

「空を飛ばれるってこんなにも厄介なのねぇ。それに貴方、年の割にやけに戦い慣れてるみたいだし。正直、シンフォギア装者よりもやりづらいわ」

 

 

「……褒め言葉として受け取っておきます」

 

 

「皮肉だってば。だけどまあ、ここからはさっきまで同じと思わないことね。あーしの本気……見せてあげる」

 

 

するとカリオストロは指をパチンと鳴らすと青いエネルギー弾を数十発展開させるとなのはへと放つ。

 

 

「レイジングハート!」

 

 

《Protection.》

 

 

なのはは自身に当たりそうなものだけをガードして防ぐ。

 

するとカリオストロは両手に青いエネルギーを収束させ合わせると、巨大な光の球を展開させる。

 

そして勢いよく撃ち出した。

 

なのはも対抗して右手を前方に向けると砲撃魔法を放つ。

 

 

「ストライクスマッシャー!」

 

 

両者の砲撃により爆発が起こる。

 

その直後、カリオストロが動き出す。

 

なんと錬金術で地面を隆起させると、そのままなのはのいる空中へと迫ってきたのだ。

 

 

「地面が!?」

 

 

「零距離でなら流石の貴方も吹き飛ぶわよね?」

 

 

「レイジングハート、お願い!」

 

 

《Exelion Shield.》

 

 

「くらいなさい!!」

 

 

咄嗟になのははエクセリオンシールドを展開させるが、カリオストロの零距離砲撃で大きく吹き飛んでしまう。

 

ビルを次々と貫通していくなのは。

 

飛翔魔法フライアフィンで体勢を整えることでようやく止まった。

 

 

「あいたたた……あの人凄いパワーだなぁ」

 

 

なのはは吹き飛んだビルのフロアに着地する。

 

周りを見渡すと人っ子一人いなかった。

 

 

「誰もいなくて良かった……。戦闘の余波で他の人を巻き込んじゃったら大変だもんね。うぅ、でもこんなに荒らしちゃった」

 

 

なのはは外から見える景色に落ち込む。

 

そこにはなのはが吹き飛んできた穴が幾度も残っていた。

 

 

《マスター、周囲への被害は結界を展開しているので問題ありません。それに何かしらの被害が出たとしても全部あの錬金術師に押し付けてしまえばいいのです》

 

 

「そ、それはダメなんじゃないかなレイジングハート!?」

 

 

そこにレイジングハートがなのはを慰めるために思いきった発言をする。

 

と、そこでレイジングハートのセンサーに反応があった。

 

 

《マスター、先程の錬金術師が猛スピードでこちらへと接近しています》

 

 

するとカリオストロの声が聞こえた。

 

 

「ダ・メ・押・し・いいいいぃぃぃぃ!!!!」

 

 

先程より強力な砲撃が迫る。

 

 

「レイジングハート……カートリッジロード!!」

 

 

なのはも対抗する。

 

カートリッジを2発ロードするとデバイスの先端にエネルギーを収束させる。

 

 

《Divine Buster Extension.》

 

 

「ディバイーーーン…………バスターーー!!」

 

 

青色の砲撃と桜色の砲撃が激突する。

 

激突の余波で周囲のビルは跡形もなく吹き飛んでいく。

 

 

「まだまだあーしの力は……こんなもんじゃないわよおおぉぉ!!!!」

 

 

カリオストロは空中に魔方陣を展開させるとその上で踏ん張る。

 

さらに砲撃の威力がアップする。

 

 

「く、くうううぅぅぅ!!!!」

 

 

なのはの砲撃が徐々に押されていく。

 

しかしこの程度で諦める程、高町なのはは弱くない。

 

この程度の危機など……この少女はいくらでも乗り越えてきた。

 

 

「私の力だってこんなものじゃありません!レイジングハート!もう一度カートリッジロード!!」

 

 

なのはは自分を鼓舞するように大声を上げる。

 

そしてさらにカートリッジを3発ロードした。

 

ディバインバスターエクステンションの威力が爆発的に高まる。

 

 

「威力が急に高まって!?」

 

 

「ブレイク……シューーートッッッ!!!!」

 

 

結果、カリオストロの砲撃の威力を凌駕した。

 

 

「キャ、キャアアアアァァァァ!?」

 

 

そしてカリオストロは桜色の砲撃に飲みこまれてしまった。

 

それを見届けたレイジングハートが一言。

 

 

《直撃ですね》

 

 

「や、やりすぎちゃった……」

 

 

見ればディバインバスターエクステンションの威力が凄まじかったのか、地平線の果てまでその跡が続いていた。

 

唯一の救いは戦闘が始まった直後にレイジングハートが結界を展開していたおかげで周囲の被害はないことだろうか。

 

 

《敵の反応ロスト。逃げられた様です》

 

 

「別にいいよ。それより今は皆の所に戻らないと。ずいぶん離れちゃったから」

 

 

そしてなのははひとまず皆の元へと向かうことにしたのだった。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

カシュン!カシュン!

 

 

「プラズマ……スマッシャー!」

 

 

フェイトはカートリッジを2発ロードすると左手からプラズマスマッシャーを放つ。

 

 

「甘いワケだ!!」

 

 

しかしプレラーティは何重にもシールドを展開させることでプラズマスマッシャーを防ぐ。

 

 

「隙ありです!」

 

 

だがフェイトの狙いはそこではない。

 

彼女の狙いはプレラーティの動きを止めること。

 

そしてその狙いは見事にはまり、プレラーティの後ろへ回り込むことに成功した。

 

フェイトはそのままバルディッシュを振るう。

 

しかしパヴァリア光明結社幹部の錬金術師がそう簡単にやられる筈がない。

 

 

「だから……甘いワケだっっ!!」

 

 

「なっ!?」

 

 

するとフェイトの動きに呼応するように地面から現れた土の鎖が彼女を拘束する。

 

それを見たフェイトは焦る。

 

 

(この人の戦い方……クロノにそっくりだ!?)

 

 

「お前のスピードは確かに早い。だが動きが直線的、尚且つバカ正直となれば、その動きを予測するなど私にとっては造作もないワケだ」

 

 

「くっ!?」

 

 

フェイトは動こうとするが錬金術で強化されているのか土の鎖の拘束は強く、身動きが取れないでいた。

 

 

「最初は警戒していたが……魔導師というのも案外大したことないワケだ」

 

 

するとプレラーティの周囲に多量の水が錬成される。

 

その量は津波と呼ばれてもおかしくないほどの規模であった。

 

 

「これで終わりだ!溺れ死ぬワケだ!!」

 

 

「バリアジャケット……パージ!」

 

 

咄嗟にフェイトは黒マントの魔力を解放する。

 

その衝撃で土の鎖の拘束は解け、彼女は高速でその場から離脱する。

 

多量の水が市街地を流れていく。

 

だがバルディッシュが展開している結界のおかげで周囲への被害はない。

 

 

「逃がさないワケだ!!」

 

 

プレラーティは水を器用に操り、数多の槍のようにフェイトへと向かわせる。

 

 

《Sonic Drive.》

 

 

しかしフェイトは高速軌道魔法ソニックセイルを発動させると、金色の魔力を纏いながら水の槍をかわしていく。

 

 

「想定より早いワケだ!?」

 

 

それを見たプレラーティが焦る。

 

他にも火炎弾や、風の刃、土の鈍器などを操りフェイトへと放つ。

 

だがいくら手数が多かろうと彼女には決して当たらない。

 

ソニックフォームはフェイトの集大成、スピードこそが彼女の真骨頂なのだから。

 

 

(いける!)

 

 

フェイトは金色の魔力光を散らせながら軽やかに、華麗にプレラーティの攻撃をかわしていく。

 

彼女の周りを瞬時に動き回ることで狙いを定めさせないでいた。

 

 

「貴方の錬金術は確かに強力です。攻撃の幅も広く、応用もきく。ですがどれだけ強力だろうと、どれだけ応用がきこうと……」

 

 

そしてフェイトは大きく告げた。

 

 

 

 

 

 

「当たらなければ……どうということはないっっ!!」

 

 

 

 

 

 

某赤い彗星と同じことを言ったフェイトは内心歓喜していた。

 

少年と二人で見ていたアニメ番組で一度は言ってみたいセリフを遂に言えたからだ。

 

 

「はぁああ!!」

 

 

「ぐわあ!?」

 

 

フェイトはバルディッシュを振るい、高速でプレラーティを切り裂いていく。

 

ちなみに非殺傷設定なのでプレラーティが大ケガをすることはない。

 

そのかわりメチャクチャ痛いが。

 

 

《Lightning Bind》

 

 

さらにライトニングバインドで動きを封じる。

 

そして彼女は大技で仕留めるための準備を行う。

 

 

「……これで決着をつける」

 

 

するとフェイトの足元に魔方陣が展開される。

 

 

「いくよバルディッシュ」

 

 

《Yes sir.》

 

 

それと同時にフェイトの周囲に膨大な量のスフィアが生成されていく。

 

 

「アルカス・クルタス・エイギアス…疾風なりし雷迅(らいじん)よ、いま導きのもと撃ちかかれ…バルエル・ザルエル・ブラウゼル…」

 

 

《Phalanx shift.》

 

 

「ファランクス……打ち……砕けェェッッ!」

 

 

 

フォトンランサー・ファランクスシフト

 

 

 

30基あるフォトンスフィアから約1000発にも及ぶスフィアが数の暴力となってプレラーティへと襲いかかる。

 

 

「ぐおおおおお!?」

 

 

プレラーティは自分の持てる全ての力を使い、フォトンランサー・ファランクスシフトを防いでいく。

 

巨大な水の膜を操り防御し、あるときは巨大な土壁を錬成して防ぎ、またあるときは巨大な火炎で焼き付くし、またまたあるときは巨大な竜巻で一掃する。

 

 

「はぁああ!!」

 

 

だがフェイトも負けてはいない。

 

カートリッジロードすることでフォトンランサーの威力を底上げしていたのだ。

 

そして遂にプレラーティの全ての防御を打ち崩すことに成功する。

 

 

「なんだと!?」

 

 

フェイトは右手に巨大な雷の槍を生み出すと……

 

 

「スパーク……エンドッッ!」

 

 

プレラーティへと勢いよく放った。

 

雷の槍は真っ直ぐ直進し、着弾と同時に周囲の建物を吹き飛ばす。

 

雷の破壊力が大きいのか建設物を一瞬で塵へと還した。

 

 

「……今日はここまでにしといてやるワケだ!!」

 

 

するとプレラーティは転移ジェムを地面へと投げると、消え去ってしまった。

 

 

《敵の反応ロスト》

 

 

「逃げられた?」

 

 

《その様です。このあとはどうされますか?》

 

 

バルディッシュが質問する。

 

 

「一旦戻ろう。皆の様子も気になるし」

 

 

フェイトは踵を返して元いた場所へと戻っていった。

 

 

 

────────

──────

────

 

 

 

「バルムンク!」

 

 

はやては白銀の魔力刃を全方位へと飛ばす。

 

 

「きゅ!」

 

 

そしてその細かな魔力コントロールは肩の上に乗っているナハトが引き受ける。

 

魔力刃を食らったアルカ・ノイズは消滅していく。

 

 

「久遠ちゃん!」

 

 

「くぅ!くぉおおおおおん!!」

 

 

久遠も雷を広範囲へと飛ばすことでアルカ・ノイズを吹き飛ばしていく。

 

 

「す、すごい……」

 

 

未来はアルカ・ノイズが容易く葬られていることに信じられない面持ちでいた。

 

彼女の知る限り、アルカ・ノイズというのはシンフォギア装者でしか相手にできないものであった。

 

だが今目の前にいる二人の少女はそのアルカ・ノイズを簡単に倒している。

 

魔法使いと妖狐という存在であることを事前に聞いてはいたが、どこか半信半疑であったのも否定できない。

 

だがこうも目の前で倒されてしまうと信じざるを得ない未来であった。

 

 

「ガァウ」

 

 

「あ、うん大丈夫。ありがとうね」

 

 

すると肩の上にいるオレンジの小ライオンが励ましてくれた。

 

オレンジの小ライオンはキリッとした表情をしており、その様子は額に炎を灯した少年と酷似している。

 

すると先程の少年が言った言葉が未来の中で繰り返される。

 

 

『大丈夫……。君は必ず守ってみせる。俺の命に変えても……』

 

 

『だからそこで信じて待っていてくれ』

 

 

 

ボンッ!!!!

 

 

 

一瞬で顔が真っ赤になった。

 

 

(何を考えているの小日向未来!?私には響を守るっていう大事な使命があるでしょ!そのためにはヒエンさんがどんな人かをまずは見極めないとダメじゃない!!)

 

 

未来は思考する。

 

 

(性格は控えめで話しやすい。常にこっちのことを気遣ってくれていざという時に頼りになりそうな人。その証拠にアルカ・ノイズに襲われた私を真っ先に助けてくれた。他には震えてる私を励ましたり、謝ってくれた……ってあれ?欠点が今のところどこにもない?むしろ助けてもらって好印象!?)

 

 

というより内心テンパっていた。

 

未来は顔を両手で覆い、百面相に陥っていた。

 

オレンジの小ライオンはその様子を心配そうに見つめている。

 

どうやらパニックになって自暴自棄になっていると思われているらしい。

 

 

「ごご、ごめんなさい。大丈夫、大丈夫だから」

 

 

「ガゥ……」

 

 

心配なのか防御結界魔法を何重にもかけるに留まらず、回復魔法もかけるオレンジの小ライオン。

 

少し疲れがとれた気がした未来であった。

 

 

「クラウソラス!」

 

 

少女の声が響く。

 

上を見れば空中に浮くはやての姿があった。

 

はやては白銀の光の球を幾重にも展開させると、そこから直射型砲撃魔法クラウソラスが放たれた。

 

白銀の光はアルカ・ノイズの軍団を打ち破っていく。

 

 

「ふぉとんらんさ~あさるとしふと~」

 

 

久遠も負けじと青白い電撃の槍を連続で撃ち出していく。

 

見ればアルカ・ノイズの数もずいぶんと減っていた。

 

 

「ブリューナク!」

 

 

追撃とばかりに無数の誘導弾を放ち、残りのアルカ・ノイズを一掃していく。

 

はやて自身、後方タイプ故にこういった多対一の乱戦は彼女の得意とする所であった。

 

そして最後の1体を倒すとはやてはしばらく警戒を続けるが、ナハトが周囲の反応に何もないことを思念で伝えるとようやく肩の力を抜いた。

 

 

「はぁ~」

 

 

はやては未来に話しかける。

 

 

「もう大丈夫ですよ。アルカ・ノイズは全て倒しました」

 

 

「助けてくれてありがとう。凄いんだね……。あんなにいたアルカ・ノイズを全部倒しちゃった」

 

 

「あははははは……。私、接近戦あんまり得意じゃなくて……むしろこういう後方支援の方がやりやすくて」

 

 

はやてと未来は和やかに会話する。

 

そのときなのはとフェイトから念話が届く。

 

 

『はやてちゃん!/はやて!』

 

 

『二人とも大丈夫やった?』

 

 

『私は大丈夫。でも逃げられちゃった』

 

 

『私もだよ』

 

 

『二人とも流石やなあ』

 

 

はやては感心したように返す。

 

 

『はやては大丈夫?』

 

 

『うん。今丁度久遠ちゃんと全部倒し終わったよ』

 

 

『じゃああとはヒエン君だけ……だね』

 

 

なのはが深刻そうに返す。

 

 

『とりあえず二人ともまずは合流せぇへん?ヒエン兄ちゃんのとこに行くにしてもまずは未来さんを安全なとこに移動させんとあかんし』

 

 

『そうだね。まずは合流しようか』

 

 

『そう言うと思って移動してたよ。もうすぐつくよ』

 

 

『じゃあとりあえずはそれで』

 

 

はやては念話を終了させる。

 

すると未来の表情が僅かに曇っていることに気付く。

 

 

「ヒエンさん達、大丈夫かな?」

 

 

はやては笑顔で答える。

 

 

「安心してください。なのはちゃんとフェイトちゃんは錬金術師に勝ったみたいです。それにヒエン兄ちゃんもきっと大丈夫です。ヒエン兄ちゃんは強いですから!」

 

 

はやては笑顔で話す。

 

未来もそんなはやての表情を見て安心したように笑う。

 

 

「信頼してるんだね。ヒエンさんのこと」

 

 

「はい!なんたってヒエン兄ちゃんは……()()()ヒーローですから!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃少年はというと……

 

 

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

 

「もうやめとけ。今のお前じゃ俺には勝てない」

 

 

サンジェルマンを追い詰めていた。

 




次回はvsサンジェルマン戦をお送りします。

ては、また(・∀・)ノ

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