あけましておめでとうございます!!
今年もどうぞよろしくお願いいたします!!Σb( `・ω・´)グッ
新年明けてからの初めての投稿ザマス(゜▽゜*)。
一応これからのこと?設定?を軽く説明しときます。
幕間、シンフォギア編が終わったらインターミドル編に入りたいと思っています。そしてそれが終わったらとりあえず正史のvividの世界に殴り込み?に行かせる予定です。
いわゆるタイムスリップですねはい。
えーっと、一応考えてる面子は主人公、リニス、リインフォース、アリシアは絶対連れていく予定です。
それでタイムスリップしてきたはいいものの、未来から歴史を変えようとしてきた未来人と遭遇……ヴィヴィオとアインハルト、ジークやなのは、フェイト、はやてを狙っているところを助けて戦うみたいな感じで考えてます。
過去の人間vs未来の人間の構図になるわけですはい。
この設定を思い付いたのが仮面ライダージオウのタイムジャッカーの設定を見たときです。
未来人出してぇという安易な考えで思い付きました。
といってもまだ設定段階なんでなんともいえませんが。
あとは新たに二つのクロスオーバーを考えていたり。
考えているのは『魔法少女リリカルなのはInnocent』と『ソードアートオンライン』のクロスオーバーと、『遊戯王』と『賭けグルイ』のクロスオーバーです。
前者の方はどちらもVRだし、後者の方はデュエルモンスターズが存在しないifの設定で考えてます。
ほら遊戯王も闇のゲームなんていう命を駆けたギャンブルしてますし。主人公はもちろん武藤遊戯です。とはいっても初代の方ですが。
というのを一応考えてます。
では、どうぞ( *・ω・)ノ
第二百三十九話 全てが終わって……
ヒエンside
無事リインフォースを救うことに成功した俺達はそれぞれの生活へと戻り、穏やかな日常を過ごしていく。
そう思っていた時期が俺にもありました。
「一体なんですか!?この馬鹿げた出力はああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
でもその前にこの荒れる銀髪ロリ先生をなんとかせねば……((((;゜Д゜)))
そもそもこんな状況に陥ったのは十数分前にまで遡る。
◆◆◆
リインフォースの消滅を防ぐことに成功した俺は、報告のためになのは達と共に意気揚々とアースラへと戻った。
だがそんな俺を待っていたのは……
「お帰りなさいヒエン……」
ゴゴゴゴゴゴゴ………………
背中から黒いオーラを纏い、笑顔でこちらをジッと見つめる我が使い魔の姿だった。
「ひぃっ!?」
リニスの姿を確認した俺は即座に回れ右をするが、全身筋肉痛と疲労が蓄積していることもあって即効で
そして右手に纏われた電撃スタンショットを食らい、一時的に麻痺に陥り、うつ伏せに倒れる。
「…………」ビクッビクッ
その結果、俺は打ち上げられた魚の如く、ビクビクしながら
この間、僅か二秒の出来事である。
「「…………」」ガタガタガタガタ
その様子を見ていたなのはとフェイトは涙目になりながら互いに抱き合い、小動物のように震え……
「「「…………」」」
ユーノとクロノ、アルフは冷や汗をかいて硬直していた。
「「「「「「…………」」」」」」
八神家に至っては全員口元を引き連らせながら、空気を呼んで沈黙を貫いていた。
ザッザッザッ…………
リニスが静かに足音を立てながらこちらに近付いてくる。
というか空気が完全に歪んでいた。
まるでその様子は、伝説の暗殺拳を修得しているどこぞの胸に七つの傷がある男の様であった。
それほどの迫力が彼女にはあった。
名付けるなら『リニスの
なにそれ怖い。
「眠っていたハズの貴方が急にいなくなっていたのでもしやと思い、なのは達の様子をモニターしていましたが……案の定でした」
リニスが静かに話し始める。
「ええ……事情は分かっています。そこにいるリインフォースさんを助けるために行動したのでしょう。貴方はそういう人です」
笑顔で静かに話す。
「ですが一つだけ看過できないことがあります」
迫力のある静かな笑顔で話す。
「あれほど口を酸っぱくして言っていたのに……あれほど使うなと忠告していたのに……」
そして……
ハイライトの消えた笑顔で言った。
「オーバードライブを…………使いましたね?」
ゾクッ
そう言われた瞬間、全身に鳥肌が立った。
「どうして私の忠告が聞けないのですか?貴方は朝からずっと戦い通しだったのですよ?ただでさえ身体にダメージが蓄積されているのにも関わらず、負担のかかるオーバードライブを一度や二度ならまだしも……
「あ、はい」
マシンガンの如く早口で言われ、俺は思わず返事をする。
というか未だに動けない。
「貴方もあなたですよ、リインフォースさん」
「わ、私ですか!?」
次のターゲットはリインフォースの様だ。
ドンマイリインフォース。
「はやてさんのことを思って貴方は自ら消滅することを選びましたが……正直、それは今日でなくてはダメだったのですか?」
「そ、それはナハトのこともありましたし……早目に結論を出さなければ、我が主にも負担をかけることになりましたし」
「貴方の言いたいことも分かります。ですがそれは貴方が独断で判断したことでしょう?そこに貴方の主であるはやてさんの意思は存在しない。それに……防衛プログラムといっても、そうすぐに再生する訳でもないでしょう?」
「た、確かに……すぐに再生する訳ではありませんが……」
「それなら別に数日様子を見て話し合ってからでも良かったのではないですか?貴方がもう少し時間を置いてくれれば、我がマスターが無茶をすることもなかったのですが……まぁ、今となっては些細な問題ですが」
「……本当に申し訳ない」
「……すみませんでした」
「「……申し訳ありませんでした」」
「……申し訳なかった」
リインフォース、ヴィータ、シグナムとシャマル、ザフィーラがそれぞれ謝罪する。
「……いいでしょう。こちらもこれ以上言うつもりはありません」
その謝罪を受けたリニスは鮮やかに踵を返し、なのはとフェイトに話しかける。
「なのは、フェイト」
「「は、はい!!」」
二人は直立不動で返事をする。
「ヒエンをフィリス先生の元へと連れていき、至急検査を受けさせて下さい。このままバインドをかけたまま引きずっていっても構いません」
「「はい!分かりました!!」」
「それでは頼みましたよ。私はリンディとこの後の打ち合わせをせねばならないので……もう行きます。では」
そしてリニスはアースラのメインルームから出ていった。
「とりあえずヒエン君運ぼっか?フェイトちゃん」
「そうだねなのは」
かくいう俺も身動きが取れないので二人にズルズルと引きずられながら医務室へと足を運ぶのだった。
やってきました医務室。
二人がノックして中へ入ると、案の定おられました我が担当医フィリス先生。
「あ、なのはちゃん、フェイトちゃんどうかしましたか……ってヒエン君!?」
なのはとフェイトの様子を確認したフィリス先生であったが、後ろでズルズルと引きずられている俺を見て驚いていた。
ここに来る途中もアースラクルーの面々が驚いた様子で見ていたのも記憶に新しい。
だがだからといって……
『ついにそっち方面に目覚めたのか!?』とか、『九歳の女の子にバインドをかけられて引きずられている……だと!?』とか、『なんという高度な変態プレイ!?』とか。
好き勝手言うんじゃない。
誰が好きこのんでこんな高度なSMプレイを九歳児に強要させるか!?Σ(゜Д゜)
というか俺はSMプレイは好みじゃない。
普通の価値観を持った普通の人間である。
「あの、フィリス先生……ヒエン君の検査を」
「……だいたい分かりました。すぐに準備しますね」
そしてフィリス先生はどこかへ電話をかける。
すると看護師と思われる人達が数人現れ、俺を抱えてベッドへと寝かしつける。
そして簡単な検査を受けた後に、急遽入院することが決まる。
俺の身体にかかっている負担が限界を超えているとのことで、十分に休まなければ危ないらしかった。
そしてなぜそんな身体に負担がかかったのかの状況説明を行った際に、フィリス先生が俺のオーバードライブの出力の数値を計測したのだ。
すると……
「一体なんですか!?この馬鹿げた出力はああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
見事に爆発したのである。
フィリス先生の大声に看護師さん、なのは、フェイトはビクリと身体を震わせる。
そして俺はというと……
「耳が!!耳があああぁぁぁ!!!!」
ムスカさんの如くのたうち回っていた。
そりゃ至近距離からあれだけ大きな声を出されれば誰だってのたうち回る。
しかしフィリス先生はそんな俺に気付かず、胸ぐらをつかみあげて怒鳴るように聞いてくる。
「一体全体どういうことですか!?こんな数値で活動していれば急に身体が動かなくなって当然です!」
「…………」
「貴方はなぜオーバードライブが管理局で浸透していないか分かりますか!?」
「…………」
「それはオーバードライブが一種のドーピングのようなものだからです。フルドライブが
「…………」
「聞いているのですかヒエン君!!」
「あの、フィリス先生?」
「なんですかなのはちゃん!」
「あ、あのヒエン君……たぶん気絶しちゃってます」
「え、えぇ!?」
チーン…………
「ヒ、ヒエン君!?ヒエン君ーーー!!!!」
目が覚めたのは翌日だった。
次こそ皆に説明会。
では、また(・∀・)ノ