最近、闇の書編が終わったらどんな感じで進めていこうか悩んでいました。
主に『Refrection』にいくか『Strikers』へといくかに。
そして悩み抜いた結果……天啓を得たのですよ。
『そうだ。悩むくらいなら両方やればいいじゃない!!』と。Σ(゜Д゜)
ほんでもって流れ的にVividにも乱入すればいいやみたいな(ヤケクソ
ほら、なのはの世界にはロストロギアやら次元漂流者とかいう便利な設定がありますし(震え声
フハハハハハハ( ´∀`)
妄想が止まらんぜえぇぇぇ!!!!
というわけで終わるまであと五年はかかるかも。
では、どうぞ( *・ω・)ノ
ヒエンside
俺は鮫島さんの止める声も聞かずに走り出していた。
鮫島さんの話によればはやてのお見舞いに行ったのは三人。
アリサ……すずか……そしてアリシア。
(く……迂闊だった……まさかアリシアが一緒だったとは!?)
フェイトの話ではアリシアは約一週間、高熱で学校を休んでいた。
そして昨日治り、今日から学校へ行った……という訳だ。
しかしアリシアの他にもなのはとフェイトも一緒に学校に行っている。
あの二人ならアリシアがはやてのお見舞いに行くと言い出しても止めているはずなのだが……
いや、それ以前にフェイトがアリシアにもはやてが闇の書の主だということを話しているはずだ。
(……と、今は考え事をしている場合じゃないな)
俺はすぐに念話のチャンネルをアリシアに設定し、声をかける。
『アリシア!聞こえるかアリシア!?』
『…………』
だが反応はない。
ならばと思い、今度はなのはとフェイトの二人に念話を送る。
『聞こえるか!?なのは、フェイト!!』
『『…………』』
が、なぜか二人にも通じない。
(くそ……こうなったら……)
『エイミィ!聞こえるかエイミィ!!』
俺はアースラで待機しているエイミィに連絡を入れる。
『はいは~い。どうしたの?なんだか慌ててるみたいだけど』
『緊急事態だ!アリシアがヴォルケンリッターと接触してるかもしれない!!』
『え…………ええぇぇぇぇ!!!???』
『俺は今から急いで現場へ向かう!エイミィはなのはとフェイトの二人に連絡を取ってくれ!念話を送ってもなぜか通じないんだ!』
『分かった。二人にはこっちからなんとか連絡を取ってみる。あとクロノ君とリニスさんにも伝えとく!』
『頼む!!』
俺は周囲に人がいないことを確認するとセットアップし、飛翔魔法を展開し、猛スピードで飛んでいく。
そしてふと……先程から感じていた違和感の正体に気が付いた。
(そうか……俺は勘違いをしていた……)
下を見ると今も下校している私立聖祥大付属小学校の生徒がいる。
確か原作……魔法少女リリカルなのはA'sにてはやてのお見舞い時間は夕方だった。
しかし……
(くそ!さすがに何もかも原作と一緒……という訳ではないか!?)
俺は両手のグローブから炎を噴射し、さらに飛ぶスピードをあげる。
(頼む!間に合ってくれ!!)
そして俺は祈りながら海鳴大学病院へと向かった。
ヒエンside end
◆◆◆
第三者side
現在、なのはとフェイトの二人は焦っていた。
なぜかというと……
「ま、まずいよフェイトちゃん!」
「う、うん……な、なんとかしないと」
アリシアがはやてと接触してまっているからだ。
二人ははやての病室の前でオロオロしていた。
ヴォルケンリッターとの接触を恐れた少年から『今日はやめておけ』と忠告を受けたため、二人とも律儀にそれを守っていたのだ。
だがここで二人とって予想外なことが起こる。
それがアリシアだ。
アリシアはこの一週間、風邪で学校を休んでいた。
その関係で一人だけはやてとの面識を持っていなかった。
実はアリサとすずかの二人は、今回のサプライズのお見舞いに乗じてはやてにアリシアのことを紹介しようと画策していたのだ。
それを二人から聞いて乗り気になったアリシアが意気揚々とはやてのお見舞いに行った……という訳である。
だが当然問題は発生する。
それがアリシアが未だに
というのもはやてが闇の書の主であると伝えるのをフェイトが控えていたのだ。
ただでさえ体調を崩しているアリシアにはやてのことを伝えれば、さらに風邪が悪化する恐れもあったからだ。
フェイト自身も姉の風邪が治ってから伝えればいいと思っていた節があった。
だが伝えていないツケがこんな形で回ってくるとはフェイトも全く予想していなかった。
なのはとフェイトはこのことを学校が終わってから三人に直接聞かされ、思わず口を大きく開けてあんぐりとした表情をしてしまう。
そのときアリサが『二人ともなんて顔してるのよ!?』と思わずツッコミを入れてしまったほどだ。
そしてなのはとフェイトはアリシアに急いで事情を説明して止めようとしたのだが……その日に限って運悪く掃除当番であったため伝えることができなかった。
二人は大急ぎで掃除を終わらせ、三人の後を追いかける。
セットアップして上空から飛翔魔法で車を追いかけてきたのだ。
そして今に至る。
『はやて、これプレゼント!』
『わぁ~、ありがとうなぁアリシアちゃん』
病室の中ではさっそくアリシアがはやてにお見舞いの品を渡していた。
なのはとフェイトの二人はどうするか小声で話し合う。
「フェイトちゃん、念話でアリシアちゃんに事情を説明するしかないよ」
「そうだね。今はそれしか方法がない」
そしてさっそくフェイトがアリシアに念話を送ろうとしたのだが……
「…………え?」
フェイトが驚く声をあげる。
「??……どうしたのフェイトちゃん??」
「……念話が送れない」
「え?」
「もしかして……まずい!なのは!!今すぐこの場から離れないと!?」
そしてその意味に気付いたフェイトがなのはに声をかけるが……
「動くな」
凛とした女性の声が二人の後方から聞こえる。
なのはとフェイトはゆっくりと後ろを見る。
そこには二人に厳しい視線を向ける女騎士……シグナムの姿があった。
その隣には今にも噛みつきそうな表情で睨み付けるヴィータ、少し苦い表情をしているシャマル、ジッと様子を見ている獣形態のザフィーラの姿もあった。
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はやてとアリシアは意気投合していた。
アリシアの人懐っこく明るい性格と、はやての朗らかで柔らかい性格は相性がピッタリであった。
「それでフェイトが慌てちゃって~」
「へえぇ。フェイトちゃんって意外とおっちこょいなんやなぁ」
アリサとすずかはそんな二人の様子を温かく見守っていた。
そんなときアリサがふと呟く。
「なのはとフェイトも来れれば良かったのに……」
「用事があるなら仕方ないよ。また皆で来よう?」
「そうね……また来ればいいもんね?」
「うん」
ガララッ……
すると病室のドアが開く。
「あ、
「え?」
そのときはやての呟いた言葉にアリシアが驚く。
「……シグ……ナム……?」
それは何度も聞いたことのある敵の名前。
それは愛しの妹を一度倒した敵の名前。
アリシアの脳裏に最悪の展開がよぎる。
(も、もしかして……闇の書の主って……)
カツカツカツ……
そのとき……
数人分の足音が響く。
アリシアも視線を向ける。
そこには……
「なのは……フェイト……」
気まずそうな顔をしたなのはとフェイトが現れる。
そしてその後ろから……
「ヴォルケンリッター……」
幾度もフェイト達と激突したヴォルケンリッターの姿もあった。
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──────
────
「あ、なのは!フェイト!」
アリサがシグナム達の前にいるなのは達に気付く。
「なのはちゃん……フェイトちゃん……大丈夫?」
すると二人の様子が少しおかしいことに気付くすずか。
すずかには二人がどこか焦っているように見えた。
「あ、大丈夫だよすずかちゃん」
「心配してくれてありがとう。なんともないよ」
二人は苦笑しながらなんでもないと否定する。
だがすずかにはそれが嘘だと分かった。
そしてアリサが二人に話しかける。
「あんた達、何か大切な用事があったんじゃないの?ここに来て大丈夫なの??」
「あ、えーっと……その……」
「実はやっぱり気になっちゃって……来ちゃった」
「来ちゃったって……あんた達……」
苦笑いで答えるなのはとフェイト。
そんな二人にどこか呆れるアリサ。
「あ、コートお預かりしますね~」
そのとき後方で控えていたシャマルが皆のコートを預かっていく。
そんななかすずかは部屋の雰囲気がどこか変わったことに気が付いていた。
(これは……敵意?)
すずかは困惑する。
なぜこの病室で場違いな雰囲気が支配しているのかが全く分からなかったからだ。
ここで話は変わるが、すずかは『夜の一族』という吸血鬼の一族である。
その関係ですずかの身体能力は非常に高い。
小学三年生であの高町美由希とタメを張れるほどの身体能力の持ち主なのだ。
身体能力が高い……
それすなわち普通の人間よりも五感も冴えているということ。
そんななかすずかの耳……聴覚は
(この部屋に……誰か向かってきてる??)
そしてその足音は部屋の前で止まった。
(誰なんだろう?看護師さんかな??)
しかしそこに入ってきたのはこの部屋にいる全員、予想だにしない人物であった。
そして部屋に入ってきた人物をみて全員が目を見開く。
「無事かアリシア!!」
そこには行方不明になっているはずの少年がいたのだから。
今日、HUGっとプリキュア見てましたけどついにアンドロイドまで出てくるとは……伝説の戦士って色んな敵と戦わないといけないんだね((((;゜Д゜)))
まぁ、ウチの主人公も次の幕間でアンドロイドと戦う予定なんですけど(ボソリ
では、また(・∀・)ノ